含み損の株は売却すべき?NISAではできない!損益通算を使えば節税につながる

geralt / Pixabay

この時期になるとぼちぼち考えますね。含み損を出している株の処分。

日本の株式もまた下がる傾向な感じですが、私の保有銘柄はその流れを先取りして下がっております(オイオイ)。

含み損はあまり気分のいいものではありませんが、そんなときもありますので、しばらく放置をしております。でも、この時期になると、結局ははやめはやめに処分して、次の投資資金にしたほうがいいなんていう悪魔のささやきが耳元でぼそぼそと聞こえてくることもあります。

だって、もうすぐ年末でしょ?

損を確定しちゃえば、来年は損益通算できて、節税につながるよ?

ということで、本日は、株式投資の「譲渡損失」「損益通算」のお話。

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含み損ってそもそもなんなのさ?

まず、含み損ってなんなの?って方もいるかもしれないので、含み損について超簡単に説明させてもらいます。

あなたが100万円で買った株が、90万円に値下がりしたとします。この時点では、値下がりしただけで、損が確定したわけではありません。90万円で売った場合に初めて10万円の損が確定するわけですが、そのまま売らずに持っていれば、10万円の含み損を抱えているわけです。

購入価格よりも値下がりした状態のことが含み損ですね。逆の場合は、含み益と言います。

株式投資

株式の譲渡損失って?

株式投資で譲渡損失というと、先ほどの含み損の状態を確定させた場合です。つまり、例で言うと100万円で買った株を90万円で売ったことにより、10万円の損を出したのが譲渡損失です。

私の保有銘柄も、含み益を出している銘柄もあれば、含み損を出している銘柄もあります。最近はこの含み損銘柄の下げがきついので、少々へこみ気味でおります。

損益通算をすれば節税につながるって聞いたけど?

この譲渡損失を出すことで、その損失を繰越することができます。株式の利益にも税金がかかるので、1年間の利益と損失を相殺することができるんですね。

これをするには、確定申告をする必要があります。

例えば、先ほどの例で言うと100万円で買った株を90万円で売った10万円の損失。

一方で別の銘柄(企業)に100万円で買った株が110万円に値上がりしたのでそこで売ったら10万円の利益です。

10万円の利益に対しては、20%の税金がかかるので手元に残るのは8万円です。復興所得税は割愛しています。この利益と損失を相殺することで、2万円の税金が返ってくるわけです。1年間の間であれば、通常、特定口座と言って証券会社が損益を計算してくれるので、確定申告も不要です。

損益通算の出番は、利益よりも損失のほうが大きかった場合です。

損益通算ができる場合

利益を差し引いても損が出る場合には、その損失を翌年以降の最長3年間各年の株の利益や配当から、損失額を差し引くことができる制度が「損益通算」というものです。

恥ずかしながら、この制度を利用したことがあります。損失を出してしまったので、利益と相殺したんですね。これは、節税になる方法でもあります。

このため、毎年年末に向けて損失を確定させる売りが出たりするわけです。含み損の銘柄はもう見込みがないなら、売って、節税もして、次の投資先に振り向けようという心理ということですね。

平成28年1月からは、株式だけではなく、債券と公社債投信についても損益通算ができるようになります。

株式投資

株式の譲渡損失は、期限が過ぎてもできます

毎年、確定申告は3月15日までです(年によっては土日になる場合、変更します)。

これが、大原則なのですが、わたしたち会社員のようにそもそも確定申告をする必要がない人については、この期限を過ぎた後も、譲渡損失や繰越控除を利用することができるんですね。

つまり、給与所得者の人ですね。

これは、5年後までの間は遡って税金を返してもらうことができるためです。

譲渡損失を出していて、翌年の確定申告をしていなかった場合は損益通算が使えないんですが、それを遡って使えるようにしてくれるわけです。

そういえば、同僚が住宅ローンの確定申告をせずに住宅ローン減税を受け損ねていましたが、遡って減税を受けていました。

確定申告を毎年出さないといけない人

事業所得や不動産所得があって、確定申告を出す義務がある人は、この遡り制度は利用できないんです。確定申告出し忘れたなんてことが通用しないわけですね。まぁ、当たり前ですが。

確定申告をした後に、株式の損益通算や繰越控除をしたい場合には、更正の請求といって救済措置をとってもらうことができます。この救済措置は、申告期限から5年以内に手続きが必要です(平成23年12月2日以後に法定申告期限が到来する国税に限ります。それ以外は1年以内)。

あえて損を確定することがいいこともあります

NISAの口座では、「あえて損を確定する」なんてことをする人はいないはずです。なぜなら、NISAでは繰越控除による損益通算ができないからです。

NISAはもともと利益に対して非課税の口座です。本来20%の税金が利益に対してとられるところを非課税(税金がかからない)にしてくれるので、損を出した場合の損益通算ができないわけです。

いいとこどりはできないわけですね。

将来、損を確定しないといけない時期があるかもしれない。そんなときにはちょっとでも節税したい・・・というあなたは特定口座で、いやいや、非課税の恩恵を受けたい!ってあなたならNISA口座を活用するといいでしょう。

私は、NISA口座をほとんど使ったことがないんです。絶対に勝てる投資なら迷わずNISAなんですが、絶対に勝てる投資なんていうのはこの世に存在しないですからね。

これから証券口座を開設されるなら、手数料引き下げでネット証券のなかでも手数料が安くなったカブドットコム証券がいいと思います。

この記事を参考にしてください。

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さて、私の保有銘柄。もうしばらくお付き合いしておこうと思います。

では!

コメント

  1. しらいゆうき より:

    今年はFXは史上初?の赤字計上しそうです。

    昨年は株の赤字計上しました。

    投資は儲かるばかりではないですね(*^_^*)

    • ジン より:

      しらいゆうきさん

      悪い年もあればいい年もあります。それが投資ですね。来年は今年の分も挽回するくらい儲かったらいいですね。
      私はもう2年くらい含み損銘柄がおりますわ・・・。もういいかな(笑)