新3本の矢「出生率1.8」の目標に向けて、男性の長時間労働の是正も盛り込んでほしい

政府は出生率を1.8に引き上げようと考えています。今の出生率は1.42(2014)なので、女性が一生の間に子どもを産む数は二人もいないということです。1億人以上の人口を維持しようと思うと1.8でも足りなくて、2.07くらいいるのだそうです。

出生率をあげるためには、いくつもの要因があると思います。そもそもの経済的な問題、保育時の待機児の問題、小1ギャップ、高すぎる教育費、男性の育児不参加・・・などなど。

この中でも、男性の長時間労働による育児時間が極端に少ないことは、大きな問題だと思います。

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長時間労働ってだけで育児参加できません

配偶者控除の廃止(来年の税制変更はなさそうですね)して共働きを増やそうとしている一方で、男性の長時間労働はぜんぜん話題に出ませんね。今回の出生率1.8へ実現するための項目でも、一言も出てきません。おいおい・・・。

結局、特に共働きの場合、両親が育児参加しやすい環境を作っていかないと、子どもを産もうなんて思わないんですよ。どちらかに育児が偏ると疲弊していくだけです。

どういうわけか、うちの会社もそうですが、残業している人=仕事がんばっている人みたいな風潮があります。ものすごくダサいけど、社内で生き抜くためには残業をがんばる人もいるわけで。

私もほとんど定時で帰ることはないですし、定時に帰らないとなかなか平日に子どもの顔を見ることはできません。

長時間労働ってだけで、育児や家事をする時間がなくなってしまうんです。

育児=母親の仕事ではない

育児は母親だけの仕事ではありません。仕事って言葉は語弊がありますが、母親を中心に考えられていることは確かです。周りにはイクメンも増えていますけど、まだまだだと思います。

専業主婦制度がいまでも色濃く残るので、なかなかその考えからの転換は容易ではないかもしれませんが、「出生率1.8実現します!」って3本の矢の一本に掲げているわりには、「男性の育児参加しやすい環境づくり」がないのは、ものすごく疑問です。

うちの会社もノー残業デーというその日は残業しないでさっさと帰りましょうって制度がありますが、カタチだけ。上司から早く帰れと言われることもなく、むしろ、さっさと帰ろうとするともう帰るのかくらいの雰囲気をぷんぷんさせられます。

時短勤務をとっているのは、母親のほうが多いと推測しますが、父親もさっと定時で帰らないと育児に携われないですよ。わたしの周りだけかもしれませんが、平日は寝ている子供の顔しか知らない、もっとひどくなれば子どもがなつかないなんて悲鳴もあります。

育児休業給付金は全額補償せよ

政府は低年金者に3万円ほどばらまく案を出しているようですが、バラマキとかもうやめてほしいものです。バラマキは一番しょうもない政策。先日、子どものなんたら給付金で3,000円支給されましたけど、それにいくら使ったんだろう。

厚生労働省が出している「平成26年度雇用均等基本調査(確報)(※PDF)」によると、男性の育児休業取得率ってたったの2.3%のようです。97.7%の人は取得していません。この2.3%のなかでも1年間取得しました!って方はほぼ皆無なんでしょうね。ちなみに女性は86.6%。

男性の育児休業

1,000人の企業でも23人しかいないんです。それが現状。

我が家もそうでしたけど、取得しにくいって要因もあるんですが、取得したくないって要因もあります。取得したくない(できない)というのは、給料の問題です。

現行制度では育児休業給付金は育児休業して最初の半年が給料の67%、もう半年が50%補償金として支給されます。

関連記事 育休中の給付金はいつ支給される?いくらもらえる?

しかも、上限あり。そうなんです。男性が育児休業とると家計が苦しくなるんですよ。我が家も、父親の給料収入のほうが高く家計もそれに頼っていますので、積極的に育休を取りにいけませんでした。

そもそも取得しづらい環境ですけどね。

ノー残業デーの徹底を

私の記憶が確かなら、クックパッドはノー残業デーに定時で帰ると残業代支給されるみたいです。残業はしたくないという気持ちとは裏腹に残業代がないと生活も苦しくなるという矛盾もあります。しなくてもよさそうな残業をしている人、残業代目当ての人ってのもいますが、さっさと仕事をこなして残業しない人がかっこいいという風潮を作りたいです。

もう残業している人=仕事している人って風潮ダサくないですか。

お金も時間も作る環境を

育児にはお金がかかります。統計とかで出ているよりもお金かかっていますよ。育児休業給付金100%。これにしてくれるだけでも、男性が育児休業しようって気持ちになる家庭は多いと思います。例えば、半年は父親、半年は母親ってのもできますよ。だって、どっちが休んでも家計には影響ないんだから。

後は、時間です。育児に携わる時間。育児休業を取得すると、仕事のしわ寄せがいきます。これで不満を持つ人は多いです。特に子どもを持たない独身世代、あるいは、子どもを持っても子育て参加していない上司、なかなか理解を得るのは難しいです。

育休取得は権利。それを声高々にあげるのは大切かもしれませんが、それが当たり前と思い過ぎて、周りの社員への配慮を欠く行動や言動は慎むべきですね。

育児に携わる時間を作る。

これって永遠の課題なんだろうなぁ。お金の問題(育休給付金100%や時短勤務の所得補償など)は、政府にどうにかしてほしいと思う。時間の問題は、妙案が思いつきませんが、私ができることは効率アップとやるべき仕事はきちんとこなしたうえで、周りの目線を気にせずさっさと帰る精神を持ち続けることです。

では。

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