マンション探しをするときには、販売価格の高騰という悩ましい問題もありますが、住宅ローン金利の歴史的な低金利、住宅ローン控除などの家計への支援があるので、買い時と思っている人が多いようですね。
住宅ローンの返済と言っても、毎月お金が出て行くので、感覚的には家賃と変わりません。
高いスペックを利用できて、家賃よりも低い場合もある住宅ローンの利用は、魅力的です。それでも、毎月返済額が大きすぎると、家計の自由度を下げることになりかねません。
バランスが大事です。
さて、そのマンション購入の買い時と思っている理由は、やっぱり金利が低いから。
2人に1人はマンション購入の買い時だと思っている
マンションは、ブランド力のあるマンションが市場の4割を占めているようです(メジャーセブン調べ)。
メジャーセブンとは?
メジャーセブン=住友不動産・大京・東急不動産・東京建物・野村不動産・三井不動産レジデンシャル・三菱地所レジデンスの7社
日本を代表する名だたる不動産会社ですね。
メジャーセブンのマンションは、そのブランド力もあって価格は高め。それだけ信頼度も高いですし、仮に売却するときにも威力を発揮します。
住宅ローンは、35年借入期間とした場合、定年までに返済をし終えることが大事だと言われています。一気に収入が減るときに、住宅ローンの返済は重たすぎますからね。
35年借りるとなれば、30歳で借入をしたときでも、
30歳+35年 → 65歳が返済終了時
です。私は34歳の時に借り入れたので、普通に返済していくと69歳のときとなります。
若いときに住宅ローンを借りるというのは、それだけ老後に返済を遅らせないというメリットもあるわけですね。
なぜいま買い時なのか
メジャーセブンが実施した「第25回 新築分譲マンション購入に際しての意識調査 2016年」によると、『今、マンションを購入すべきタイミングと感じているか』に「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」を合わせた買い時だと思う人が45.8%と実に約2人に1人が買い時だと考えているんです。
出典:マンショントレンド調査「第25回 新築分譲マンション購入に際しての意識調査 2016年」
買い時の理由は?
マンションを購入すべきタイミングと感じている理由として、
◎現在の住宅ローン金利は低水準だから(67.4%)
◎2019年10月に消費税が10%に増税予定のため(34.5%)
◎今後は住宅ローン金利が上がりそうだから(23.3%)
◎住宅ローン控除など購入支援制度があるため(21.2%)
となっています。
出典:マンショントレンド調査「第25回 新築分譲マンション購入に際しての意識調査 2016年」
今の住宅ローン金利は、歴史的に見ても低水準です。
固定金利の指標でもある国債利回りは、昨年のマイナス金利を脱出してわずかにプラスの利回りで推移しています。
出典:日本相互証券株式会社 長期金利推移グラフより
メガバンクをはじめ、主要ネット銀行でも超低金利を提供してくれています。
我が家は、フラット35(1.37%、国債利回り0.3%程度でした。当時もかなり低いと言われていました)で借りましたが、今のフラット35の金利はそれ以上に低いですね。
2020.11月適用金利 | フラット35 | フラット35S |
---|---|---|
返済期間/融資比率 | 9割以下の場合 ()内は9割超の場合 | |
15年以上~20年以下 | 1.02%(団信なし) | 0.77%(団信なし) |
〃 | 1.22%(団信込み) | 1.02%(団信込み) |
21年以上~35年以下 | 1.11%(団信なし) | 0.86%(団信なし) |
〃 | 1.31%(団信込み) | 1.11%(団信込み) |
ホントに羨ましい限りの低金利なのです。
マンション購入を検討しているのは?
