新規上場する郵政3社(日本郵政、ゆうちょ、かんぽ)の配当利回りをライバル会社と比較。ホントに買いなのか?

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郵政3社(日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命)の新規上場が近づいています。先日、かんぽ生命の配当利回り5.2%ってすげーな!!って記事を書きました。言い訳じゃないんですが、これ日経新聞の記事に書かれていたんですね。

郵政3社新規上場!ゆうちょ銀行・配当利回り3.45%、かんぽ生命3.10%らしいのでぜひとも欲しいです
【この記事は、郵政3社の上場について書いたもので、8万人以上の方に読まれた記事です。その後も読んでいただく方が多いので、上場後の動向も追加しています。】 11月4日に新規上場する郵政3社がついに上場しましたね。 承認されたあとに出された

結論から言いますと、

間違っていました!!!

証券会社の方から連絡をいただきまして、かんぽ生命の配当利回りは実は違いますよ。日経記事は誤解を与える表現ですというようなことを教えていただきました。日経記者も間違えることあるんですね。

せっかく上場するんだから、各社の目論見書(新規上場する際に参考にする投資情報)を読みました。計算すると・・・・

うん、確かに間違っている!!!

かんぽ生命の配当利回りは5.2%ではなくて、3.10%です(配当性向を50%に引き上げた場合、売出価格仮条件2,200円の場合)。全然違うじゃん。先日後悔した記事は修正済です。この記事です

そして、今回は、郵政3社をホントに投資していいものか、ライバル会社と簡易比較をしてみました。

あなたはどこに投資する?

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郵政3社とライバル会社の比較

今回は、郵政3社それぞれ単独で見ていても判断しづらい面もあるので、すでに上場している類似企業と比較してみます。

比較項目は、予想PER、実績PBR、配当利回りの3つです。簡単に比較します。

PERとかPBRは割安かどうかの判断指標です。

そして、郵政3社(日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命)の27年3月期、28年3月期、30年3月期でそれぞれ配当利回りを掲載しておきます。

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日本郵政への投資を考える

郵政

日本郵政は、日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命を傘下に抱える会社です。日本郵便とゆうちょ銀行との親子上場となりますね。子会社のゆうちょとかんぽは、それぞれ将来は親元を離れる予定なので、残るのは日本郵便です。

日本郵便だけを見ると投資妙味はほとんどないなぁという印象なので、日本郵政への投資は考えていません。

ちなみに、日本郵便と捉えてみるとライバル会社はクロネコヤマトでしょう。宅急便の国内シェア40%以上の会社です。知らない人はいないですね。

クロネコヤマトとの比較

日本郵政と比較するのは、本来比較対象としては違うと思いますが一応。ほかにないので。

 日本郵政ヤマトHD
PER15.85倍23.79
PBR0.4倍1.76
配当利回り1.70%1.08%
配当利回り23.29%

PERは来期のため予想PER、PBRは実績値です。日本郵政の配当利回りは28年3月期予想、配当利回り2は30年3月期までに配当性向50%に引き上げた場合の予想です。いずれも、仮条件の売出価格は1,100円~1,400円の場合。

平成27年3月期の実績(配当)

すでに公表されている配当の実績を見ると、配当利回りは0.82%と全然高くはないですね。ただ、配当は上げていく方針なので、あくまで参考値。

H27.3日本郵政
配当金(円)11.13
配当性向38.2%
配当利回り0.82%

平成28年3月期の予想

株価が変動しないと仮定した場合、すでに公表されている業績予想に基づくと配当利回りは1.7%まで上がることになります。配当性向が25%に下がっているのは、上場後半年しかないためだそうです。

H28.3日本郵政
配当金(円)23.00
配当性向25.0%
配当利回り1.70%

平成29~30年3月期の予想

日経新聞では来期に配当性向を2倍に、という表現がありましたけど、目論見書を読むとこう書いていました。

平成30年3月期末までの間は、連結配当性向50%以上を目安に

来期(H29.3月期)とその次の期(H30.3月期)は、配当性向を2倍に引き上げるようですね。「までの間は」って表現がひっかります。H31年以降は知りませんよってことですね。

H29-30.3日本郵政
配当金(円)46.00
配当性向50.0%
配当利回り3.29%~4.18%
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ゆうちょ銀行への投資を考える

2郵政

ゆうちょ銀行はもっとも興味のある会社です。ここは申し込みをしておこうと考えています。先ほどと同じように、株価は仮条件である1,250円~1,450円を前提に計算。PERは来期のため予想PER、PBRは実績値です。配当利回りは28年3月期予想、配当利回り2は30年3月期までに配当性向50%に引き上げた場合の予想です。

平成27年3月期の実績

まず実績値である27年3月期です。配当利回りは3.52%と高いですね。

H27.3ゆうちょ銀行
配当金(円)49.26
配当性向50.0%
配当利回り3.45%

平成28年3月期の予想

こちらも日本郵政と同じく、配当を出すまでに上場後半年の期間しかないため、配当性向は25%となっています。配当利回りは1.79%です。

H28.3ゆうちょ銀行
配当金(円)25.00
配当性向25.0%
配当利回り1.79%

平成29~30年3月期の予想

来期以降は配当性向を2倍に引き上げることが新聞記事でもありましたね。そうなると、株価が変わらずと仮定した場合、配当利回りは3.45%と十分に魅力的な数字となります。

