保有していたジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)を売却しました。
56年連続の増配銘柄、配当王なので安心して保有できる銘柄です。
ベビーパウダーにアスベストが混入していたことが発覚しという報道を受けて、株価が暴落しています。
ロイターが入手した文書によると、同社は1970年代から原料滑石(タルク)の試験でアスベストが見つかったことを米食品医薬品局(FDA)に報告せず。タルク問題の記述は57─58年時点までさかのぼる。
引用:ロイター
JNJ自体はこれからも優良株で在り続けるとは思いますが、子を持つ親として、また、調整が長引くことも予想されるので一旦退却と判断しました。
すでにJNJが反論をしていますので、真偽のほどは分かりません。
アレックス・ゴースキー最高経営責任者(CEO)は17日夜のCNBCの番組「マッド・マネー」に出演し、J&Jの正当性を主張。「J&Jが(パウダーの原料となる)タルクの安全性に関して把握していた、あるいは情報を隠していたとの主張は間違っている」と訴えた。
引用:ロイター
利回りは3%未満とそれほど高配当株でもありませんので、他にまわそうという思いです。
含み益が大きくなっているときに売れば良かったというのは結果論です。
今回のネガティブサプライズは予想できないものです。
個別銘柄を保有するリスクを改めて感じました。
個別銘柄を保有するリスク
ロイターの報道を受けて、2日で13%もの下落です。
約4兆5,000億円の時価総額が吹っ飛びました。
幸いほぼ買値と同じで売れましたが、この先どうなるでしょうね。
下げ止まるかもしれませんし、まだ下げるかもしれません。
こうした個別銘柄のネガティブサプライズは、資産価値の毀損を招きやすいですね。
やはり、分散投資の重要性を肌で感じます。そして、できるだけ安値で購入するというのは、大切です。
高値で買っていいことは何もありません。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)も暴落
保有しているBTIも米食品医薬品局(FDA)による規制報道もあり株価は暴落しています。
配当利回りは税前で8%を超えています。
高すぎる利回りは、減配リスクもちらつきます。
為替も気になりますね。
BTIホルダーとしては、ポンドとドルによって、減配もあります。
BTIがいくら増配しても、為替で下がれば帳消しにされます。
ポンドとドルの相場を見ると下落していますので、ドル建てで配当金を受け取る私にとってはプラスの面もあると感じています。
ただ、ポンドはチャート的には底値付近でウズウズしてる状態ですので、このまま低位で推移してくれるか、上がれば儲けものです。
とはいえ、投資は長い目で取り組むことなので気にせず積み増していくだけですね。
個別銘柄への集中はリスキー
個別銘柄への集中投資は、こうしたネガティブサプライズが出たときの影響を強く受け、資産価値を毀損させます。底値で買うことは難しいので、なおさらです。
キャッシュで持ち続けるといわゆる機会損失が大きくなることに目が行きがちですので、「休むも相場」という格言を大切にすべきですね。
四半期ごとくらいに投資をコツコツしていくのがいいと思ってます。
キャッシュ・フローを作るためには、株価が軟調なときほど果敢に攻めなければなりませんが、勇気のいることです。
大抵は、まだまだ下がるかもしれないと思って買えないものです。
このため、コツコツと積立投資をしていくことのほうが投資も続けられます。
今のように株価が安いときには、むしろチャンスというわけです。
分散投資は大切
2018年は相対的にみても利回りの高くなったタバコ銘柄への投資を重点してきましたが、これからは資産を分散していくため、値動きの異なる銘柄への投資を続けていきます。
単年で理想的なポートフォリオの構築は困難なので、数年かけて構築していければという思いです。
個別銘柄へのネガティブサプライズによる株価下落は避けられないものです。
現にBTIは年初来50%もの下落をしています。ここまで下げることは昨年の今頃は想像だにできませんでした。
安定した配当金というキャッシュフローを得ることが目的とはいえ、株価が下落することはあまり嬉しいことではありませんね。
株価はリセッション入りでは
26週平均も大きく割り込み、リセッション入りかもしれません。
まだ入り口かもしれません。
私自身も配当金をKPIにコツコツ投資を続けていきますが、分散投資や株価下落リスクをどう和らげていけるか、投資を継続しながら考えていきたい。
常に自分で考え、判断し、行動をし続けることでしか解はないように思います。
心が弱気になるときほど他人の意見に寄り添いたくなりますが、それでは結果がでないことは身を持って経験しています。
自分の行動は自分でしか決められません。
夜もぐっすり眠れる投資をしていくことを大前提に、何を目的に投資を続けていくのかを改めて再考するいい機会です。
我が家はキャッシュフローを作っていくという目標をブラさずに、高配当であり、連続増配株への投資をコツコツと続けていきつつ、投資余力をキープしておきたい。
暴落時に最強なのは投資資金を持っていることであり、それを実行できる準備をしておくことです。
ではでは。
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