老後の不安のなかでも、お金に関する不安は大きいものです。
お金の不安を打ち消すために、必要だと思うのが「定期的な収入源」を持つことです。
公的年金が主たる収入になっていくものの、やはり心もとないですね。
しかも、その年金については、現役世代の減少と受給世代の増加という日本の現状を踏まえると、私たち30代が年金を受け取るときには、今よりも厳しい状況になっていることは想像に難くありません。
そこで、我が家がコツコツと進めているのが「配当金」による収入源を作っていくこと。
月に5万円の配当収入があれば、年60万円。
年金+5万円となれば、精神的にも金銭的にも余裕が出てくる水準です。
では、月5万円の配当金をもらうためには、いくら必要か。
老後の不安「お金」
金融広報中央委員会の調査によると、約8割は老後の生活に不安を抱えています。
老後の心配をしている理由のなかでも、大きいのが「年金や保険が十分でないから」に次いで、
「十分な金融資産がないから」
というものです。
つまり、老後資金2000万円問題が話題となりましたが、金融資産を築いていくことが、老後の不安を打ち消す方法のひとつというわけです。
当たり前ですが。
元本割れはしたくない
金融資産を築いていくには、貯金や投資でお金を増やしていくしかありません。
その原資を作るために、給料収入から貯金を作り、一定程度貯まれば投資に回し、複利運用をしていくことが大事ですね。
一定程度の貯金というのは、収入源や家計の状況によって変わってきますが、
最低限月給×6か月分
いわゆる
生活防衛資金
と呼ばれるもので、なにかあったときに対応できる貯金です。
6か月以上あればいいのは言うまでもありません。
さて、金融資産が不安を解消するのに、活用したい”投資”。
収益性高くても、
元本割れ起こすなら保有したくない人は8割!!
徐々にその割合は下がっているとはいえ、8割の人が保有したくないというわけです。
給料からの貯金だけで、どれだけお金を貯めることができるでしょうか。
高収入であればまだしも、平均的な年収であれば、十分な金融資産を築くのも難しいのではないでしょうか。
月5万円の配当金をもらうためのポートフォリオ
貯金だけで資産形成するのは困難です。
やはり、株式投資にこだわる必要はありませんが、リスク資産への投資をしていくことで、金融資産を築いていくことができます。
リスク資産とは、「危険な資産」という意味ではなく、値動きのある資産というわけです。
リスクはデンジャー(危険)とイコールではありません。
配当金で複利運用を実践
配当金を出す銘柄に投資をしていくと、定期的に配当金が入ってきます。
国内銘柄であれば、年1~2回の配当金を出すのが多いですね。
この配当金は、株価のように値動きが激しいわけではなく、安定して推移しています。
また、上場企業は配当金総額を年々増やしており、株主還元の姿勢を強めていますね。
日経225構成銘柄の平均配当性向は40%程度あり、利益の4割は株主に還元しているわけです。
配当金の良いところ
投資は、短期で結果を求めると、負ける確率が高くなります。
一方、長期で投資をしていくことで、企業の成長の果実を受け取りやすくなりますね。
この長期投資を実践するのは言うは易く行うは難し。
ただ、「配当金」という定期的な収入があると、投資に対するモチベーションを保つことができます。
定期的な配当収入というのは、投資の実感ができ、また、真の不労所得として、家計にとってもプラスになることは間違いありません。
具体的なポートフォリオ(例)
減配リスクが低く、安定した配当金を生み出す事業を持つ銘柄を選択しました。
また、15銘柄と銘柄を絞り、目の届く範囲の銘柄としています。
一つの銘柄に集中投資をしてしまうと、減配リスク・株価下落リスクに対して弱くなってしまうので、分散投資をするのが王道です。
銘柄 | 証券コード | 現在値 (¥) | 配当 (¥) | 配当(%) |
JT | 2914 | 2,488 | 154 | 6.19% |
KDDI(株) | 9433 | 3,178 | 110 | 3.46% |
(株)NTTドコモ | 9437 | 3,010 | 120 | 3.99% |
ソフトバンク(株) | 9434 | 1,495 | 85 | 5.69% |
(株)三菱UFJ | 8306 | 579 | 25 | 4.31% |
東京海上ホールディングス(株) | 8766 | 5,964 | 190 | 3.19% |
オリックス(株) | 8591 | 1,803 | 88 | 4.88% |
三菱商事(株) | 8058 | 2,885 | 125 | 4.33% |
伊藤忠商事(株) | 8001 | 2,420 | 85 | 3.51% |
(株)ブリヂストン | 5108 | 4,393 | 160 | 3.64% |
ヤマハ発動機(株) | 7272 | 2,311 | 90 | 3.89% |
東海カーボン(株) | 5301 | 1,081 | 48 | 4.44% |
積水ハウス(株) | 1928 | 2,414 | 81 | 3.36% |
(株)長谷工コーポレーション | 1808 | 1,404 | 60 | 4.27% |
コマツ | 6301 | 2,566 | 110 | 4.29% |
この15銘柄の平均配当利回り4.03%(税引き後3.21%)と、高配当ポートフォリオとなり、東証一部上場企業の平均配当利回り約2%と上回る配当を受け取ることができます。
100株ずつ投資すると、
総投資額は約380万円
で、年12万円の配当金/税引き後を受け取ることができます。
5単元ずつ買って
約1,900万円の投資
をすると、
年60万円の配当(月5万円)
を実現することができます。
ひとつのゴールと考えることができますね。
収入源を作る投資手法を実践してみよう
安定した配当金を出してくれる企業への投資は、長期投資にうってつけです。
長く保有していくことができています。
老後を迎えたときに、年金以外の「収入源」があれば、「不安の大きい金融資産を持っていない」を解消することもできると考えています。
ただ、リスク資産に投資したくない人が8割もいるのが現状。
配当金のように、目に見えてお金が入ってくる収入源を持っておくと、投資の実感を得ることができます。
まずは、少額から始めて投資をしてみるのが大切ですね。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
【LINE証券のメリット】
- 1株数百円から手軽に投資ができる(最低100円から投資ができる)
- 全銘柄買付手数料が無料
LINE Pay・LINEポイントを使って投資ができる(1ポイント1円で入金可能)
- 平日21時まで取引可能
- LINEアプリから取引ができる
- LINE Payで引き落とし設定が簡単
- 投資信託も購入できる
コメント