普段見ているものの一つにテレビがありますね。
若い方はテレビを見ない方も多いみたいですが、私はニュースはテレビで見ています。バラエティやドラマはほとんど見なくなりましたが。
さて、民放大手と言えば、フジ、TBS、日本テレビ、朝日放送でしょうか。
テレビ業界がどんなふうに稼いでいるのかをあまり知らなかったのですが、気になったので見てみました。
各社、
超低PBR銘柄
としても割安な銘柄
でもあります。
民放大手はPBR0.5倍前後の超割安株だった
まずは、各社の指標面を見てみましょう。
ビックリするのですが、なんとPBR1倍割れどころか・・・
0.5倍を下回る銘柄もある
くらい指標面ではかなりの割安ですね。
資産めちゃくちゃ持っている会社群と言えます。
実は、低PBRランキングをヤフーファイナンスで見ていたときに、民放大手の社名を見たことで気づいたのがきっかけです。
PER×PBRで見るグレアムのミックス係数にいたっては、22.5以下が割安と言われるところ、
半分以下
とすさまじい割安さですね。
バリュー投資家のみきまるさんは、グレアムのミックス係数が半分以下の銘柄で大きな損を出したことはないと言われています。
グレアムのミックス係数半分以下どころか、1/4くらいの銘柄もありますので、かなり割安な銘柄と言えますね。
株価の推移はどうか
株価の推移を見てみましょう。
コロナショックで下げていますが、そのあとの上げているものの株価は弱いですね。
バリュートラップをにおわせるような感じですが。
成長企業ではなく、むしろ売上が増えにくい印象があるので、そうしたことも株価に反映されているように思います。
まだ詳しくは見れていませんが。
売上の規模と利益率
22年3月期の各社の売上と利益予想です。
日本テレビの利益率が高いですが、各社利益率はそれほど高くはないですね。
売上の規模でいえば、フジがもっとも高いですね。
どの銘柄がねらい目か
PERとROEで見るバブルチャートを作ってみました。
割安さで見ると日本テレビに軍配ですが、成長期待ではTBSと言えそうです。
財務基盤は各社鉄壁
自己資本比率の高さは、各社高く鉄壁と言えますね。保有不安はほとんど抱く必要のない銘柄と言ってもいいでしょう。
BPSの増加で言えば、TBSがすごいですね。
ところでテレビ事業って儲かっているのか?
各社セグメント情報を開示しています。
テレビ事業などのメディア事業の売上構成比と利益構成比をまとめてみました。
各社、メディア事業の売上比率は約80から90%と主力
となっていますね。
当たり前と言えば当たり前ですが、テレビ会社ですからね。
TBSだけ利益構成比で言えば、メディア事業の利益貢献は小さいですね
各社、メディア事業での利益貢献も大きいですが、
TBSはメディア事業以外で稼いでいる会社
というのが分かりますね。
TBSは何で稼いでいるの?
それでは、TBSはメディア事業以外では何で稼いでいるのでしょうか。
同社のセグメント情報を見てみましょう。
21年3月期のセグメント情報をグラフ化したものが次のようになります。
TBSは不動産の利益構成比が7割
利益率は不動産が36%と高収益企業
TBSは、実態は不動産会社と言ってもいいくらい、不動産で稼いでいる会社というのが分かりますね。
同社は港区赤坂を中心に賃貸等不動産を数多く保有していますので、そこから賃料収入などが莫大なものとなっています。
不動産の含み益がえげつない
民放他社も不動産を保有し、収益も上げていますが、そのなかでも、
TBSが圧倒的に不動産を持っている
ことが分かります。
そして、20年3月期有報で見ると、
不動産の含み益は2325億円
があり、PBR0.39倍は、不動産の含み益を加味した実質的なPBRはさらに低い
ということが分かりますね。
各社の不動産の含み益を見てみましょう。
不動産の保有状況(20年3月期有報)
- TBS 簿価871億円 時価3,138億円(含み益2325億円)
- 日本テレビ 簿価966億円 時価1,218億円(含み益252億円)
- フジ 簿価2,090億円 時価2,384億円(含み益294億円)
- 朝日 簿価69億円 時価101億円(含み益32億円)
圧倒的にTBSが不動産でお金持ち!
ですね。
TBSは資産がすごい
TBSは不動産以外にも、有価証券を多く保有しており、21年3月期で
6,464億円の有価証券
を保有しており、
20年3月期から2,665億円も増加
しています。
コロナショック後の株価の上昇は、同社にも多額の含み益をもたらしていますね。
ちなみに、東京エレクトロン株を大量保有しており、配当もすごいことに・・・・。
民放大手は、超割安銘柄
もう一度、指標面を見ておきましょう。
PBR1倍割れどころか、0.3倍台から0.5倍台とすさまじい割安さですね。
安定配当銘柄でもありますので、成長期待は乏しいですが、配当は期待できそうです。
TBSは、各社の中でも突出して不動産事業がすごく、実質的に不動産会社と言っても過言ではないくらいですね。
また、多額の有価証券も保有しており、そこからの配当収入も考えると、かなり経営は安定してできそうです。
もっと深く分析しても良さそうです。
とりあえず気になった場合は少額投資から始めるのが良いですね。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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