我が家は、車を保有していません。保有したことがありません。
普段は、カーシェアリング「タイムズカーシェア」を利用し、お盆や年末年始、旅行のときには、タイムズカーレンタルを利用しています。
カーシェアやレンタカーの利点は、いろんな車を乗れることなんです。これはある意味楽しみでもありますね。
車は、私は(単なる)「移動手段」として考えていたので、お金をかけすぎないというのが我が家の考え。
夫婦二人とも田舎出身なので「車は一人一台」という感覚も持っているんです。
この年末に帰省した際にレンタカーを借りたわけなんですが、初めて出ました。
クルマを欲しいという気持ち。
車を持った場合にどんな家計への影響があるのか、試算してみました。
車はどのくらいの人が保有しているの?
出典:内閣府「消費動向調査」より作成
まず、車の保有率ってどうなっているんだろうと思って調べてみました。
内閣府の統計「消費動向調査」によると、車の保有率って8割を超えているんですね。
た、高ッ!
えっ・・みんなそんなに持っているの?
ただ、20代世帯の乗用車保有率は5割を割るなど、若い人は車を持たないこと人も多いですね。
私が20代のときは、二十歳になると友人はほぼ全員車を持っていましたが、地域にもよりますが、車離れは加速しているようです。
車を持つうれしさ
年末年始の際に、レンタカーを借りた際に、
「車ってかっこいいな」
って思いました。マツダのCX-5だったんですけどね。
こういうかっこいい車に乗ったとき、「車を持ちたいなぁ」という感覚がありました。初めてのことだったので、自分でも驚きです。
子どもの頃は、ほとんどの移動手段が車だったこともあって、車の思い出が多いです。我が子も、車に乗ることも大好きで、「ドライブしたい~」とせがまれることもあります。
家と同じで、「所有欲」ってありますね。
車に対しては持たないだろうと思っていたのですが、車を持ちたいという気持ちが出てきました。これが、兄弟ができると余計にそう思うんではなかろうかと思います。
車をもつ「所有欲」といつでも気軽に車で移動できる「便利さ」がありますね。
カーシェアの場合、所有欲は満たされませんが、利便性はかなり高いです。しかし、マイカーのように自宅にある駐車場への「距離」の短さにはかないません。
車を持つコスト
維持費は一体いくらかかるの?
ただ、車を持つことってそれなりのコストがかかってきますね。
●車体費
●駐車場代
●ガソリン代
●自動車税
●車検代
●自動車保険
●洗車代
●メンテナンス代
こうしてみると、かなりの支出項目があります。
例えば、ミニバンだと年間50万円~60万円の維持費(月4万円~5万円)がかかるようです。
年収別にみると、総務省の家計調査では、年間20万円~40万円(月1.6万円~3.3万円)を自動車にお金を費やしていることが分かります。
我が家の場合は、カーシェアリングを利用していることがほとんどなので、月5,000円を使うかどうかというところです。
レンタカーも含めれば、年間15万円(月1.2万円)くらいは車代として利用していますね。
価格コムあるいは家計調査と比較しても、安く済んでいるので、購入をするほうが家計へのダメージは大きいと言えます。
余談ですが、我が家の場合は、マンションの駐車場代だけで月2万円以上しますので、車を保有しないほうが圧倒的に安いわけです。
ライフプランシミュレーション
簡易ですが、ライフプランシミュレーションをしてみました。
車を購入しない場合と、10年ごとに300万円のクルマを買い替える場合を比較して試算すると、約1,000万円の差が出ました。
なお、自動車検査登録情報協会によると、2016年3月末時点の平均車齢は8.44年。平均使用年数は12.76年となっています。車の車体価格って年々上がっているので、長く持つ人が増えているみたいですね。
10年ごとの買い替えと考えてみましたが、約1,000万円の差はでかいです。
参考 自動車検査登録情報協会
もちろん、買い替えの時期や車体費を変えれば、この差は縮まります。
しかし、縮まるとはいえ、埋まることはありません。それだけのコストをかけるべきなのか、というのを知ると冷静になれます。
お金を貯めたいなら車をあきらめる
1か月1日しか利用しないなら4.6万円損?
車の利用率を考えると、どうでしょうか。
月5万円かかっているとすると、1日あたり、約1,600円のお金が出て行っているわけです。我が家の場合は、月に1回車を使うかどうかというところ。
1か月30日として、29日は利用していないわけです。使わないものに約46,000円(1,600円×29日)もかける?
車を持ちたい。
そういう気持ちは芽生えましたが、やはり我が家の家計にとっては、あまりにも高すぎる支出です。
所有欲を満たしたいという気持ちもありますが、お金の使い道を考えたときに、ほかにも使うことがたくさんあります。
家計の自由度を重視
私は、家計の自由度を重視します。
将来の支出は予測できるようで、できない部分が多いんです。「こんな出費は予定していなかったな」ということはありませんか。その時に対応できることが家計の自由度が高いということ。
それには、コツコツ貯金をしていく必要があります。
「貯金がすべて」ではありません。
お金は使ってなんぼです。
それでも、「不測」に備えて貯金をしていくと、安心感が生まれてくると思います。
欲しいは欲しいんだよ
あーーこうして頭でわかっていても(いつかは)車が欲しいわっ!!
カッコイイ車って運転していてワクワクしましたね。
これが車を運転する楽しみなんだと思います。自分にもこうした気持ちが生まれるなんて、予想にもしませんでした。
日本には有数の車メーカーがたくさんあります。
「運転する楽しみ」「ワクワク」を生む車をもっと作ってくれそうですね。
稼ぐ力を高めて、車を持つ!という小さいながらの夢をいつかは実現したいと思います(矛盾している!)。
クルマ欲しいね!
ではでは。
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