うん、やっぱり欲しい株だと改めて思いました。

平成30年3月期末までの間は、連結配当性向50%以上を目安に

H29-30.3ゆうちょ銀行
配当金(円)50.00
配当性向50.0%
配当利回り3.45%~4.00%

メガバンクとの比較

すでに上場している三菱東京フィナンシャル・グループと三井住友銀行、みずほ銀行との比較が可能です。

これで見るとPERからはゆうちょ銀行は割高ということが分かりますね。うん、高いなぁ。PERは投資判断をするうえで、最も重要な指標のひとつという認識なので、高いですね。

PBRで見るとゆうちょ銀行は割安という判断ができます。まぁ、倒産する可能性は限りなく小さいでしょうから、安心して投資はできます。

配当利回りは、来期以降で比較すると(配当利回り2)、高いですね。

 ゆうちょ銀行三菱UFJ三井住友みずほ
PER16.40倍10.048.18.91
PBR0.45倍0.680.710.72
配当利回り1.79%2.42%3.19%3.21%
配当利回り23.45%~4.00%

予定通り、ゆうちょ銀行への新規上場の申し込みは実行しようと思います。

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かんぽ生命への投資を考える

郵政3

かんぽ生命は、先日の日経記事の通り配当利回りが5%超えだったら文句を言わずに投資だなって思っていたのですが、計算誤りだったので、今は微妙な心境です。ここは一応、申し込みをしておこうと考えています。

先ほどと同じように、株価は仮条件売出価格である1,900円~2,200円を前提に計算。PERは来期のため予想PER、PBRは実績値です。配当利回りは28年3月期予想、配当利回り2は30年3月期までに配当性向50%に引き上げた場合の予想です。

平成27年3月期の実績

かんぽ生命の27年3月期の実績値ですが、配当利回りは1.9%となっています。高くもなく低くもなくという感じです。

H27.3かんぽ生命
配当金(円)40.88
配当性向30.0%
配当利回り1.90%

平成28年3月期の予想

今期は日本郵政やゆうちょ銀行と異なり、上場半年だからどうのこうのというくだりはありませんでした。すでに公表されている業績予想に基づくと、配当利回りは2.6%です。

H28.3かんぽ生命
配当金(円)56.00
配当性向41.1%
配当利回り2.60%

平成29~30年3月期の予想

すでに書いてきた日本郵政とゆうちょ銀行と異なり、かんぽ生命は30年3月期までの配当政策に対する目論見書のくだりはこうなっています。

平成30年3月期末までの間、当期純利益に対する配当性向30%~50%程度を目安に、1株当たりの配当の安定的な増加をめざします。

配当性向を50%以上にするとは書かれていません。上限値は50%と言ったところでしょうか。仮に50%で計算すると、配当利回りは3.17%となります。冒頭に書いたとおりです。

最高でその数字なので、めちゃくちゃ魅力的かというとそうでもないですね。

H29-30.3かんぽ生命
配当金(円)68.13
配当性向50.0%
配当利回り3.10%~3.59%

 第一生命・ソニー生命との比較

生保で上場しているのは第一生命やソニー生命(フィナンシャル・グループなので生命だけじゃないですが)、後は損保で東京海上を比較してみました。

 かんぽ生命第一生命ソニーF東京海上
PER15.36倍12.8815.3713.12
PBR0.65倍0.621.590.93
配当利回り2.60%1.86%2.73%2.38%
配当利回り23.10%~3.59%

これで見ると、配当性向を50%にするのであれば魅力的かなぁという感じです。郵政3社で唯一、業績予想は前年比増加を見込んでいますしね。

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まとめ

配当性向を今よりも2倍以上にした場合のまとめです。かんぽ生命は2倍ではありません。

H29-30.3日本郵政ゆうちょ銀行かんぽ生命
配当金(円)46.0050.0068.13
配当性向50.0%50.0%50.0%
配当利回り3.29%~4.18%3.45%~4.00%3.10%~3.59%

こうしてみるとゆうちょ銀行かなって思います。

かんぽ生命については、キャッシュフローで気になる点があるので、ちょっとパスかも。

でも一応申し込みはしておきます。

新規上場株に投資をする場合は、事前申し込みが必要です。当選した場合のみ株を買うことができます(上場後はもちろん誰でも買えますが)。

新規上場する場合は、証券口座をたくさん保有しておくのがコツだそうです。

郵政3社取扱のなかでは、SBI証券マネックス証券丸三証券岡三オンライン証券カブドットコム証券岩井コスモ証券が良さそうなので、ここで申し込むをする予定。

IPOは申し込みにお金が必要ですが、SBI証券岡三オンライン証券(今回から!)は、申し込み時に資金が不要なので絶対持っておきたい証券口座です。口座開設には時間がかかるので、まだ保有していない方は、今すぐ申し込みをしておきましょう。

おすすめ口座はこちら。

私も早速口座を開設しました。

では、また!

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この記事を書いた人

ふるさと納税、貯金ネタ、節約、株式投資、住宅ローンなど会社員の気になるお金情報を発信。30代、アラフォー、子ども2人。FP2級、宅建保有。
主に高配当株への投資。2019年は年90万円配当予定。
ブログは約4年間ほぼ毎日更新しています。大体21~22時頃アップ。

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コメント

  1. ボバ より:

    凄く解りやすい記事でした!
    ここまで纏めるのは結婚大変だったのではないでしょうか!?
    ジンさんの記事を読むだけで、投資判断が出来るくらい参考になります^^

    しかも証券会社から連絡が来るなんて凄いですね(゚д゚)!

    • ジン より:

      ボバさん
      ありがとうございます。三社の目論見書を読んでいたので、時間かかりましたw
      投資をしている人は少ないので、あんまり詳しく書いてもあれなので、シンプルなところだけ書きました。
      ありがとうございます。
      ボバさんも株式投資経験者ですものね。