定期預金退職プランの数字に飛びついてしまう愚か者にならないために。

退職プラン 愚か者

街に出かけると、銀行の店舗を見かけることがあると思います。

最近では、NISAを利用した投資信託、iDeCoを活用した老後資金の確保、住宅ローンなどが看板で広告されていますね。

そのなかでも、見るのが退職金を預けた場合の定期預金の利率の高さです。

定期預金は、日銀のマイナス金利政策以降、ダダ下がっているので、0.1%とか雀の涙程度の預金金利しかもらえません。

単に数字を見るだけで判断するのは誤りだったりもします。

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定期預金の満期でお金が増えるのはどっち?

さて、ここで問題です。


①年利1.2%の3ヶ月もの定期預金

②年利0.5%の1年物の定期預金


どちらが満期時にもらえるお金が多いでしょうか?

退職金の定期預金の広告で多いのが、①のような広告です。

会社の上司で何年か前に、退職金の話になった時に、(うる覚えですが)「退職金専用で、金利が1.0%を超えているから、それに預けたんだよ」って嬉しそうに言っていたのを覚えています。

「3ヶ月ものなんだけどね」

えーそれ間違っていますよ。と、心の中で呟いていました。

先ほどの答えですが、満期時に多くお金をもらえるのは、

②のほうです。

退職金を預ける商品の多くが3ヶ月もの

①の場合、年利1.2%ですが、3ヶ月ものですので、1/4にする必要があります。

例えば、1000万円を預ける場合、年利1.2%の12万円ではなくて、12万円×0.25の3万円ということです。

②の場合は、年利0.5%ですが、1年ものです。このため、1,000万円預けるとすれば、5万円です。2万円も違うんですね。

①年利1.2%の3ヶ月もの定期預金

 1,000万円×1.2%×0.25=30,000円

②年利0.5%の1年物の定期預金

 1,000万円×0.5%=50,000円

上司の話を戻すと、当時、ネット銀行などでは1年物定期預金が0.6%~0.8%くらいありましたので、そっちに預けるほうが断然お得だったのです。

3か月後に使う予定だったのかもしれませんが、発言からはそんな感じではなかったので、おそらく違うと思います。

会社員をしていると、ボーナス以上にまとまった金額を受け取れるのが退職金です。

老後の生活資金として、使われる人が多いので、少しでも賢く運用したいですよね。

退職金の平均は、1,747万円

フィデリティ退職・投資教育研究所「退職者8,000人アンケート 2015」(PDF)によると、退職金の平均金額は、1,747万円となっています。

統計 フィデリティ退職・投資教育研究所「退職者8,000人アンケート 2015」-min

出典:フィデリティ退職・投資教育研究所「退職者8,000人アンケート 2015」

その52.2%は定年後の生活費として使われています。

平均寿命が延びているなか、「長生きリスク」と言う言葉も出てきています。

退職金は、老後の生活を支えるモノともいえるだけに、金融商品の広告の味方と言うのを知っておくことは、現役時代から慣れておくことで自然と覚えることができます。

ちなみに、退職後後悔しないためにやっておきたいことは資産運用

統計 フィデリティ退職・投資教育研究所「退職者8,000人アンケート 2015」-min

出典:フィデリティ退職・投資教育研究所「退職者8,000人アンケート 2015」

退職後のお金に不安を持っている人は、半分以上(54.6%)です。

やっておけばよかったことの第1位が『退職後の資産形成(66.0%)』となっています。

キャッシュが入る仕組みづくりを現役時代から作っておくことが、老後の不安を少しでも緩和する唯一の方法だと思います。

この調査の裏を見ると、46%の人が退職後の金銭面に不安を持っていないということ。

多いと感じませんか?

私は思いました。

準備をしている人、投資を続けている人はかなりいるってことですね。

知っておこう「72の法則」

「72の法則」と言うのをご存知でしょうか。

元本が2倍になるのに、どのくらいの時間がかかるかを知ることができる法則です。

例えば、年利1%の運用をする場合には、元本が倍になるのに72年もかかります。年利0.1%だと720年もかかるんです。

年利3.5%でも、倍になるのに20.6年もかかります。

お金を増やすには、時間がかかるってことですね。

72の法則 利息-min

ちなみに、消費者金融の法令上限金利である18%だとたったの4年で倍になります。

住宅ローン以外のローンやクレジットカードの延滞・リボ払いなどをすることがいかに怖くて、愚かなものかと言うのが分かると思います。

ローン 金利比較

カードローン・リボ払い 14.6%~15.0% → 約5年で倍

なのです。

≫ リボ払いは地獄の始まり。転落する前にリボ払いは使わず、クレカは1回払いを徹底せよ。

若いときからコツコツと積み立てる

投資や投資信託を経験していくと、こうした金融関係の数字には徐々に慣れていきます。

例えば、外貨預金8%(1か月物)などには、飛びついたりしないと思います。

お金は使って初めて活きるツール。

若いうちには、どんどん自分にも投資すべきだし、家族ができたら家族の満足度を上げるためにも使っていくべきです。

貯めるばっかりはそれはそれで無駄な使い方とも言えます。

しかし、使うばっかりでは、将来のリスクを自分で大きくしていることになると思います。

積み立てを含む投資にお金を振り向けることが、自分の防波堤を築く唯一の方法ではないかと最近考えることが増えました。

あと数年で父が退職。そのときどんなお金行動をするのか、ちょっと気にしています。

ではでは。

≫ ズボラな積立投資が生んでくれる利益。ウェルスナビは国際分散投資が手軽にできる。

古い本ですが、役に立つ良書です。

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