コロナショックで株価が暴落していますので、将来の自分に向けて、記録を残しておこうと思います。
株式投資を本格的に始めてから初めての暴落ですので、この経験を次に活かしていく必要があると考えています。
基本的には、暴落が来たときには、やり過ごすのが良いですが、
ときには、致命的な損失にならないように、
損切り
も必要と考えます。
仮に33%も下落すれば、スタートラインに立つのに50%もの上昇が必要なのですから。
下落相場に立ち向かうために
20年3月2日の日経平均株価は、終わってみればプラスで終わりました。
朝方は売りで始まりましたが、日銀談話で値下がりから一転値上がりに転じました。
一時400円を超える上げでしたが、終わってみれば200円ほどの上がり。
出来高は増えてきているのは、良い点かなと思います。
下落相場を経験して
下落相場では、株を安く買えるので、チャンスともとらえることができます。
ただし、どこが底値かを見極めるのは極めて困難なので、現金を持ち、傍観者であることも大切かと考えます。
「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく。悲観の極みは最高の買い時であり、楽観の極みは最高の売り時である」
最大の買いのチャンスが到来していると考えますが、さらなる最大の買いチャンスが訪れるかもしれないことを念頭に置いておく必要があると考えます。
つまりは、現金(投資資金)を確保しておくこと。
含み損がひどくなっている銘柄(20%以上下がっている銘柄など)は、さっさと手仕舞いしておくことも必要かもしれません。
買いのチャンスを逃しても、上昇相場に乗り始めたのを確認してからでも遅くはないでしょう。
日本の相場格言にも「下手なナンピン、すかんぴん」というのがある。
ナンピン買いとは、保有株が下落した際に「買い増し」を行い、株の平均取得単価を下げるという手法。
うまくいけばよいが、失敗すると文無し、 素寒貧 になってしまうと警告している。
これらの格言からは「相場が 混沌 とするときは、中長期で保有する銘柄を除いて売却できる銘柄はいったん全部現金化する。そして株式市場から離れ、静観するのが大事」といった教えが読み取れるだろう。
一方で「休むとはただの休みと思うなよ、次の仕掛けのもととなるなり」という格言もある。
これは「休むも相場」のときにただ休むのではなく、今までの相場を振り返って検証し、足元のマクロ環境や企業動向をじっくり分析した上で、今後の銘柄をしっかり考えろということである。
引用:会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方
買っていい銘柄は保有株のなかでも、業績が良い銘柄だけだと考えます。
業績がとんとん、もしくは、悪い銘柄に対して、買い付け単価を下げるために買いを入れることは、さらなるリスクを拡大していることにほかなりません。
今回のコロナウイルスの影響が実体経済にどれだけ与えているかわからないなか、業績の悪い銘柄はさらに悪化させる可能性があるんですから。
投資資金を確保しておくこと
分散投資とは何なのか?というのを考えると、目の届く範囲で投資銘柄を管理しておくことが重要だと認識し始めています。
そして、投資資金を確保することで、一定の精神状態を保て、今回の弱気相場を分析する余裕が生まれます。
弱気相場ではほとんどの銘柄が値を下げるが、そのすべてが以前の株価まで回復できるわけではない。
どれほど緩やかな弱気相場であっても、株を保有し続けていれば、もう二度とかつての高値まで戻ることのない不良株を売る絶好の機会を永遠に逃す可能性がある。
経済状態が全体的に変化の兆しを見せ始めて手持ちの銘柄が不調であると感じたら、保有株を少なくともある程度は売却して資産を現金化するのは必須なのである。
引用:オニールの成長株発掘法
今回の弱気相場がいつまで続くかは分かりませんが、底を当てるのはほぼ不可能なので、投資資金に余裕を持たせながらやり過ごすことが重要と考えます。
典型的な弱気相場では、通常、三つの段階があり、株価は何度かの戻りによって下落が中断される(すべての弱気相場がこうなるというわけではない)。
その上昇のスイングがちょうど、投資家に買いたいと思わせるような長さなのだ。
一九六九年と一九七四年に、いくつかの銘柄で、ダマシの上昇が最長一五週間という長い期間続いたことがあった。それほど戻りが長引くことは珍しい。
機関投資家は好んで底値買いをする。
実はまだ底ではないのに、底だと思ったら株を買い始めるため、彼らによって引き起こされた上昇は単なる戻りなのに株価の上昇が真実味を帯びてきて、今度はあなたが買いたくなってしまうのだ。
だが新しい強気相場が本当に始まるまでは、現金を片手に横で傍観しているだけのほうがよい。
引用:オニールの成長株発掘法
相場の格言に次のようなものがありますが、
もうはまだなり まだはもうなり
もう底だと思っても、実はまだ底でないということは十分にありますからね。
大きな暴落の後に、低迷期は非常に長く続くこともあるわけです。
エイチ・アイ・エス (9603)が2020年10月期連結業績予想について、下方修正し、純損益が従来の110億円の黒字から11億円の赤字になると発表しています。
実体経済へどのくらい影響が出るかは今のところ分かりませんが、小売業、旅行業、ホテル業などをはじめ、次の決算は厳しいものになるはずです。
慎重な対応が必要です。
「人の行く裏に道あり花の山」
最初の話に戻りますが、悲観の極みは最高の買い時であり、「人の行く裏に道あり花の山」ともいわれます。
自分が恐怖心を抱くような今のような相場の時は、投資資金を保ちつつも、歯を食いしばって、買いに行くことがのちのち大きなリターンを生んでくれることは間違いないでしょう。
自分に対して繰り返し言っておきたいのは、今が本当の底かどうかは、あとになってからでしかわからないということ。
このため、投資資金を確保しつつ、将来の資産形成に向けて、今回のチャンスを活かしたい。
私は、金曜と今日、買いに向かったのでしばらく傍観します。
安定配当株であり、財務基盤も強固な銘柄は嵐を過ぎ去るのを待ちます。
優待株も基本は、優待目当てではなく、業績が良いか、配当が良いかなどで選んでいるので、同様です。
キャピタルゲイン狙いの銘柄は、損切りルールの徹底が求められそうです。
相場が下落局面に入り、恐い時は、みんなも恐いものです。
狼狽売りを避けつつも、回復不能な損失を回避し、現金を保ちつつ、上昇相場を待つことが大事ですね。難しい相場なので、闘わない(投資しない)ことも選択肢です。
回復不能な損失は、それぞれの投資環境・経済環境によりますが、資産の30%も失ってしまうと、失意のどん底になりそうなので、それまでには絶対に売ります。
ではでは。
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