年率2.7%!公的年金運用(GRIP)に学ぶ長期で分散投資のコツ

公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(通称GRIP)が、保有銘柄を公表するなど、興味深いものがありますね。GRIPはクジラとも言われていますが、その投資額があまりにも巨額なので、GRIPの投資は世界が注目しています。

GRIPが自主的な運用を始めた2001年からの収益率は、平均2.7%と、資産を増やし続けているんですね。

投資 GRIP3

出典:GRIP

リーマンショックのとき(平成20年度)、東証TOPIX(東証株価指数)は、35%も下落したのに、GRIPは8%の損失で済んでいるのが、GRIPの収益の高さを裏付けているように思いますね。

こうしたGRIPの投資方法は、私たちにとっても参考になるもので、資産をちょっとずつ増やしていくには、先生のような存在かもしれません。

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GRIPの基本ポートフォリオ

GRIPのホームページを見てみると、基本ポートフォリオの資産構成は次の図のようになっています。

ポートフォリオとは、金融商品の組み合わせのこと

投資 GRIP

注目すべきは、円建て資産が60%だということ。残りの40%は、海外資産です。そうなんですよね、私はセゾン投信とアメリカ株くらいでしから海外資産は保有しておらず、国内資産が多いんです。

GRIPは、2014年11月以降に国内債券の割合を薄め、代わりに株式への割合を大幅に上げました。国内債券は60%から40%に下げて、下げた分を株式投資に回しているわけです。

ちなみに、平成27年度末の運用資産の割合はこちら。

投資 GRIP

これを見ると、まだ株式投資への余力を残しているということが言えるでしょう。

また、GRIPはリバランスを実施するのも特徴のようです。

ポートフォリオ運用を行う際に、相場の変動などにより変化した投資配分の比率を調整すること。ポートフォリオの一部を売却したり、買い増しをすることによって行う。    引用 野村証券

やっぱり、たまに売って利益を獲得しておくのが、投資では大事なように思いますね。

そして、世界への分散投資ですね。

手軽に、長く続けたい。そういうのにピタリのが、セゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が大人気ですね。

GRIPが保有している銘柄はなに?

2015年度末の運用成績と合わせて、個別銘柄についても開示初めてのことのようです。

2013銘柄もあったので、ここには書きませんが、GRIPのサイトで確認できます。

例えば、オリックス、三井住友FG、日産自動車、三菱商事、リコーなどを大型株を保有しています。東証TOPIXよりも、比重が高いようですね。ちなみに、私が保有しているクックパッドにも投資をしていましたわ。

クックパッドへの投資で損出たよ。人材流出でもう危機的状況

保有額の大きかった新興・中小の株では、ナカニシ、マクドナルド、ガンホー、セリア、フクダ電子などが入っていました。医療用ステンレスワイヤーを手掛ける朝日インテックにも、投資しています。

こうした幅広く、そして、長期に分散投資をしていた結果、運用資産は順調に伸びてきています。

投資 GRIP2

長期・国際・分散投資はキーワード

長期を見据えて、円建てだけではなく、海外資産も含めて、分散投資をしていく。

GRIPの投資方針は、とてもシンプルで大きく儲かる戦略ではなく、損失のリスクを小さくしながら、資産を増やしていく手法と言えますね。

GRIPの投資手法を紹介していた日経記事の言葉を借りると、

価格変動で資産の構成比率が大きく変化した場合、元の比率に戻す「リバランス」を実施するのも年金運用の特徴だ。

分散投資で投資を続けていると、調子のよい資産(例えば、株)がグングンと伸びて、自分が設定したポートフォリオとかい離する場合がでてきますね。そういうときには、いったん、利益を確定することで、リターンを高める手法です。

値上がりした資産を売り、値下がりした資産をその利益で買うことによって、リターンが高まりやすい。

GMOクリック証券などで購入できるインデックス投信を積み立てるのもいいし、ひふみ投信やセゾン投信のように、独立型投信で積み立てるのも、どちらも長期で運用できる商品なので、個人的にはおすすめです。

ひふみ投信で積立を開始。時間を味方につけた投資で果実を得よう

GRIPは銘柄の開示など、情報公開が進んでいきますが、単なる批判にさらされないように、GRIP側も自分たちの投資方針をもっともっと明確に、前面に出してもいいと思います。

マスコミや野党議員は、短期の結果だけを見て、発言しますが、そうじゃないよとしっかりと否定し、方針をだれもが分かるように発信し続けるべきですね。

年金投資方法は、短期でその評価をつけてはならないと思う。私たちの大切な年金を、長期で徐々に増やそうという選択。事実、増やしてきている。3ヶ月スパンの短い期間で評価すべきでないことは、明らかですね。

私は、セゾン投信ひふみ投信が好きなので、コツコツ、ぼっちらと投資しております。

以上、GRIPのお話しでした。

では。

※投資は各自自己責任でお願いします。

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