ユニクロ株暴落。アパレル株を比較すると、業績を比較するのが大事だと改めて知る。

最近ユニクロに行く機会がめっきり減っています。少なくとも1か月に1回は行っていたと思います。買うものが特にないなぁと、思っていたらほかの方もそうみたいで、ユニクロを運営するファーストリテイリングの業績がめちゃくちゃ悪化していますね。

2016年8月期の通期業績を大幅に下方修正、純利益は前期比で45%減の600億円と従来よその1,100億円から500億円も下回ることに。

柳井社長は記者会見で「会社が膨張しすぎた。業績は不合格だ。」と言っていました。

業績下方修正を受けて、ファストリ株は▲13%と急落。すごいことに1社で日経平均株価を150円も押し下げました。

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ユニクロに行かない理由

個人的な見解ですが、ユニクロは「安くて質が高い」という商品が多かったので、好んで買っていました。

しかし、最近は2回ほど値上げしていることや消費税増税により価格表示を外税にしていることからレジで買ったときの負担感などもあり、思ったより安くないという印象を持ち始めました。

すると不思議なもので、足を運ぶ機会が減ってしまったのです。言葉を悪く言えば、同じ金額で服を買うなら、ユニクロで買うよりほかのブランドのほうがおしゃれですからね。

セールも毎週末にしているので、「また来週行ったらいいか」という心理も生まれています。その「来週」には、また同じことを思って行かないんですけどね。

株価は利益と連動する

今回の業績下方修正は、暖冬による影響で冬物が苦戦した結果のようです。ファストリの決算説明資料で確認すると、直近予想が年明け1月7日。ここから3ヶ月で500億円も純利益予想を下げています。

ユニクロ

株価は13%も下落していますが、こう見ると株価と業績は連動するんだなぁと改めて思いました。

過去10年の株価と利益を推移して、ちょっと表にしてみました。

【調べ方】

●株価はYahoo!ファイナスで各年末調整後の終値を利用。ただし、2016年4月は4月8日の調整後終値を利用。

●純利益は、GMOクリック証券(←おすすめ!)を利用。

すると、純利益の増加とともに株価も上がっていますね。連動性は高いというのが分かります。2012年末からのアベノミクスで株価はすんごい上がっていますね。今回の暴落で約3年ぶりの安値になっていますが、買い時と言えるかもしれません。純利益で行くと2011年・2012年と同じくらいになっています。

ユニクロ 株価

ほかの企業も見てみよう

ファーストリテイリング(9983)と同じ小売り・衣料品で、パッと思いつくのがしまむら(8227)、アダストリア(2685)、ユナイテッドアローズ(7606)です。今回はこの4銘柄を比較してみますね。ほかにも、スタートトゥディやANAPなどがあるので、見てみるといいかも。

この4銘柄の純利益を比較してみます。

【調べ方】

●株価はYahoo!ファイナスで各年末調整後の終値を利用。ただし、2016年4月は4月8日の調整後終値を利用。

●純利益は、GMOクリック証券(←おすすめ!)を利用。

 2016の数字:ファストリは2016年8月期決算予想公表値。しまむら・アダストリアは決算2016年2月期決算。ユナイテッドアローズは2016年3月期決算予想公表値。

比較しやすいように、2007年=100と指数化しています。こうしてみると、ファーストリテイリング(青軸)やユナイテッドアローズ(黄色)がぐんと伸びていますね。ファストリは2007年から今回下方修正した利益で計算しても、1.9倍になっています。ユナイテッドアローズも1.5倍。アダストリアとしまむらは同期間で1.3倍。

アダストリアは、一時最終赤字になっていますが、このところ持ち直していますね。

純利益推移

今度は、4社の株価を比較してみます。株価の数字は先ほどと同じくYahoo!ファイナスより。ファストリは2007年から3.3倍となっています。すごいですね。2007年で比較すると、ファストリやユナイテッドアローズが大きく上がっているのが分かります。

年末株価推移2

ここ最近では、アダストリアが元気ですね。2014年は最終赤字でしたが、そこから持ち直しています。株価も好調で2014年に買っていれば、約2.4倍にもなっています。ファストリは同期間で40%も下落しています。

