2月に入ると決算発表が相次ぎますね。
決算で良かった銘柄はピックアップして投資先候補としたいところです。
企業の決算は四半期ごとに出されるわけですが、決算によっては株価は大きく上がります。
好決算でも株価が下がったり、悪い決算でも株価が上がることもありますので、難しいところですが、基本的には業績の良い銘柄に投資するのが大事です。
決算が出る前にも、開示情報を活用して、決算を予測することができる企業もあります。
好決算企業を先回りして見る方法を知っておきましょう。
企業の開示情報を活用しよう
上場企業は情報開示の一環で、いろんな情報を出しています。
投資したい銘柄、保有したい銘柄は、開示情報を知っておくことは大事なことですね。
私はスマホアプリのロボフォリオというアプリを活用しています。
保有銘柄の開示情報はもちろん、保有していない銘柄の開示情報をまとめて見ることができるので重宝します。
自分が保有している銘柄が、開示情報を見逃して、それが悪い情報だったら・・・・とかもありますので、チェックできるようにしておくといいですね。
月次情報を活用する
外食企業やアパレル企業が多いですが、月次情報を開示しています。
例えば、2019年度にブレイクしたワークマンですが、月次情報が前年同期比と比較して大きく伸びていることが分かります。
ここでは、既存店を見ることが重要です。
新店は伸びることが多いですので、既存店がどうなっているかを見るのが大切ですね。
もしワークマンの月次情報を毎月チェックしていれば、先回りして買えていたかもしれませんね。
自動車ボディーのコーティング材料などを手掛けているKeeper技研(6036)も月次情報を出しています。
コロナ禍の影響もあってか、新車を買うより、車を長く使おうという心理が働いてるのかもしれませんね。絶好調のごとく調子がいいです。
株価もコロナショックから5倍近くに上昇するなど、すさまじい勢いです。
Keeper技研は、数字だけでなくテキスト情報もあるので、温度感も分かります。
「異次元の成長」と言ってみたり、20年12月月次では、「売上記録を更新」「初の大記録」「大変忙しい1か月間」など、ポジティブワードが出てきますね。
法人向けに安否確認サービスをSaasで手掛けるトヨクモ(4058)の月次を見てたんですが、前年比40%以上が続くすさまじい成長ぶり。
上方修正をして、株価も大きく上げました!
月次情報のチェックは、はっしゃんさんの月次webが分かりやすいので、活用しています。
さきほどご紹介したスマホアプリのロボフォリオなども活用するといいでしょう。
受注残高を見てみる
製造業の企業のなかには、受注残高を開示してくれている会社もあります。
半導体製造装置を手掛けるマルマエ(6264)を例に挙げてみると、半導体分野が安定して受注が続ていることが分かります。
前受金/前受収益を確認する
サブスクなど定額課金のサービスが増えましたが、サブスク企業に投資する際にひとつの参考になる指標があります。
提供するサービスの質によって、前受金や前受収益とも呼ばれますが、
先にお金を受け取っていて、サービスを提供する場合に、貸借対照表(BS)の負債に計上されています。
サービスを提供したときに売上に計上するため、「将来の売上」の目安となりますね。
また、先にお金をもらっている(一部を含む)ので、キャッシュフローも良いですね。
Amazonのプライム会員だとイメージしやすいですが、年会費を払っていろんなサービスを受けていますね。
家計簿アプリなどを手掛けるマネーフォワード(3994)を見てみましょう。
決算短信を見てみると、負債の欄に「前受収益」が計上されています。
前四半期で比較すると約13%増えていますので、サブスクサービスが順調に伸びていることが分かりますね。
マネーフォワードのようなサービスは、安定した課金収入があるので、売上も順調に伸びています。
名刺オンライン交換などを手掛けるSansan(4443)もサブスク銘柄です。
前受金が大きく計上されていますが、すでに入金(一部含む)があり今後サービスを提供していくため、将来の大きな売上があることが分かります。
前四半期と比較すると、13%ほど減っていますので、課金サービスはやや減っているのかな。なんでだろう?と仮説を考えていきやすいですね。
開示情報を活用しよう
この情報だけで決算を予想しきるのは難しい部分もありますが、プラス材料なのか、マイナス材料なのかは判断できますね。
チェックしておこう!
- 月次情報が出ている企業
- 受注残高が出ている企業
- 定額課金を手掛ける企業は、BS負債に計上されている「前受金」や「前受収益」の推移を見ておこう
いちいちIRを見に行くのは手間なので、私はロボフォリオを活用しています。
株探や月次WEBなどをブックマークしておくと、早く情報にたどり着けるので重宝しますよ。
決算祭りが四半期ごとにありますが、投資先の情報チェックを怠らないようにしましょう。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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