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配当金投資ではどんな指標を見ると良いのか

グレアムのミックス係数
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お米の値段が5キロ4,000円台、5,000円台と正直インパクト大きすぎて、家計の負担が大きくなっていますね。

お米買うのも一苦労、これで住宅ローンの金利も上がって、修繕積立金も上がって、収入はあんまり上がらないという状態なので、消費意欲はかなり減退してしまいます。

住宅ローンは固定のままのほうが良かったかな・・・という思いもあります。

さて、インフレ期において持つべき資産では、株式か不動産などインフレに強い資産です。

我が家が実践しているのは、株式投資であり、その中でも「配当金収入」を目的に続けていますが、定期的なキャッシュインがあるのが魅力的であり、強みです。

企業の業績が良ければ配当金も増やしてくれますし、配当金を増やす増配は賃金上昇ペースよりも大きいこともままあるので、家計にとって非常に大きな味方となってくれます。

とはいえ、どんな銘柄に投資をしたらいいのか?というのは悩みの種ではありますよね。

そこで、今日は「どんな指標を見ると良いのか」を考えてみたいと思います。

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どんな指標を見たらいいの?

配当金投資をするうえでは、欠かせない視点がいくつかあります。

  • できるだけ多くの配当金をもらう投資先を選ぶ(配当利回りが高い)
  • 安定的に配当金を出してくれるか
  • 増配をしてくれるか

ド・シンプルですが、投資先がある日突然、配当出すのやめますわ・・・となったら、株価は下がり、配当金が減ってしまい、踏んだり蹴ったりになってしまいますよね。

単に配当利回りの高い会社だけ見ていると痛い目に合ってしまいます。

日産自動車は配当利回り6%ほどありましたが、最終赤字が7,500億円と過去最大になりそう・・・だから、配当金を出している余裕なんてないので

無配にします

配当金投資にとって、「無配」ほど恐ろしい言葉はありませんよね。

なので、できるだけ安定して配当金を出せる銘柄に複数分散して投資するというのが無難な選択肢となります。

最近マツダの車を乗ってかなり快適だったので、配当6%超えのマツダが欲しくなりましたが、コロナ禍で無配になるなど安定配当銘柄ではないので躊躇しています。

私がまず見ている指標はいくつかありますが、重視しているのは「安定して配当金を増やし続けてくれるかどうか」です。

つまり、安定して稼げる会社なのかどうかです。

安定して稼げている会社は、世の中にとって必要な商品を作っていることになるので、なかなか潰れる心配が小さくなります。

営業費用売上比率

安定して稼げてても、きちんと利益が出ていないと、会社の儲けがなく、配当金も増えませんので、稼げる商品を持っているかを見る指標として、「営業費用売上比率」を見ています。

要は売上をあげるのにどんだけ費用がかかっているか?を見るので、売上を営業費用(売上から営業利益を差し引いたもの)で割ったものです。

99%勝てる本がみつかる本」で学んだ指標ですが、

売上÷営業費用=1.15以上(商社や飲食なら1.1以上)

費用100円で115円以上で売れているのであれば、良しとする指標ですが、営業利益率で見ると概ね13%程度となります。

収益力大事、ということで、営業利益率が13%(商社や飲食なら9%以上、トヨタなど優良製造業も含めてもいいと思っています)程度が続いている会社は、世の中に必要されている商品を提供し、もうけもしっかり出しているというのが推測できます。

計算も簡単なので、パッと見て判断できるのも良いですね。四季報でも見つけやすいですね。

営業キャッシュフローマージン

収益力を確認した次には、営業キャッシュフローを見ます。

会計上の利益が大きくても、実はキャッシュインが小さいという会社もあります。

有名な言葉では、「利益は意見、キャッシュは事実」というのもありますが、最近読んだ「真のバリュー投資のための企業価値分析」では、会計上の利益よりも、キャッシュを見るべきとはっきりと明言されていました。

極端な話、利益は出ているけどキャッシュは入ってきていないので、資金繰りがしんどくて潰れてしまうということもあるので、キャッシュ創出力を見ておく必要があるのです。

営業キャッシュフロー÷売上高=営業キャッシュフローマージン(%)

営業キャッシュフローマージンが高いと、キャッシュ創出力が高いことが分かるのですが、これも四季報で簡単にチェックできるのでパッと見て判断できます。

営業キャッシュフローと投資キャッシュフローを足し合わせたフリーキャッシュフローを見るのも非常に有用です。まずは私は営業キャッシュフローを見るようにしており、次にフリーキャッシュフローをチェックするようにしています。

ネットキャッシュ

そして、キャッシュインが多い会社であることを見れれば、ネットキャッシュが豊富かどうかも見ておくと大事な視点です。

(流動資産+投資有価証券×0.7)÷(流動負債+固定負債)=ネットキャッシュ÷時価総額でネットキャッシュ比率を見ておくことでどれだけ割安かを把握することができます。