やはり、業績が上がっていくかが株価上昇のカギですね。

ファストリほか比較

比較表のまとめはこんな感じでした。

過去の業績の見方

過去の業績を見て業績を予想

過去の業績は、それぞれの企業のIR情報に加えて、会社四季報でも確認できます。四季報は、証券会社の口座を持っていれば、簡単に見れますので、1つくらいは証券口座をもっておくといいですね。GMOクリック証券ではこんな感じ。ほかの証券会社もほぼ同じ。

四季報

赤色枠が過去の実績。青色枠が四季報の東洋経済新報社による予想。一番下の緑枠が会社の予想です。

有価証券報告書を見る

四季報では過去3年なので、もう少し長い期間を見たいときには有価証券報告書を見るといいですね。有価証券報告書は、企業のIR情報で掲載されている場合も多いですが、掲載されていない場合は、「EDINET」から見ることができます。

【「EDINET」を使った有価証券報告書の調べ方】

●書類検索をクリック

●①銘柄コードまたは銘柄名、②有価証券報告書、③全期間を選択して検索

画面で見るとこんな感じです。

EDINET0

EDINET

すると有価証券報告書の一覧が出てきます。

EDINET2

PDFをクリックすると、あとは読むことができます。

EDINET3ファストリ

色んな情報が載っているので、読み応えがありますよ。有価証券報告書は、四半期ごとに出される報告書と1年間の通期の報告書とありますが、「通期」を読むといいと思います。長期で比較することができます。

株式おすすめサイト

そのほか、QUICK Money Worldというサイトがあるんですが、そこでは今注目されている企業がピックアップされています。業績下方修正で株価も大幅に下がりましたので、みんな見ているんですね。

ファストリ

話題の株とかを知る機会になるかもしれません。

このほか、Yahoo!ファイナンス株マップ.comも使いやすいです。それぞれ情報が多いので、使いやすい物をどれか1つ使えばいいと思います。

企業を別の視点で見てみる

株を買うと株主になるわけですが、消費者目線とはちょっと違った目線で見ることができるようになります。これって、結構おもしろいです。

今日、ユニクロに行ってみたんですが、結局何も買わずに帰ってきました。いつもは週末なのでレジもにぎやかですが、私が行ったときは閑散としていました。

株価はいろんな要素があって決まりますが、業績が大事だということは改めて確認できましたね。

個人的には、ユニクロは好きなので、ファーストリティリングは買いたいですが、株価は下がったとはいえ単元株で260万円くらい必要です。うげげ。高すぎて買えない。

株式分割で流動性が高まる可能性も

ただ、東証は1単位の株価を5万円~50万円とするように指示しています。

➡ 参考 東京証券取引所

今後ファストリのような単元株が高い株は、株式分割の可能性が高いのではないかな、と個人的に考えています。1単位の株価が下がれば、買いやすくなるので、流動性が高まり、株価上昇のキッカケにもなるかもしれませんね。

最近では、小野薬品が1単位200万円を超えていたのが、1株→5株への株式分割を実施し、50万円くらいで買えるようになっています。

小野薬品

日経平均株価が軟調だけど、なんのその。株式分割公表後もさらに上がっています。流動性が高まるというのは大事なことですね。私も保有株で分割した銘柄がありますが、勝手に所有する株式が増えるのでうれしいものです。

ファストリは、世界4位のファストファッションの企業です。日本を代表する企業。これからも応援したい企業です。

今回、いろんな業績を調べるときには、視覚的に分かりやすくまとめてくれているGMOクリック証券が便利です。証券口座の開設には、マイナンバーなどを準備する必要がありますが、一つは持っておくといいですね。ちなみに、手数料も安いのがGMOクリック証券です。

株安が進んでいますね。株安というか、大暴落していますね。株価が下がると、株に興味が出てくるジンです。さて、証券口座を持っていますか。私も証券口座は複数保有していて、主要なSBI証券...

➡ GMOクリック証券

では。

この記事良かったです。

➡ 苦境のユニクロは「買い」なのか? バフェット流12の視点で分析する=八木翼