出典:マンショントレンド調査「第25回 新築分譲マンション購入に際しての意識調査 2016年」
また、マンションの購入を検討している理由では、「資産を持ちたい・資産として有利だと思ったから」(20.3%)が最も多くなっています。
マンションの価格は首都圏では特に上昇傾向ですが、今のうちに買っておきたいという心理が見えてきますね。
販売価格と住宅ローン金利との兼ね合いを踏まえながら、購入を検討している人が多いのかなと予想しています。
理想とするマンションのタイプは
出典:マンショントレンド調査「第25回 新築分譲マンション購入に際しての意識調査 2016年」
最後にメジャーセブンらしい質問ですが、「信頼できる不動産会社が販売するマンション」(62.6%)がトップでした。
偽装杭事件では、トップブランドを有する販売会社だからこその対応がありましたが、販売会社、そして、どこが施工するのかというのも大事な視点です。
施工会社は、事前に知ることができますし、「現場の所長が手掛けたマンションはどこか?」という問いも有効です。
物件探しの3つのコツ
まずは自分の予算を考える
冒頭、35年で借りる住宅ローンのことを考えると、できるだけ若いうちに借りるのがいいと言いました。
繰上返済をすればいいんじゃないの?
という疑問を持たれた方もいるかもしれません。
ある統計では、「住宅ローンの返済期間は平均14.4年と想像以上に短い。若さを活用した武器かもしれない。」に書いたように、住宅ローンの返済平均期間は15年足らずというデータもあります。
しかし、35年借りている人は少数で、平均で借りている期間は25年と短いのです。
繰上返済をする余力があること、借入金額が小さいからこそ、繰上返済をしていけるのです。
「住宅ローンの負担感がある人は68.2%もいる!お金を借り過ぎてはいけない。」にもあるように、住宅ローンの負担感を覚える人は約7割もいます。
効率的に繰上返済をして、負担を減らすためには、購入時の予算がとても大事です。無理のない範囲で、住宅ローンを組むことが後々の生活に大きく影響するわけですね。
多くても、手取り月額の25%以内の返済額にしておきましょう。
優先順位を考える
予算を抑えると、どうしても諦めるモノも出てきます。
立地なのか、部屋の広さなのか、設備なのか。
それは、人それぞれです。
駅までの距離が不満でダントツ1位という結果があります。
≫ 不満ダントツ1位!5人に1人がマイホーム購入で後悔していることとは?
購入するときには、我慢できるかなと思っても、毎日となるとしんどくなることもあります。駅から遠い、バス便である、「駅近では手に入らない静寂な環境と部屋の広さが魅力」と考えていても、
利便性が高いほうがずっといい
と私は思っています。
価格が安いにはそれだけの理由があるということです。
立地は、後で変えることはできません。だから、こだわるべきは、まずは立地なのです。
資料請求→現地を見る
意外なものですが、物件も見ていくと、自分なりのイメージや相場観がついてきます。
新築マンションの場合、販売会社が決める価格からの値引きは難しいものですが、それでも相場感は大事にしておきたいものです。例えば、リクルートが運営しているSUUMO(スーモ)などを利用して、気になる物件の資料は取り寄せておきましょう。
新築マンション販売の時にもらえる資料は、結構レアで使えるものです。
マンション購入はタイミング
不動産は出会いと一緒で、マンションの購入もタイミングがあります。
◎払い続けて、生活の満足ができる予算設定を
◎優先順位を考えておけばあとで後悔は小さくなる
◎情報には触れまくろう
こうしたことは、タイミングが来る前でもできることなので、将来マンションを購入を考えているのであれば、しておきたいことです。
特に、予算設定は大事です。住宅ローンの借り換えや、もしマンションを売却することになったときでも、予算オーバーよりも、そうでないほうが選択肢は増えることは間違いありません。
ウチは、少々背伸びしてしまいました。その少々が日々の生活の自由度を下げることになったりしますので、予算設定はホントに大事ですね。
いいマンションが見つかりますように。
どうやって物件を探したらいいか分からない・・・って方は、あまり知られていないサイトですが、SUUMO(スーモ)に加えて、「タウンライフ不動産売買」がおすすめです。全国300社以上も登録されていて、信頼できる不動産会社です。
なにより、未公開情報が多数掲載されているのですが、会員登録している方にそうした情報を教えてくれるのです。会員登録はたったの60秒ですることができます。
複数の不動産会社の比較も簡単にできるので、とにかく便利。なにより、不動産は情報が大事ですから、家探しには必須と言っても過言ではないですね。
あなたがこれから、マイホームを探されるのであれば、登録しておけば、物件情報をあなたの手元に届けてくれる強い味方となってくれます。
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