ふるさと納税は年内にしておくことで、翌年に税控除を受けられます。
ふるさと納税をする際に最も確認しなければならないことは、寄付限度額(上限額)です。
税控除を受けられる上限額が、年収等に応じて決まっています。
この上限額の範囲内であれば、税控除により実質負担2000円で特産品をゲットできます。
上限額を超えてふるさと納税(寄付)をした場合は、寄付損、まるまる自己負担ということになり、お得ではありません。
では、上限額はどのようにして確認するか?
というと、シミュレーションサイトを使えばオッケー。
私は毎年使って、毎年きちんと税控除されてるので、検証済みです。
大手ふるさと納税サイトには、このシミュレーション機能がついています。
違いがあるのか、比較検証をしてみました。
どのシミュレーションを使ったらいいか分からないという方に読んでもらえればと思います。
ふるさと納税シミュレーションツールで違いはあるか
5つのサイトで検証!前提条件はこれ
前提条件が違えば、当然、結果が違いますので下記の条件で設定しました。
【前提条件】
- 税込年収700万円
- 配偶者税込年収300万円
- 15歳未満の子ども一人
- 社会保険料 1,022,820円
- ほかの収入なし(不動産、雑所得、事業所得など)
- 生命保険料控除なし
- 医療費控除なし
- 住宅ローン控除なし
- 小規模企業共済なし
としました。
検証したサイトは、
総務省が示している上限額の目安とも比較します。
ふるさと納税上限額のシミュレーション結果
早速ですが、結果を見てみましょう!
それぞれのふるさと納税サイトには、「簡易版」と「詳細版」のシミュレーションがありました。
簡易 | 詳細 | 上限額(円) | |
総務省目安 | – | – | 108,000 |
ふるさとチョイス | あり | あり | 108,984 |
さとふる | あり | あり | 107,000 |
ふるなび | あり | あり | 108,900 |
楽天ふるさと納税 | あり | あり | 108,271 |
ふるさと本舗 | あり | あり | 108,956 |
ほとんど108,000円と同じでしたね。
シミュレーションするのが手間だと思った場合は、この総務省の上限額目安を見れば一瞬で分かりますね。
あなたの上限額の把握に便利に使えます。
どのふるさと納税サイトのシミュレーションツールがいいか
では、どのふるさと納税サイトのシミュレーションツールがいいのか見ておきましょう。
ふるさとチョイス
ふるさとチョイスは、掲載自治体数ナンバーワンのふるさと納税サイトです。
まず始めるなら真っ先に登録しておくべきサイトです。
シミュレーションツールはとても使いやすいです。
ただ、数字のカンマがないので、やや見にくいです「
「7,000,000」だと見やすいですが、「7000000」となるので。
細かいところですが。
- 配偶者の年収
- 扶養家族の有無
- 生命保険料控除
- 地震保険料控除
- 医療費控除
- 小規模企業共済
- 住宅ローン控除
の項目も入力可能です。
≫ ふるさとチョイス
さとふる
さとふるは、掲載自治体数も多く、定期便などもあって使いやすいです。
ただ、シミュレーションツールは一番使い勝手が悪かったです。
給与所得控除額の入力など源泉徴収票を引っ張り出さないといけないので、面倒でした。
また、生命保険料控除など各種控除の設定ができないので、詳細版と言えどもほかのふるさと納税サイトのシミュレーションツールよりは劣る
という印象です。
さとふる自体は使いやすいですが、シミュレーションツールはイマイチでした。
≫ さとふる
ふるなび
ふるなびは、Amazonギフトが必ずもらえるなど使い勝手のいいふるさと納税サイトです。
個人的には一番よく使わせてもらっています。
シミュレーションツールも使いやすかったです。
- 配偶者の年収
- 扶養家族の有無
- 地震保険料控除
- 医療費控除
の項目も入力可能ですが、やや少ないので、詳細シミュレーションにはやや力不足ですね。
≫ ふるなび
楽天ふるさと納税
楽天ふるさと納税は、楽天スーパーポイントがもらえ、また、使えるので重宝するサイトです。
シミュレーションツールは、給料以外の所得(不動産や事業所得など)も合算したり、各種控除も設定可能です。
- 配偶者の年収
- 扶養家族の有無
- 生命保険料控除
- 地震保険料控除
- 医療費控除
- 寄付金控除
- 小規模企業共済
- 住宅ローン控除
- ほかの所得合算も可能
の項目も入力可能ですので、詳細なシミュレーションが可能です。
≫ 楽天ふるさと納税
ふるさと本舗
ふるさと本舗は、ふるさと納税サイトとしては新しいですが、ふるさと納税の返礼品を購入することもできる珍しいサイトです。
返礼品で気に入った場合は、購入してリピートすることも可能ってことですね。
シミュレーションツールでは、
一番使いやすかったです!
- 配偶者の年収
- 扶養家族の有無
- 生命保険料控除
- 地震保険料控除
- 医療費控除
- 寄付金控除
- 小規模企業共済
- 住宅ローン控除
- ほかの所得合算も可能
の項目も入力可能ですので、詳細なシミュレーションが可能。
シミュレーションツールで迷った場合は、ふるさと本舗を使えばいいでしょう。
≫ ふるさと本舗
ふるさと納税をしてみよう
以上、ふるさと納税の限度額について、ふるさと納税サイトのシミュレーションツールを使って検証した結果でした。
結論から言うと、総務省の限度額目安を見るのが一番楽!という・・・・。
ほかの所得合算やほかの控除も踏まえて、詳細にシミュレーションしたい場合は、ふるさと本舗がいいです。
もしくは、私も良く使っている「みんなの税ツール」がおすすめです。
ふるさと納税サイトのシミュレーションツールを使ったからと言って、そのふるさと納税サイトを利用しないといけないってことはないのでご安心を。
いずれも使い勝手のいいふるさと納税サイトです。
ふるさと納税の確定申告の方法
税控除を受けるためには、確定申告をすることが必要です。
確定申告なんてしたことないという方は、ハードルが高そうに感じますが、実は超簡単です。
税務署に行く必要もありません。
税務署の確定申告サイト(令和2年分 確定申告)から「寄附金控除」を選んで、ふるさと納税した「自治体」と「寄付額」を入力するだけで申告書を作ってくれます。
印刷して、自治体から送られてくる「寄附金控除証明書」を添付して、税務署に郵送するだけです。
税務署に行かないと、、、あんなに並ぶのが嫌だ、、、と思って躊躇する必要はありません。
私もこの方法で、一度も税務署に行くことなく、毎年、税控除をきちんと受けることができています。
ワンストップ特例でも可能。この場合は、寄付した自治体すべてに「ワンストップ特例申請書」を送付するだけです。
注意点は2点です。来年1月10日までに全ての自治体に送付必着です。
2点目は確定申告すると特例制度は無効になるので、改めて確定申告が必要です。
絶対覚えておいてくださいね。
まとめ
結果的にどのシミュレーションサイトを利用しても、ほぼ同じでしたね。
ふるさと納税は、実質負担2千円で返礼品をもらえるので、納税されている方はほとんどお得になると考えていいでしょう。
お肉やお米などをもらって食費の節約につなげてもいいですし、家電をもらって生活を便利にするのもいいですね。
また、旅行券をもらうこともできるので、旅行代の圧縮につなげることも可能です。
まずは、あなたの年収や家族構成に応じた「ふるさと納税上限額」を確認して、ふるさと納税をしてみましょう。
年内にすることで、税控除を受けることができます。
税控除は、確定申告(税務署のサイトで簡単にできます)をすればOKです。
めちゃくちゃ簡単です。
ではでは。
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