日本駐車場開発。
— ジン@配当再投資+優待 (@jin_walletplus1) January 11, 2020
保有したいという不純な動機で買ってしまいました。
すみませんすみませんすみません。
DOE15%と株主還元強め。 pic.twitter.com/UWuJPj00lj
少額で投資できるので、LINE証券で購入するのもいいですね。
10期連続増配・配当性向の推移
10期連続で増配を予定しており、創業以来28期連続増収と成長が続いていますね。
配当性向は52.3%と増配余力を有しており、DOE(株主資本配当率)は16%と非常に高いですね。
配当金は年1回の配当です。
DOE(株主資本配当率)=配当総額÷純資産
- (配当総額÷当期利益)×(当期利益÷純資産)
配当性向×ROEで計算することができます。
配当の指標としては、単年度に稼いだ純利益に対する配当の割合を示す配当性向が一般的だ。
しかし、純利益は年度によって変動が大きく、配当性向だけを基準にすると配当金額が安定しなくなることもある。
一方、DOEの場合、ベースとなる株主資本は株主が出資した資本に、これまで蓄積した利益剰余金を加えたストックであり、比較的変動が少ない。
増配率はやや低下していますが、毎年増配している銘柄として魅力的ですね。
現金を創出する力を見る営業キャッシュフローマージン(営業キャッシュフロー÷売上高)も10%を超えて安定推移しており、減配リスクは小さいと思われます。
株主優待
日本駐車場開発は、株主優待も実施しています。
1000株からですが、100株の単位が小さいので、15万円ほどの投資で優待をもらうことができますね。
公式 日本駐車場開発の株主優待
優待内容名 | 優待獲得株数 | 備考 | |
---|---|---|---|
自社グループ 運営駐車場1日 駐車料金30%割引券5枚 | 1,000株以上 | – | |
自社グループ会社 リフト利用割引券 ・レンタル割引券各3枚 ・温泉利用割引券2枚 | 1,000株以上 | ※スキー場で1枚につき5名まで利用可 | |
「那須ハイランドパーク」 割引券2枚 | 1,000株以上 | ※1枚につき4名まで利用可 | |
自社グループ会社 レンタカー利用 料金20%割引券2枚 | 1,000株以上 | – | |
自社グループ会社 オンライン受講料割引券2枚 | 1,000株以上 | – |
日本駐車場開発の業績
安定増配が見込めそうな日本駐車場開発ですが、業績も確認しておきましょう。
売上高の推移
創業以来28期連続で増収を続けていますので、トップラインである売り上げも順調に増えています。
増収率はやや低下していますね。
営業車両の稼働率最適化のコンサルをはじめ、自動車保険など駐車場付帯サービスも展開しています。
那須でテーマパーク事業も展開していますが、貸別荘開発なども始めています。
売上高(セグメント)
セグメント別に見ておきます。
駐車場事業、スキー場、テーマパークと大きく3つのセグメントですが、新規事業も展開しています。
営業利益率の推移
調べて驚いたのが、非常に高い収益力を誇っている企業です。
営業利益率は13%を安定して超えており、赤字リスクの低い企業ですね。
セグメント別に見ると、規模の大きい駐車場事業の利益率は24%にもなります。
スキー事業も約10%、テーマパーク事業も18%と非常に高収益企業ですね。
営業費用売上比率も、1.15を超えて推移しており、赤字リスクの低いビジネスモデルです。安心して保有できる銘柄だと感じます。
セグメント別の売上高・営業利益推移
全セグメントが右肩上がりで推移しており、好調を維持しています。
2020年は暖冬の影響でスキー場に関するネガティブな情報も出ています。
全国のスキー場などが雪不足に困惑している。平年に比べて積雪が少ないことが響き、鳥取県のスキー場「だいせんホワイトリゾート」は2019年末~20年初めの利用者数が前年比で8割以上減少した。営業を始められなかったり、国際大会の開会が危ぶまれたりするスキー場もある。暖冬が地域の観光産業に打撃をおよぼしている。
引用:日本経済新聞(2020年1月12日付朝刊)
