マンション選びをするときに、選択肢のひとつにタワーマンションがありますね。
我が家はマンション住まいですが、実際に購入に当たって新築・中古を問わずに物件探しをしました。
そのときに、タワーマンションも選択肢に入れていたんですが、結局はタワーマンションは購入しませんでした。
タワーマンションは資産価値のある良いマンションだと思いますが、あくまで我が家が選択しなかった理由をまとめた記事です。
これからマンションを購入する方のために、少しでもヒントになればと思います。
タワーマンションを選択しなかった理由
我が家は世帯年収が800万円~900万円くらいの共働き家庭ですので、高額なタワーマンションは購入できず、ごくごく普通のマンションを購入しています。
タワーマンションは単純に値段が高いので、手が出ないということもありますが、資産価値は高いですので選択肢として入れました(少し背伸びをすれば狙える物件もあったからです)。
選択肢から外した理由をまとめておきます。
眺望は意外と見ない
タワーマンションの売りの一つがその「眺望の良さ」にあると思います。
私が住んでいるマンションからも眺望はありますが、「思いのほか眺望にうっとりする」という時間はありません。
というか、そういう意識すら働きません。買う前は、眺望を楽しむこともあるのかなって思っていましたが。
タワーマンションに住む何人かの友人に話を聞いてみると、「最初だけ良かった」というみな同じような回答でした。
「眺望の良さ」の賞味期限は意外と短いのかもしれません。
エレベーターが来ない
エレベーターの待ち時間ってなぜあんなにもストレスが溜まるのだろう。
友人のタワーマンションに遊びに行ったときの話です。
ちょうどマンション購入を考えていた時期だったので、「遊びに来る?」の一言に『行く!夫婦で行っていい?』と了解を得て押しかけました。
駅直結徒歩1分のマンション。
電車で向かって駅近マンションを体験させてもらったのですが・・。
大きなタワーマンションだったので、エントランスからエレベーターまでの距離がやたらと長い・・・
やっと着いたエレベーター乗り場。
エレベーターがなかなか来ない・・・
結局友人宅に着いたのは、駅から10分近くかかっていました。
確かに直線距離では徒歩1分かもしれませんが、駅近感は全く感じなかったんです。
夫婦揃って、これが毎日と思うとないわ・・・と思ってしまい次第にタワーマンションへの憧れが薄れていきました。
自分のオフィスやマンションもエレベーターはありますが、オフィスの場合そこそこ大きいので、エレベーターの待ち時間はやっぱりストレスです。
自分のマンションは、戸数もそんなに多くないこともあって、エレベーター待ち時間でのストレスはほとんどありません。
エレベーターでマンション住人と一緒になるのも意外と嫌な人も多いと思いますが、そもそも小中規模のマンションであれば会うことも少ないですね。
朝の待ち時間と各駅停車
朝の通勤時は、エレベーターが混むことがあります。そうなると、待ち時間がほんとに長く感じることもあります。
エレベーターの時間ってあとどのくらいで来るのか?というのが読めないので、余計にストレスが溜まってしまうんでしょうね。
待ち時間だけでなく、乗っている最中に各駅停車のごとく、止まりまくるときもストレスを感じたりします。
災害時の上がれる?
階数がシングル(9階まで)であれば、なんとか階段でも行けるかなと思いますが(私は5階くらいが限界)、仮に災害が起こったとき、エレベーターが止まったときなどに往復できる距離というのも考えていました。
ちょうどイギリスでタワーマンションが火事になっている衝撃の映像を見た人も多いと思います。
健康被害!?「高層階症候群」
高層階に住むと外に出るのが億劫になったりするようですが、一番は「揺れ」です。
実際風の強いときとかは、揺れている感じがしました。
これは、地震の力を分散するため、免震構造を採用していることから、あえて揺れやすくしているようですね。高層階は常時わずかに揺れているようです。
1994年当時の厚生省や労働省などからの依頼を受け調査した東海大学医学部の逢坂文夫講師の論文によると、流産・死産の割合は、1~2階で6.0%、3~5階で8.8%、6階以上で20.88%、と高くなるにしがたい増加する
海外では、高層階に子どもを住まわせないようにするなどの規制もあるようですが、眺望と引き換えにするには、大きなリスクのようにも思ったんです。
参考 本当は怖いタワーマンション!? 絶景眺望の落とし穴「高層階症候群」とは?
居住者所得の格差
これは特にパートナーが嫌がっていましたが、高層階に行けば行くほど高額であるため、高所得者が住むことになります。
ドラマなどでもありましたが、低層階との格差やバラエティある間取りの多さ(1LDK~4LDKなど)で、住民の価値観が違い過ぎることの懸念がありました。
ドラマのように高層階の人がそのような思いを持っているかは不明ですが、ただでさえ価値観の違う人たちが住むマンションですので、少し不安を覚えたことを記憶しています。
マンション選びは生活に合うかを考えよう
結局、我が家はタワーマンションを購入しなかったのは、自分たちの思う生活に合わないかなと直感したのが一番の要因です。
タワーマンションに住む友人に聞くと、「エレベーターの待ち時間も苦にならない」なども行っていましたし、別の友人は「ステータスになる」ということも言っていました。
確かに、かっこいいし、眺望も素敵だし、資産価値も高い。
たまに住んでいる人のことを想像するとうやましく思うときもある。
我が家は、ステータスも大事だけど、それよりも生活しやすさに重点を置いて、マンションを選びました。
タワーマンションは中古物件のみを見て回りましたが、新築の場合はモデルルームがありますので、見学に行ってみるといいかもしれませんね。
あきんこさんの「タワーマンションのモデルルームの見学に行って驚き!見栄で購入したら絶対後悔する!」がすごく参考になるので、一読されるといいと思います。
マイホーム選びは、自分たちのより生活しやすい究極の住環境を選ぶことだと思います。
優先順位はなにか?
まずは、それを夫婦で徹底的に話し合うことが大事なのかもしれませんね。
(我が家はパートナーの意見にやや押された感がありました~w)
Pickup! 新築マンション2年目で最大の後悔。これからマンションを検討する方に知っておいてほしいこと。
Pickup! 不満ダントツ1位!5人に1人がマイホーム購入で後悔していることとは?
こうしたマンションを購入するためにも、買うだけではなく、生活できるために適正な住宅ローンを組むことが大事です。住宅ローンは、お金を借りることですが、お金を借りて資産を得るというのは悪いことではありません。
そして、その「借りる金額」が借りることができるか、をきちんとシミュレーションして、実際に借りることができるか確認しておきましょう。
そのためには、まずは、事前審査を受ける必要があるので、受けておく必要があります。
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住宅ローンの相談に乗ってもらうと、自分たちの資金計画がよりリアルになってきますので、ぜひ利用しておきたいですね。
ではでは。
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