「赤ちゃんの心臓に穴があいているかも。」
そんな素っ気ないメールが相方から来たのは6ヶ月前のこと。
仕事をしていた私はえっ?えっ?という感じで、気付いたらトイレの個室に入って、「赤ちゃん 心臓 穴」ってスマホ片手に検索していました。
とにかく欲しかったのは安心する言葉です。
赤ちゃんはものすごいスペースで成長します。生きる力を思う存分使っています。 子どもに対して親ができることとは?
これから親になるプレパパママさん。親になるのって大変じゃないんですよ。
やることはただひとつです。もうすぐ親になるプレパパママさんに読んでもらいたい。
photo credit:
Sergiu Bacioiu via
photopin cc
赤ちゃんの心臓に穴が開いているとわかった経緯
1ヶ月検診の時の疑問
我が家は小さな産婦人科で産みました。待望の第一子。地元では有名な産婦人科です。
そこでは、生後半月検診と1カ月検診をしてくれます。
その生後1カ月検診でなんとなく相方が不安(疑問?)に感じたのか、翌朝には、 「小児科にも行ってくらー」って、行っておりました。 その病院で言われたのが、 「心臓に穴が開いてるかもしれないね」 だったそうです。
いわゆる
心雑音が聞こえるってこと。
心雑音って?
心雑音とは、
心臓には血液を全身に送り出す収縮期と、血液を心臓内に貯めこむ拡張期の2つの周期があります。 心雑音はこの収縮期に発生する雑音(収縮期雑音)と、拡張期に発生する雑音(拡張期雑音)があります。 これらは心臓内で発生する音で、主に血液や、弁が音源になっています。 一方、心臓を包む心膜という薄い膜が原因でおこる雑音があります。 これは心臓の外で発生する音です。ー引用:北海道心臓協会ー
要は聞こえてはいけない雑音が聞こえるというのです。
この割合は100人に1人くらいはなるそうです。意外に多いなぁというのが第一印象です。心臓に穴が開いていると聞こえる
心臓は学校で習ったように4つの部屋でできてます。
出典:循環器病サービス
その部屋同士は、お互い行き来できないらしいですが、穴が開いていると静脈やら動脈やらに余計な負担がかかってしまうようです。
本来かけてはならない負担が心臓にかかるわけですから、あまりいいお話ではありません。
お医者さんの話によると、赤ちゃんができなころは(お母さんのおなかの中でね)、心臓に部屋はできてないようですね。
それが成長するにつれて部屋ができて、部屋と部屋の間仕切りは塞がっていくようです。
エコー検査
精密検査を受けたほうがいいって言われたので、小児科ですぐに紹介状を書いてもらい、エコー検査を受けることにしました。エコー検査って大きな病院しかできないんですよね。
相方からは「仕事休める?」と聞かれましたが、それよりも大事な仕事なんてないのですぐに休むと言いました。 エコー検査を受けたのは、大きな病院ですが、疲れ果てました。
とにかく受付やら手続きやら回るところが多くて、親の私たちも初めてだし、赤ちゃんもまだ1カ月だし・・・検査受けるまでに長い時間を要しました。 病院ではこんなものが渡されます。
出典:パナソニック外来患者システム
次どこ行ってーということを教えてくれます。病院のシステムってすごいな。支払いも最後はこれでします(乳幼児なのでタダですけど)。
エコー検査の結果
受付をしてから3時間後にようやく受けることができたエコー検査の結果は、 「心臓に穴が開いているね」 というものでした。
ただ穴の大きさがそれほど深刻なものではなくて(3mm以下)、6カ月後に再検査しましょう。 もしふさがってなかったら手術の可能性もありますね。
とりあえず、6カ月後に。 その日はそれでようやく終わりました。「深刻なものではない」ってフレーズが親の私たちの心をほっとさせてくれたのを記憶しています。
6ヶ月経って再検査を受けた
先日、再検査を受けてきました。結果は、
「穴は塞がっているね。よく頑張りました。異常ありません。」
この6カ月は心のどっかでずっと心配をしていました。本当にほっとした日です。
心雑音はよくあることかも
心雑音はよくあることかもしれません。でも、心臓に穴が開いていることで体重が増えにくかったり、顔色が悪かったり、最悪の場合もあるわけです。
そして、「まさか、自分の子に限って」という誰もが思うフレーズは私たちのなかにも存在してました。
子どもの健康は親の切なる思い
この6カ月は心配しながらも、順調に育つわが子を見て楽しい日々でした。 子どもの健康ほど大事なことはないなぁと実感もしました。そのことで、あっ、親になってるんだ、なんて改めて実感したりもしました。
