外食産業は、コロナ禍による営業自粛の影響もあり、非常に厳しい経営環境です。
7月の株主優待銘柄で、バルニバービ(3418)に注目してみました。
バルニバービは、東京・大阪をはじめ全国に個性的なレストラン・カフェなどを展開しており、全国に92店舗(2020年1月現在)を運営しています。
聞いたことのない会社だったので、店舗を見てみると、利用したことのある店舗がありました。
出店レストランはロケーションの特性を活かした個性の異なる4形態を位置付けています。
- バッドロケーション戦略出店
- 不動産デベロッパー戦略出店
- 行政・公共機関戦略出店
- 大学・その他戦略出店
20年7月期は業績予想非開示ですが、四季報夏号では、大赤字予想となっています。
株主優待も実施していますので、まとめてみました。
バルニバービはカフェ・レストラン事業を展開
都市部のみならず、地方でも展開しており、幅広く事業をしていますね。
バルニバービは1994年に大阪心斎橋で第1号店を出したのが始まりですので、結構歴史のある会社ですね。
都市部以外の地方創生に資する事業として、兵庫県淡路島でホテル事業を展開を予定しています。
家族で訪れたお店は、スタッフの内容、味ともに良かったので、良い店舗が多いと思われます。
バルニバービの株主優待
コロナショックで株価が下がっているときに、200株保有してみました。
バルニバービは株主優待を実施しており、200株保有だと継続保有で割引特典もあるので、メリットがあると判断しました。
200株以上だとコーヒー豆、アス米などオリジナル商品と引き換えをすることもできますね。
公式 バルニバービ株主優待
【2021年7月の権利確定日】
- 7月末日が権利確定日の権利付き最終日は7月28日(水)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、7月29日(木)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
バルニバービの配当金推移
バルニバービは安定配当を経営方針としていますが、配当利回りは1%前後と配当金目当ての投資としては魅力的ではありません。
業績の推移
業績は順調に上がってきていましたが、21年7月期は残念ながら赤字になりそうです。
緊急事態宣言の際には営業自粛で店舗を閉めていましたので、売上が上がるわけもなく、苦しいのは仕方ありませんね。
財務面
自己資本比率は32%ですが、20年7月期3Qは28%まで下がっており、決して余裕のある状態ではありません。
5億円を調達しており、負債は増えていますが、運転資金は確保しているようす。
キャッシュフローの推移
キャッシュフローの推移ですが、営業キャッシュフローマージンはプラスで推移しています。
手元流動性は1.7ヵ月程度となっていますが、外食業界は基本的に手元流動性は少ないです。キャッシュインが早いですからね。
こういうコロナ禍はだれも予想できなかったことですが、外食業界にとっては大きな痛手です。
株価推移
株価の推移ですが、7月に入りやや垂れ下がってきています。
ほかの外食銘柄でも下がってきていますね。東京都で感染者数が増えてきており、警戒心が高まっている表れだと思われます。
株価指標
3418 バルニバービの株式指標 | |
株価 | 885円(R2.7.3)最新の株価はこちら |
PER(予) | ー(業績予想未定) |
PBR(実) | 2.65 |
ミックス係数 | ー(業績予想未定) |
配当利回り(予) | 0.8% |
配当性向(予) | ー(業績予想未定) |
増配率(3期平均) | 0.0% |
営業利益率(予) | ー(業績予想未定) |
PSR (時価総額÷売上高) | 0.67 |
PEGレシオ (PER÷EPS成長率) | ー(業績予想未定) |
ROE(実) | 0.0% |
ROA(実) | 0.0% |
営業CFマージン(実) | 9.5% |
自己資本比率 | 32.7% |
D/Eレシオ | 1.48 |
ネットD/Eレシオ | 0.91 |
ネットキャッシュ(百万円) | -2,600 |
手元流動性(ヵ月) | 1.69 |
売上債権回転日数 | 11.79 |
棚卸資産回転日数 | 4.69 |
仕入債務回転日数 | 9.39 |
キャッシュ化日数(CCC) | 7.10 |
バルニバービのまとめ
バルニバービの株主としては応援したいところです。
新規で投資する際には業績の悪化は目に見えていますので、注意してください。
財務も悪化しています。
コロナ禍が過ぎ去れば、成長路線に戻ると考え、継続保有ですが、買い増しはしない予定です。
外食産業は優待は魅力的ですが、今期はどこも厳しいですね。
以上、7月優待銘柄のバルニバービを取り上げてみました。
ではでは。
コメント