10月権利日の株主優待銘柄は少ないですね。
株主優待は、投資をする際の楽しみのひとつでもありますが、今年はコロナ禍の影響により、株主優待を廃止している企業が増えています。
クオカードなどの金券類の株主優待は廃止されやすいですね。
一方、自社製品、自社店舗の割引券などは、金券類などと比較してコスト負担も小さいことからか、株主優待が廃止されるリスクは小さいです。
- 10月権利優待銘柄
- 株主優待は自社製品割引(廃止リスク低い)
- 業績好調
10月の権利優待銘柄のなかで、今気になる銘柄である神戸物産(3038)を取り上げます。
業務スーパーが絶好調の神戸物産(3038)
業務スーパーのフランチャイズチェーンを展開している神戸物産。
神戸物産と聞くと、知らない方も多いかもしれませんが、「業務スーパー」と聞くと知っている人も多いのではないでしょうか。
2020年7月末現在、全国に866店舗の業務スーパーを展開しています。
この業務スーパーのフランチャイズを展開している上場企業は、G-7ホールディングス(最大)やマキヤなどがありますね。
業務スーパーは、私は近くにないのであまり利用したことはないのですが、コロナ禍の影響は全くなく、むしろ好調に業績は推移していますね。
緊急事態宣言のときには、業務スーパーには多くの人が来ていたわけですが、緊急事態宣言解除された後も、落ち着きはあるものの好調に推移。
月次は全国全店65ヵ月連続で前年同月比100%超えを達成しています。
- 業務スーパーのフランチャイズを展開する大企業
- 全国800店舗以上で目標は1000店舗
- コロナ禍でも業績好調
業務スーパーがここまですごいとは、正直想像できていませんでした。
神戸物産の業績推移
神戸物産の業績は極めて好調です。
年々、業績は上がっています。株価は10年で約38倍とすさまじい伸びを見せていますね。
営業利益率も6.5%と徐々に収益力も高まっています。
神戸物産は、業績の約9割は業務スーパーのフランチャイズによるものですが、飲食店の経営や太陽光発電事業なども手掛けています。
エコ再生エネルギー事業は、売上は1%、利益は2%程度と大したことはないですが、利益率は15%と非常に高いですね。
今後も増えていけば、第二の収入源となるのかもしれません。
神戸物産の株主還元
神戸物産は、株主還元も積極的で毎年のように配当金を増やしています。
配当性向はわずか20%程度という低さですので、十分な増配力を有していますね。
減配リスクは低い銘柄と言っていいでしょう。
配当金を増やす増配率も20%前後で推移しており、非常に高いので保有するだけで配当金収入が増えていく銘柄ですね。
株主優待
株主優待は、業務スーパーで使うことができる商品券がもらえます。
100株保有であれば1000円分もらえますが、3年以上保有すると3,000円と優待利回りがアップします。
普段、業務スーパーを利用している方にとっては、神戸物産の銘柄を保有するメリットは大きいですね。
【2022年10月の権利確定日】
- 10月末日が権利確定日の権利付き最終日は10月27日(木)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、10月31日(月)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
神戸物産の財務面
神戸物産の財務面もチェックしておきましょう。
自己資本比率は30%未満と低い水準ですが、改善傾向にありますね。
フランチャイズビジネスであり、定期的な収入源があるので、それほど心配しなくていい会社です。
自己資本比率は30%程度
財務の健全性を見る指標の一つであるネットDEレシオは0.28倍と1倍を大きく下回っており、健全と言えますね。
キャッシュフローは潤沢
また、キャッシュフローは、現金を稼ぐ力である営業キャッシュフローがしっかりと伸びていますね。
フリーキャッシュフローもプラス推移となっており、理想的ですね。
株価の推移
株価は、8月下旬以降に大きく売り込まれています。
コロナ禍のなかでは、月次も良かったですが、やや落ち着いてきたこともあって売られています。
個人的には25日線をしたから突き上げてきた感のあるチャートは好みです。
指標面ですが、PER46倍と決して割安ではありません。
時価総額は約8000億円と、いったん見えた1兆円が遠のいていますが、いずれ超えてくるでしょう。
業績良く、成長性、と申し分ない銘柄ですね。
神戸物産は10月優待銘柄+成長株
業務スーパーがなくなることは想定しづらく、むしろ、コロナ禍の影響による収入減を考えると、業務スーパーの利用は今後も増えていくのではないでしょうか。
お客さんはいつも多いですし、支出を抑えられるのは魅力のお店ですね。
- 10月株主優待銘柄(業務スーパーの商品券)
- 期末一括配当、9期連続増配と増配が続いている
- 業務スーパーのフランチャイズを展開
- PB商品3割以上に増え、営業利益率も向上
- 財務は自己資本比率は30%、ネットDEレシオ1倍以下と健全
- 株価はやや落ちているものの成長力に陰りなし
数少ない10月優待銘柄のなかで、生活コストを下げる優待内容と業績の良さは魅力的ですね。
株式分割により投資しやすくなっていますが、まだ単価は高いですね。
以上、業務スーパーのフランチャイズ展開で好調な神戸物産でした。
ではでは。
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