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新築マンションを購入する際に値引きできるの?モデルルームを回った結果はこれ

マンションマンション購入
By: Hiroyuki Naito
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新築マンションを引っ越しをしてから1年が経ちました。月日が経つのは早いものです。

さて、我が家は新築マンションを購入することになったわけですが、物件を探しているときは「マンション」ということ以外は、新築も中古もどちらも探していました。

とにかく、足を使って不動産屋を回り、モデルルームを回り、現場を見ていました。

今日は、新築マンションの値引きができるかどうか、について経験を踏まえてまとめてみたいと思います。

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新築マンションの値引き交渉

2016年1月の契約率は50%台(好調と言われるのは70%超)と、低迷しています。

最新の契約率はこちら

日銀のマイナス金利導入で、住宅ローン金利の低下が見込めるものの、不動産市場は、材料費をはじめ労務単価(職人の賃金)が上昇しているので、販売価格は上昇傾向です。

2017年はバブルを超えて、5,908万円が首都圏の平均価格です。

すごい高い・・・。

統計 2017 不動産経済研究所 マンション価格

それだけ価格が上がってしまうと逆に手を出しづらい・・・ってのが、私たち買う側とすれば本音のところ。

新築マンションを買いたい。そこに住みたい!って思ったときに、あと少し値引きしてくれれば・・・って思うのは、当たり前の心境ですね。

 

新築マンションの値引き交渉はできる!

 

ってのが結論ですが、

応じてくれるかどうかは分からない!

というのが答え。

マンションの販売価格は、綿密に決められていますので、なかなか値下げ交渉には応じてくれないのです。

むしろ、安易に値下げ交渉に応じてくれるのは危険だと思った方がいいでしょう。

  • 値引きしないと売れない

状態なので、簡単に「下げますよ」と言われた場合には、早く在庫処分したい心理が見え見えなのです。

マンションの販売利益

マンションは、

①用地を買う

②建設する

③販売するという長丁場

販売して初めて、利益が出るわけですが、売主であるデベロッパーは先に用地や建設費を払っているので、さっさと回収をしたいわけです。

特に人気の土地となれば、用地購入費が高くなる傾向もあり、今のように建設費が高騰していると、必然と販売価格に影響が出てしまうわけです。

そんな状態で、販売価格を下げるというのは、赤字覚悟ということ。

例えば、横浜の杭基礎偽装で揺れている三井不動産はマンション販売でも最大手グループ。2015年決算資料(アニュアルレポート)によると、マンション事業の営業利益率は5~10%程度となっています。

三井不動産

ほかの大手でも、三菱地所や野村不動産を同じくらいの水準でした。

大手グループは、収益率も高く財務も万全です。

それを実現しているのは長年培ってきた販売能力とブランド力の維持のため営業力です。

財務がいいので、焦って値引きする必要がないのですね。

逆に、繰り返しになりますが、軽々と販売価格を下げるマンションは、要注意です。

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新築マンションでも値引きしてくれる例

しゅん工(完成)後、時間が経っているとき

それでも、新築マンションでも値引きしてくれる場合があります。

実際に、私がモデルルームを回っているときに、経験したものです。

しゅん工後、時間が経っているとき

通常、新築マンションの場合は、青田売りといって、まだ姿かたちも見えないときに契約をすることが多いですね。

モデルルームを見て、夢を膨らませながら、契約書にハンコを押すわけです。

にもかかわらず、完成しても売れない・・・ってときには、値引き交渉に応じてくれます。

いや、むしろ、先にプライスダウンしてくれます。

チラシでも、●●円下げました!ってのを見たことがあると思いますが、これですね。

完売間近で戸数が少ない場合

完売間近の場合で残り戸数が1戸とか2戸など、少ない場合

この場合も、値下げ交渉に応じてくれる可能性があります。

モデルルームの維持にはお金もかかり、営業マンもいつまでも貼り付けておく必要があります。

それよりも、新しいところで仕事をしてもらいたいので、残り1戸や2戸のために、モデルルームを開いて、営業マンを配置するのは、非効率なのです。

それだったら、販売価格を少し下げてでも、完売を目指すのですね。

大手だったら下げない・・・・かもですが、私が経験したなかでは、準大手(東急不動産など電鉄系)でも下げてくれました。

この時に、住宅ローンの審査が通りやすい人は、嬉しがられます。(あるいはほかの物件で仮審査をパスしている)

せっかく、契約を進めていても、住宅ローンの審査に落ちた!ってなると、その間の時間をロスすることになるからです。

仮審査は積極的に受けておくと、こういうときに効いてきます。

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値下げ交渉はとりあえずしよう!

値下げ交渉は、「していいんかな?」と思うくらいなら、どんどんしたほうがいいです。

ただ、買う気がないとまず応じてくれないので、買う気があることは見せましょう。

ちなみに、我が家は10万円だけ値引きしてくれました。

それも販売価格ではなく、オプションで差し引くというもの。

このように、オプション代を安くすることもがあるので、値下げ交渉はしていったほうがいいですね。

新築マンションは値下げを期待せずに

新築マンションの値下げは、あまり期待できません。

それでも、値下げに応じてくれる場合もあるので、臆せずするべきですが、それよりも、値下げありきではなく、好立地・好物件を買うというスタンスがマンションの場合は賢い選択です。

さきの横浜のマンション杭偽装でも、売主である三井不動産は建て替え費用を出すと言っています。

それは財務力があるからこそできるもの。

普通のデベロッパーだと絶対にこんなこと言いません。

杭偽装はしかるべき問題ですが、一方でブランド力のある大手であったのは不幸中の幸いだと思います。

新築マンション値引き
  • 完成後売れていない新築
  • 完売間近の新築(←ねらい目)
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最後に

マンション 内覧会

マンション購入はいろいろと悩むと思います。

マンションの値引きありきではなく、立地にこだわり、周りの環境や販売主にも目を配りましょう。

いろいろとモデルルームを回りましたが、新築マンションでも値下げ交渉に応じてくれるブランドと応じてくれないブランドとありました。

我が家の場合は、200万円以上値引きを提示してくれた新築ブランドではなく、オプションで10万円下げてくれた方を選びました。

値段も大事ですが、それよりも立地や利便性のほうが大事だからです。

マンション選びは、自分で優先順位を明確にするのが大切ですね。

ではでは。

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