「わが投資術」で清原さんが明かした指標ですが、非常に有用な投資本であり一読をお勧めします。

この本を読んでからは、ネットキャッシュ比率で安全域を確認するようにしています。

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投資先を選別するための3つの指標

さきほどの3つの指標は実際に投資するかどうかを見るにあたって非常に有用な視点だと思っています。

ただ、やみくもに四季報から探すのも効率が悪いので「配当収入の最大化」に向け、投資先を選ぶ指標も考えてみました。

配当利回り4%以上

できるだけ投資額に対して多くの配当金をもらいたいので、配当利回りは代表的な指標ですね。

私の場合はまずは4%以上を目安に探すようにしています。

あまりに低配当の場合(そうした企業を保有していないわけではないが)、高配当になるまでに時間がかかる場合もありますので、高配当企業に投資するほうが配当収入を増やす点では効率が良いです。

PER×PBR

バリュー投資といえばグレアムですが、代表的な指標がPERとPBRを掛け合わせたMIX係数です。

MIX係数22.5以下が一つの目安となっていますが、基本的にそれよりも低い銘柄を選ぶようにしています。

割安な銘柄を保有することで、やはり市場が悪くなったときも一定の耐性をもたらしてくれるので、非常に有効な指標だと感じています。

バリュー投資で成功されているみきまるさんの著書でもたびたびこのMIX係数の重要性が謳われていますね。

配当性向

配当性向は純利益に対する配当金をどれだけ出しているかですが、JTなどビジネスモデルが強固な場合を除いては、基本的に配当性向50%以下が望ましいと考えています(できれば30%以下)。

あまりにも高い配当性向は、利益のほとんどを配当に使っており、新たな投資する余力がほぼない(=成長しない)ということになってしまい、減配リスクと隣り合わせとも言えるからですね。

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具体的な銘柄を一部紹介

配当金収入を増やしていくにあたって、有望な銘柄をまとめてみました。

1605 INPEX

日本最大の石油・天然ガス開発会社であるINPEXは、累進配当も掲げている日本を代表する会社ですね。今回のトランプショックで株価がかなり下がったので買い増しした銘柄でもあります。

株価1824円PER(予)6.6
配当利回り(予)4.93%PBR(実)0.45

指標面でもめちゃくちゃ割安な水準ですが、配当利回りも5%近くまで上がっており投資妙味がある水準ですね。

営業利益率は50%を超えており、営業キャッシュフローマージンも30%前後と非常に高いですね。

市況関連銘柄ではありますが、ポートフォリオに入れておきたい銘柄の一つと考えています。

7023 トヨタ自動車

トランプ関税の影響をもろに受けそうなのが自動車産業で、トヨタもトランプショック時には株価がかなり下げましたね。今の指標でも割安でしたが、購入した銘柄でもあります。

株価2780円PER(予)8.2
配当利回り(予)3.24%PBR(実)1.01

配当利回りの面では、やや物足りない印象かもしれませんが、トヨタはこの10年減配はしていませんし、PBR1倍はさすがに売られすぎですね。

配当利回りも過去3年で最も高い水準です。

営業利益率は10%前後、営業キャッシュフローマージン10%前後ありますので、稼ぐ力も十分。

豊田章男」という本を読んだのですが、トヨタという会社の魅力が良く分かるのでおすすめです。

私は名古屋駅近くにあるトヨタ産業記念博物館に何度か行っているのですが、魅力ある会社は株を持ちたくなるんですよね。もちろん、トヨタの車も好きです。

3003 ヒューリック

銀座の大家こと不動産会社のヒューリックです。

株価1506円PER(予)10.6
配当利回り(予)3.78%PBR(実)1.38

増配銘柄であり、営業利益率30%程度と高収益。

営業キャッシュフローマージンは60%程度と無茶苦茶高いんですよね。ちょっと株価が上がってきていますが、長年保有している銘柄のひとつ。

保有するだけで勝手に配当金が増えていきます。

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配当金を着実に増やすことで家計メリット大

フリー 投資

さきほどの3銘柄は、もう気づかれたかもしれませんが、増配続きに加えて、株主優待もあるんですよね。

私は株主優待が大好きなので、配当金でキャッシュインがあって、株主優待もあると家計的にもメリットがあるんですよね。

INPEXはクオカードがもらえますし、トヨタは株主優待を導入しトヨタウォレットの電子マネーがもらえます。

ヒューリックは、カタログギフトで私はシャインマスカットなどをもらったりしています。

増配株を保有していると毎年配当が増えていくので、指標で厳選して長く持つというシンプルな方法はじわじわと力を発揮してくれます。

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※ 当ブログでは、具体的な銘柄や投資信託について言及することがありますが、売買の推奨等を目的としたものではありません。最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします。

ジンカブ~配当金再投資~おさいふプラス

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