中古マンションのチラシが増えてきましたね。新聞を取っていると、チラシが入るのでこうした情報にも目を通す機会があるかと思います。
マンション購入となると、人生に一度あるかないかの大きな買い物です。ちょっとびびります。
買い物となると「いいモノ」を買いたくなります。
「いいモノ」=「価値がある、生活しやすい」ではありません。
マンション選びをしていると、どうしてもスペックに目がいき、判断を鈍らせる場面に遭遇します。
特にマンション購入の際には、「自分たちの生活がしやすいか」という視点が欠かせません。
マンション購入のポイント
物件探しをする前に決めておくポイントがあります。
ざっくり羅列してみると、このくらいは考えておくといいですね。
○住みたいエリア
○築年数
○間取り
○専有面積
○駅からの距離
○階数
○予算
○住宅ローン控除が使えるか
○相場観の養い方
ひとつずつ簡単に見ていきます。
住みたいエリア
住みたいエリアは、通勤に便利、子どもの学区などが頭に入ってくると思います。
我が家の場合は、夫よりも「妻の通勤に便利か」「小学校区はいいか」という視点で探しました。
地元でなければどの小学校区がいいかは分かりません。我が家も地元民ではないため、よく分かりませんでした。
ただ、この場合、2つの方法でアプローチすることができます。
(1)小学校区の口コミサイトを活用する
(2)中古物件のチラシを見る
口コミサイトをどこまで信用するかというのはありますが、私が使っていたときには意外に使えました。
もう一つは、中古物件のチラシです。我が家は賃貸で済んでいたので、毎週チラシを見る機会がありました。
すると、「人気の○○校区」「○○校区でお探しの方がいます」などの表現を見る機会があります。その校区は、不動産屋としてもセールストークに使えるので使っているわけです。
築年数、間取り、専有面積
築年数
新築の場合は、気にする必要はありませんが、中古物件の場合は築年数が気になりますね。
ひとつ見ておきたいのが、住宅ローン控除の築年数要件です。
耐火構造(主にマンション) 築25年以内
非耐火構造(主に木造一戸建て) 築20年以内
住宅ローン控除は、年末残高の1%の所得税(所得税で引ききれなければ住民税)を減税してくれますので、家計の味方です。
住宅ローン控除の築年数を超えている物件は無条件で外しました。
また、大規模修繕は10年~15年に一度するので、大規模修繕後かその前かで悩みますね。我が家はこの点は、気にしすぎることなく、探しました。
間取り
マンション選びの場合、間取りは重要です。
標準的な間取りのほうが、出口(売るとき)のときに苦労しないと思い、ごくごく普通の間取りを選びました。
立地によってはいびつな間取りの物件もありますが、選択肢から外す方が無難です。
専有面積
専有面積は、使い勝手もよく予算との兼ね合いで「70㎡~80㎡の3LDK」などというような感じで、ざっくりでいいです。
100㎡を超えると、予算も跳ね上がりますし、購入できる人が極端に減ります。
予算と子育てのことを考えると、「70㎡~80㎡の3LDK」は人気の高い専有面積です。
階数
マンションの場合、どの階数を選ぶのかというのは結構悩みます。
「マンション選びでタワーマンションを選択肢から外した3つの理由」にもあるように、我が家はタワマンは外したのですが、高層にあこがれているわけではありませんでした。
結論から言うと、5~10階というのが理想的です。
階段でも上がれる階数は、毎日の運動や災害時のときにも対応できるというメリットがあります。
火災のときには煙は上に上がっていきます。エレベーターの利用も危険で、非常階段を利用することになるので、「降りれる階数」というのが、もしもの場合です。
消防署に聞いてみると、今のマンションは作りもしっかりしているので、ほかの部屋へ火が移るということはまれのようですが、洗濯物を伝って火が上がることもあるとのことでした。
5階~10階も、それなりの眺望も手に入ります。なかなか満足できるものです。
ディスポーザー
マンションによっては、ディスポーザーがついています。
我が家もたまたまついていましたが、超快適です。
三角コーナー不要になります。生ごみを処理してくれるので、とにかく便利です。
駅からの距離
「駅近マンションを購入して良かった点、悪かった点を踏まえたマンションの選び方とは?」にもあるように、駅から徒歩8分くらいまでの物件を目安とするといいですね。
利便性と資産価値を見たときに、外せない距離でした。
「貸しやすい。売りやすい。」というのもありますが、マンションなのに徒歩10分も歩きたくないという人は案外多いものです。
おまけに、駅からの歩行者導線も大事です。
暗い道を歩くのか、明るい道を歩くのか。
坂を上がるのか。平坦な道なのか。
どちらがいいかは一目瞭然です。ベビーカーを押しながら歩く、残業や飲み会で夜遅くに帰るというときを想像してみましょう。
加えて、「各停の駅は外す」、「2線以上利用できる」なども利便性を高めてくれます。
予算と相場観
予算設定はとても重要ですが、「みんな年収の○倍まで借りているからウチも大丈夫」というのは、危険です。
毎月の住宅ローン返済が、手取り月収の15~20%以内というのがひとつの目安です。
手取り40万円であれば、80,000円くらいが目安です。教育資金などの貯金も考えると、住居費を上げすぎないのがコツです。
相場観
現地を見る。
これに尽きますが、SUUMOやマンションnavi などを活用しながら、ネットでも情報に触れましょう。そして、物件を見るのが大事です。
加えて、週末の不動産のチラシも見ておくといいですね。このときに「記録を取る」というのをしておくと相場観もついてきます。
そして、不動産業者に案内してもらって実際に見にいきましょう。新築マンションのほうが見に行くハードルは格段に低いので、新築マンションから見るのも手です。
マンション選びのポイント・まとめ・
我が家がマンション選びの際の考えていたポイントをまとめてみました。不動産屋のチラシからもいろんな情報が得られます。
○住みたいエリア 「小学校区」「通勤」などの観点で
○築年数 「10年前後」
○間取り・専有面積 「70~80㎡の3LDK」
○駅からの距離 「徒歩8分以内」
○階数 「5~10階」
○予算 「手取り月収の15~20%以内」
○住宅ローン控除が使えるか
○相場観の養い方
物件が見つかるまで、時間がかかるときもあります。すぐに見つかるときもあります。
前者の場合は、不動産探しのなかで自分たちの考えが確立されていきますが、後者の場合はすぐに決断が求められます。
特に、中古物件の場合は、いい物件は出会いと同じでタイミングです。逃すと、似たような物件が数年でないということもあるので、事前に「この条件なら買う」とイメージをもっておくといいですね。
マンションを買って快適でかなり満足していますが、「不動産を持つ」リスクもあります。良くも悪くもマンション購入を考えることで、得らえる経験は次につながっていくはずです。
提携住宅ローン以外の検討も
マンションの購入の際に必要になってくるのが、住宅ローンの借り入れです。
今は日銀のマイナス金利政策以降、金利がものすごく下がっているので、借りる側としては負担が減ります。
提携住宅ローン以外でも、ぜひ、検討に入れたいのが住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローンです。
全疾病保障が無償でついていること、そして、変動金利は0.4%台と最低水準の金利です。
ネット銀行の中でも群を抜く使いやすさで、返済口座に指定すると、借入手数料が借入金額の1%税抜と抑えることができます(通常は2%)。
フラット35も取り扱っていますので、まずは事前審査を受けて、借り入れができるか確認しておきましょう。早ければ、事前審査の結果は即日出してくれます。
物件探し
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なにより、不動産は情報が大事ですから、家探しには必須と言っても過言ではないですね。
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ではでは。
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