40代も半ばになり、子どもの年齢を考えてくると「お金を使う時間」が短くなっているという感覚になります。
まだ二人とも小学生で、これから教育費も大きくかかってくるわけではありますが、思い出を作る時間は日に日に短くなっています。
なので、積み上げた金融資産を「増やす」だけでなく「使う」という観点が大事だと考えています。
とはいえ、資産をどんどん切り崩していくことには、抵抗感がないわけではないので、キャッシュフローの範囲内でお金を使うというのが良いように思います。
死ぬときにお金をたくさん持っていても意味がありませんが、とはいえ金融資産が乏しすぎて、窮屈な生活をするのも嫌だなと感じます。
最も感銘を受けた本が「DIE WITH ZERO」と、タイトル通り「死ぬまでにお金は使い切ろう!」というものです。
当然ながら高齢期より若いときのほうがお金から引きだせる経験値は変わってきますし、お金から引きだす経験や可能性も全然違いますからね。
キャッシュフローの範囲内でお金はどんどん使うということをするだけで、ちょっとお金に対する考えが変わったりします。
将来のお金の不安を小さくする対応を取ることは必要ですが、それを実践し、現役時代にお金をジャンジャン使えるかどうか。
すごく大事な視点だなぁと今思っています。
お金の使い方が下手だなぁと自分は思いますが、お金を使いやすくなったのはある程度の金融資産を築け、配当金や株主優待が毎年のように入るサイクルができている点が大きいと感じます。
恥ずかしながら我が家はほとんど貯金できてません。。。
配当投資でお金を使う罪悪感を消そう
夜はぐっすり眠れる投資をする
ジェットコースターのように株価が動く銘柄に投資をしていると、株価が気になって気になって仕方がありません。
株価は良くも悪くも今の値段をリアルタイムで教えてくれますし、買い値に対する利益や損を明確に出してくれます。
このため、判断を迷わせてしまうことは多々あります。
個人投資家の強みは、時間軸を長く持てること。
この時間軸を長く持てるためには、投資するための絶対的な条件としては、
夜もぐっすり眠れること
投資銘柄がどうのこうのという前に、生活や仕事に支障がでないよう、夜もぐっすり眠れる投資先を選択しておく必要が最も大事だと考えています。
眠れない、睡眠に影響が出てしまう投資なんてするべきものではありません。
このため、財務基盤が強固(倒産する不安がない)である点は欠かせないと思っています。
実は投資初期のころは、株価が気になる銘柄に投資した際には、いつも買い値に対する株価が気になり、精神的にも良くなかったです。
特に、売りたいのに売れない状態(みんながパニックになって売っている)を経験したときには、もう冷や汗しかありませんでした。
激しい後悔をしたことで、流行株には一切手を出さないと心に強く決めています。
財務基盤も強固!買ったら放置できる高配当株を選ぶ
高配当株や配当金を増やしてくれる増配株を保有していると、配当金は毎年のように増えていきますので、家計メリットは果てしなく大きいです。
個人的には、買ったら放置で含み益も育ててくれるような、銘柄を長く保有することが好きです。
財務が強固であれば、心配することはありません。
それこそ四季報の発売日ごとに、決算情報をチェックするだけ。
つまり、3ヵ月に1度決算を見るだけで後は普段は何もする必要がないくらいです。
相場が崩れても、株価が下がっているだけで、保有することをやめようと思わないのが精神的にも大きなメリットですね。
- 財務が強固な高配当株をポートフォリオに入れる
- 株主優待を活用する
私はこの方法が性に合っていたこともあって続けているのですが、再現性の高い投資手法ですので、40代からの投資としておすすめの手法と考えています。
家計のキャッシュインとなる配当金収入が狙える3銘柄
夜もぐっすり眠れること。投資をするうえで最も大事なことだと考えています。
その投資先を選ぶことができ、保有しつづければ、配当金を気兼ねなくお金を使うことができます。
配当再投資をすれば、配当金が増えるスピードは上がっていきます。
「使う」「再投資する」という選択を取ることができるのも、配当金投資の魅力ですね。
財務が強固な高配当3銘柄
個人的におすすめの銘柄として選定しました。
5185 ニチリン 配当利回り4.38% 自己資本比率68%
【おすすめのポイント】
- 自動車用ホース大手で二輪では圧倒的シェアを誇るニッチトップ銘柄です。
- こうしたニッチトップ銘柄は、私は結構好きなので、小型銘柄ではありますが保有し続けている銘柄の一つです。
- 財務基盤は強固であり、PBR0.86倍と割安水準で、株主優待(クオカード)がある点も長く保有したいと思える銘柄と言えます。
7299 フジオーゼックス 配当利回り2.77% 自己資本比率85%
【おすすめのポイント】
- エンジンバルブ最大手で、世界でも高シェア。EVシフトでエンジンバルブの残存者メリットが出てきて、ここにきてEV失速がさらに後押しですね。
- 配当利回りはやや株高で下がってきていますが、PER9.8倍、PBR0.6倍と指標面では割安ない水準かつ、株主優待も結構魅力的ですので、のんびり保有している銘柄です。小型株ですが心配していない銘柄のひとつ。
5970 ジーテクト 配当利回り4.73% 自己資本比率0%
- ホンダ系の自動車骨格プレス部品メーカーの大手で、先日、大株主のホンダが株を一部手放すことで株価は急落しました。
- PER8.1、PBR0.4倍と超割安な水準であり、ここは10期以上連続増配の非減配銘柄でもあります。DOEを配当の基準としており、今後も増配が期待できます。
- 株主優待もあるので、コツコツ集めるのもいい銘柄です。
冒頭に紹介した「DIE WITH ZERO」はお金を使うことの大事さを教えてくれます。
お金は使わなければしょせん紙切れですから、人生の思い出を作るために、きちんと適度に使っていくことが人生にとって大事なことだと教えてくれた良書と言えます。
ぐっすり眠れる投資先を選べたら、配当金でちょいリッチをしていくのがいいですね。
ではでは。



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