2020年は株式市場においても、激動の1年でしたね。
2017年から株式投資を本格的にはじめて、私自身初めての大暴落を経験しました。
暴落すればバーゲンセールで買い時と思っていましたが、いざ暴落を経験すると言いようのない恐怖感を抱きました。
米国市場ではサーキットブレーカーが連発され、リーマンショックを超える恐怖だったのではないでしょうか。
歴史的な相場となった今年1年を振り返りたいと思います。
2020年の日経平均株価の振り返り
リーマンショック以来の大ショック相場であり、歴史的な相場となった1年でした。
日経平均PBR1倍割れは買いはホントだった
日経平均PBR1倍は、底値を測るのに有効な指標です。
コロナショックではPBR0.8倍程度まで下がりましたので、もう異常ともいえる数字でしたね。
あのときはどこまで下げるんだろうという恐怖心もありましたが、結果的に0.8倍を底に大きく反発しました。
騰落レシオは40まで下げた
騰落レシオは、「買われすぎ」「売られすぎ」を見る指標です。
120を超えると買われすぎ、70を下回ると売られすぎと言われます。
コロナショックでは、なんと40にまで下がりました。
結果論ではありますが、大バーゲンセールだったわけです。
この先騰落レシオが70を下回ることがあれば、絶好の買い場と言ってもいいかもしれませんね。
新安値更新銘柄が膨大に
新安値を更新した銘柄数も膨大になりました。
日経新聞の株式欄では、安値が真っ黒に塗られる日が続きましたね。
株価が下げているときは、どこまで下がるかは分かりませんが、こうした新安値更新銘柄が増えているときは、下げ過ぎかどうかの一つの判断となりそうです。
逆もしかりで新高値更新銘柄が増大すれば、過熱感が出ていると言えますね。
私のパフォーマンス
この大暴落を活かせたかというと正直活かしきれていないというのが思いです。
初めて経験する大暴落相場。
頭ではわかっていても、体が動かなかった、そんな感じです。
本を読んで「知っている」のと、「体験している」では雲泥の差でした。
また、今年は家計からの支出が多く、ほとんど入金をすることができませんでした。
来年はもう少し入金できるように支出を抑えなければ。
そんななかでも資産は7000万円を超え、昨年末から1300万円以上増やすことができました。
運用資産も5000万円を超え、運用資産だけで準富裕層の水準に。
年初来の比較です。
※昨年末~12月30日
- マイポートフォリオ +25%
- 日経平均株価 +16.0% 30年ぶり高値!
- TOPIX +4.8%
- マザーズ +33.3%
- ジャスダック ▲3.1%
今年はマザーズが非常に好調な1年でしたね。
マザーズは14年ぶりに高値更新するなど、マザーズバブルとも言えるくらいでした。
マイポートフォリオのパフォーマンスは、毎月20日~25日前後につける家計簿ベースなので、正確な比較ではありません。
6月以降のパフォーマンス比較
これまで毎日パフォーマンスを記録することをしてこなかったのですが、ふと思いいたり、記録をつけることにしました。
記録を付けることで、振り返りができ、結果的に良かったと思います。
付け始めた6月からのパフォーマンスの比較をしてみました。
6月以降のパフォーマンスで見てみると、下半期の6か月間は、
- マイポートフォリオ +36.8%
- 日経平均株価 +20.9%
- TOPIX +12.5%
- マザーズ +20.8%
- ジャスダック +8.3%
となっていました。
日経平均株価は、半年で20%も上がっていましたのでまさに異例の上がりだったのかなと思います。
ジャスダックが弱いですが、それでも5%以上上がっていますね。
株価チャートにしてみると、こんな感じです。
歴史的な大相場だった2020年ですが、21年はどうなるか。
2020年の反省を踏まえ、しっかりと運用していきたい。
もっと買えばよかったのが、
- 6035 IRJapan HD
- 3937 Ubicom
- 4054 日本情報C
- 3830 C-GIGA
で、利益貢献してくれています。
成長株と信じて投資した
- 3542 VEGA
は、含み損が40%にまで達し、完全に損切りタイミングを失ってしまいました。失敗した投資先です。
コロナショック時に損切りした銘柄がそのまま保有すれば、必要なかった経験が脳裏をよぎり、損切りできず。買値から10%下がるで損切りというルールは適用すべきでした。
積立投資は続けるだけで良い
積立投資はただ続けるだけだったんですが、総じて好調なパフォーマンスでした。
暴落したときも、価格を見ることもなく、ただ続けるだけなので、全く影響なしです。
個別株は否が応でも価格を見てしまいますし、売りやすい点もあるので、暴落時は無駄な売買をしてしまうなぁと自分の行動を見て思いました。
その点、投資信託の積立投資は心無風で続けられる点はメリットですね。
投資に時間を割けない方は、インデックス投資をひたすら続けるだけで、大きなメリットを得ることができます。
しない理由はありません。
アラフォー世代は、iDeCoで20年積立投資を続けることで老後資金を作っていくことがおすすめだと改めて感じました。
私は、 楽天証券(iDeCo) を利用していますが、出口である受取時も一括と月払いを併用できるなど選択肢も豊富なので、おすすめです。
2020年の振り返りと2021年の豊富
2020年の振り返りです。
私自身、初めて受ける大暴落相場を経験することができたのは、非常に良かったです。
この先、暴落相場は必ず訪れてくるので、この時期に経験できたのはプラスだと考えます。
日経平均大暴落で感じたこと
- 騰落レシオ70割れは買い
- 日経平均PBR1倍割れは買い
- VIX指数が40を超えたら買い
- 損切りはうまく使う
- 大暴落は買い(現金比率を保とう)
2021年の豊富
- ガチャガチャ動かしすぎない
- 損切りをうまく使う
- 配当成長力の高い増配銘柄への投資を中心
- 成長株への投資を続ける
- 中長期投資にこだわりすぎず、含み損を作らない
資産が大きくなってきましたので、大きく減らさないことが重要だと考えます。
損は小さく。
損切りをうまく活用し、損切りを少なくするためにも買うタイミングの精度を上げたいですね。
株式投資の良いところは、リスクはあっても損失は自分でコントロールできるところです。
買い値からの下落率で、元本に戻すのに必要なリターンです。
買値からの下落率 | 元本を取り戻すのに必要な上昇率 |
△10.0% | 11% |
△15.0% | 18% |
△20.0% | 25% |
△25.0% | 33% |
△30.0% | 43% |
△35.0% | 54% |
△40.0% | 67% |
△45.0% | 82% |
△50.0% | 100%(株価の上昇が2倍必要) |
△55.0% | 122% |
△60.0% | 150% |
△65.0% | 186% |
△70.0% | 233% |
△75.0% | 300%(株価の上昇が4倍必要) |
機械的な損切りがいい場合とない場合もあるわけですが、例えば、買値から10%下がったところで切ればそれ以上損が拡大することはない点で、自分でコントロールできるわけですから。
そして、将来の配当収入を増やしていけるよう、増配力の高い成長株への投資に集中していきます。
他人とパフォーマンスを比較せず、感情をコントロールし、将来のお金の不安を小さくできるよう、コツコツと続けていきたいと思います。
今年1年もどうぞよろしくお願いします。
こちらの本はおすすめなので、一読推奨です。
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