親がやるべきたった一つのこと
親が子供に対してやるべきことはひとつです。
愛情を注ぐこと
これほど大事なことはありません。必要なことはありません。 私は不器用なのでそれがどういうことか分からなかったので行動することしか思い付きませんでした。
1カ月検診のあとは残業は一切やめて毎日早く帰ってお風呂に入ることにしました。それを自分の中で決めて実践しました。
残業が必要なときは、前業(ぜんぎょう)のため早朝出社をしていました。今でもたまにしていますが。 とにかく
子どもとの時間を作ろうと思ったのです。
愛すること
ちょっとこの記事を書こうか迷いましたが、書くことにしました。 なんかきれいごと言ってんじゃねー!なんて思われるかもしれません。
結局、大丈夫だったから記事を書いたんでしょ?って思われるかもしれません。 実際のところは自分自身でも分かりません。
大丈夫だったから書いたのか、大丈夫じゃなくても書いたのか。 私たち親が子どもにしてあげることができるのは、「愛情を注ぐこと」それは信じて疑いません。だれでもできます。貧乏でもお金持ちでもできます。
プレパパママに読んでもらいたいなぁーって思ったのは、育児に不安を持っている方もいると思うので、「愛情を注げばいいんだよ」、育児なんて正しいことなんて分からなくてみんな親やってんだからってことを伝えたかったのです。
んーあとは、息子が反抗期になってイライラしたときに自分が読み直して、愛情を注ぐってことを忘れないようにと思って。って忘れることはないですけどね。
あーほんとホッとした!親の心の不安は子どもに伝わるので、まずは親がドシッとしておくことも大事ですね。 自分が親できるかなぁ~なんて心配は無用で赤ちゃんと一緒によちよち歩きで頑張るしかないんだろうなぁー。
子どもの笑顔が絶えない日々を作っていこう!
でわ!
コメント
こんばんは~
閉じてきてよかったですね。
もう安心だと思いますよ。
うちの甥っ子はこれで生後1ヶ月で突然亡くなったので・・・
(死因に納得できない弟夫婦が検死を依頼わかったんです)
小さい産科は本当にダメですね。
異常をみても気づかないですから。
しーさん
こんばんわ。コメントありがとうございます。そうでしたか。甥っ子さんはご愁傷様です。涙が出ます。なんと言葉をかけてあげていいのかわかりません。すいません。
子どもは元気に生まれてきてほしいです。とにかく元気で、健康でいてくれるだけで周りをしあわせにしてくれますから。
早く気付くと手術をすることもできるらしいですね。最初の検診の時に色々とお医者さんに教えてもらいましたが、記憶に残っていません。
しーさん、ありがとうございます。
同じ第一子を持つ父親として気持ちすごく分かります!
ましてや、厚木市のネグレクト記事を読んだ直後だったので、尚の事『子供に注ぐ愛情』を考えていました。
お子さん健康体で良かったですね^^
うちは皮膚が弱いので、発赤が出来る度に胸を痛めていますよ(・_・;)
健康ですくすく育って欲しい事を切に願います(´∀`)
ボバさん
私は少し楽観的なところがあって、自分の子供に限って・・・ていうのがどこかにありました。ましてや心臓のことだったので、会社のトイレの個室に入って「なんでうちの子が・・・」ってなっていましたわ。でも、心臓の穴も塞がっていたようでよかったです。
皮膚が弱いのですか。赤ちゃんの肌はとにかくデリケートらしいですしね。わが子は生後から保湿クリーム塗りまくってます。
お互い第一子の親として、子どもの健康を第一に考えながら育てていきたいですね。
ボバさん家は離乳食弁当も作ってもらってお子さんもめちゃくちゃしあわせだと思います。
お会いしたことはありませんが、ボバさんもボバママもめちゃくちゃいい親だと思っていますよー。ブログからそれが伝わっています。
すごく良い意味で刺激になっています。よく家でもボバ家の話をしています。笑
お互い楽しくがんばっていきましょう!
ふさがってよかったですね(*^_^*)
子供は親を選べませんから、せめて親としては
どんな子供でも、面倒を見なければいけないと思います。
もう少し大きくなって目が離せなくなると
もっと大変ですよ。
どうしても自分と比較してしまいますので
一人前になるまではいろいろと不安です
しらいさん
ありがとうございます!そうですね。子どもにとっては親しか頼るものはいないので責任をもって育てていきたいと思います。
昨日はちょっとハイハイやり始めたので遊んでました。目が離せなくなる日は近そうです。
自分と比較ですか。なるほどー。子育ては自分の成長にもつながりますかね。また、色々と教えて下さい。いつもありがとうございます。