子会社に日本スキー場開発(6040)を有しており、このところ、日本駐車場開発の株価が下落している要因にもなっているのではないでしょうか。
日本駐車場開発は、オンシーズン以外のスキー場運営で成功しているので、冬場だけが稼ぎかしらではありません。
EPS・BPSの推移
1株当たりの純利益(EPS)が安定して増加しているのであれば、株主にもメリット大です。
EPS、また、1株当たりの純資産(BPS)も順調に増えていますね。
中期業績の見通し
2022年7月期には、19年7月期の56%アップの増益を計画しています。
これが実現できれば、当然ながら、株主還元に手厚い同社ですので、大幅な増配が見込めますね。
財務基盤
利益剰余金は、順調に増えており、業績が良い証拠です。
株主資本比率は37%(19年7月期)ですが、株主資本、純資産も順調に増えています。
先ほどまで見た通り、業績も非常に好調かつ営業キャッシュフローマージンも高いので、心配ないですね。
自己資本も充実しており、財務懸念はなさそうですね。
キャッシュインも早く、手元流動性は5.77ヵ月も有していますので、財務は万全です。
- 売上債権回転日数:商品を販売してから現金を回収するまでの期間
- 基本的に短いほうが良い(入金が早いため)
- 棚卸資産回転日数:商品を仕入れて、それを販売するまでの期間
- 基本的に短いほうが良い
- 仕入回転日数:商品を仕入れてから現金を支払うまでの期間
- 基本的に長いほうが良い(出金を後ろにできるため)
- キャッシュコンバージョンサイクル(CCC):商品を仕入れて、販売して、現金化するまでの流れ
- CCCは短いほうが良い(運転資金の借入する必要性を小さくできる)
他社との比較
駐車場事業を展開する他社と比較してみましょう。
最大手はパーク24(4666)ですね。タイムズを知らない人は少ないのではないでしょうか。
また、小型株として成長力も魅力なパラカも駐車場事業者です。
この3社で比較してみました。
日本駐車場開発 | パーク24 | パラカ | |
(銘柄コード) | 2353 | 4666 | 4809 |
株価 | 148 円 | 2,602円 | 2,004円 |
時価総額 | 516 億円 | 4,032 億円 | 205 億円 |
予想PER | 17.3 倍 | 24.4 倍 | 13.2 倍 |
PBR | 6.03 倍 | 4.45 倍 | 1.31 倍 |
予想配当利回り | 3.0% | 2.7% | 2.7% |
実績配当利回り | 2.87% | 2.69% | 2.59% |
ROE | 32.05% | 13.37% | 16.76% |
ROA | 11.76% | 4.29% | 7.35% |
自己資本比率 | 37.00% | 30.80% | 44.60% |
日本駐車場開発は、ROEが際立って高いですね。
PERでは、パーク24よりも割安です。PBRは高いですね。
収益力でも、日本駐車場開発は3社のなかでも高いです。
駐車場事業者はどこも増収・増益で好調ですね。
株価の推移
日本駐車場開発は、このところ、株価の下落が著しいです。
スキー場銘柄としても認知されているので、暖冬の影響を懸念されているように思います。
また、第1四半期の決算が悪かったのもありますね。
今まで見たように、業績は極めて好調で、赤字リスクの低いビジネスモデルです。
この株価下落は、増配銘柄を保有するにはむしろチャンスと判断しました。
日本駐車場開発の魅力
日本駐車場開発は、わずか1万円台で購入でき、7月銘柄として配当金分散先としても良いですね。
何より、業績が非常に好調であり、時価総額500億円程度と成長期待。
大株主には、トヨタ自動車も入っており、トヨタとの連携もあるかもしれませんね。
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将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
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