6月は3月決算の配当金が入ってくる嬉しい月でもありますね。
また、四季報夏号も発売され、四季報独自に2期決算予想を見ることができるので楽しみな月でもあります。
今年最後となるジュニアNISAの枠が残り20万円となったので、20万円以下で買えて、永久に保有できそうな優良株を探しています。
来年からNISA制度も変わるので、これまで以上にNISAでの運用が大事になってきますね。
過去の失敗の経験を踏まえて、できるだけ損切りにならないような長く保有できるような銘柄に投資をしたいものです。
- 割安と考えられる優良銘柄を探してみました
NISAでも買いたい優良企業(20万円以下で買える)
20万円を超えちゃってる銘柄も1銘柄あるのですが、10万円台で買えるような銘柄の中から探してみました。
10万円台だと株数の積み上げも、値嵩株よりはしやすいですし、分散投資がしやすい点でも精神衛生上も良いです。
6823 リオン【隠れた優良銘柄】
あんまり聞いたことがないかもしれませんが、補聴器でシェア首位の銘柄です。
これから高齢化がどんどん進んでいきますので、補聴器市場は拡大するのではないかと考えていますが、高収益、割安銘柄ですね。
PER10倍、PBR0.89倍とPBR1倍割れの銘柄であり、自己資本比率77%の超優良財務企業です。
同社の業績推移を見てみましょう。
リーマン時には下がっていますが、それ以降はほぼ安定的に営業利益率10%を超える高収益企業ですね。
配当金も減配することなく、配当性向も低くて、配当利回り約3%はなかなか魅力的な水準ですね。
ちなみに、同社は株主優待としてグルメカードをもらえるので家計にも助かりますね。
なぜ、グルメカードなのかは分かりませんが、補聴器の割引券も合わせてもらえます。
四季報で目に留まったのは、
同社は、補聴器などの医療機器が売上の51%(利益率8%)と補聴器メーカーですが、
微粒子計測器28(23)
同セグメントは、売上の28%を占め、なんと利益率は23%と超高収益ですね。
四季報のプロフィールを見てみると、「微粒子測定器を半導体関連のフッ化水素、レジスト用に拡大、世界で寡占的地位築く」
となっています。
空気中や液体中にある埃や不純物などの微粒子を計数する計測器のことで、半導体工場などで欠かせないものですが、同社は世界的なメーカーだったんですね。
半導体。
これからも成長産業であることはだれもが認めることでしょうし、浮き沈みの激しい業界とはいえ、同社の製品はこれからも売れ続けるでしょう。中計でも力を入れると言っており、まさに注目の企業と言えそうです。
同分野は同社の利益の過半を稼いでるまさに屋台骨を支える事業。
補聴器の安定ビジネスと高いシェアを持つ高収益事業を持っている、PBR1倍割れの株主優待もある割安銘柄と言ってもいいのではないでしょうか。
6076 アメイズ
ちょっとNISAで永久に保有できるかというとやや不安もありますが、ホテル銘柄ではなかなか優良企業のアメイズです。
同社に目が留まったのは、その収益率の高さ、ですね。
営業利益率は、コロナショック時を除けば、20%を超えるときもあるホテル事業ではかなりの高収益の部類ですね。
指標面で見ると、
PER11倍、PBR1.29倍、グレアムのミックス係数は14.6倍と割安な部類と言えるでしょう。
ビジネスホテルではトップクラスの共立メンテナンスのドーミーインは、コロナ前で利益率10%でしたから、同社の利益率の高さはかなり群を抜いていると言ってもいいと思います。
装置産業ですので、いつパンデミックが来るかは分からないので、その点不安定な部分はありますが、利益率の高さ=赤字になりにくい(コロナ時も黒字)ので、強いビジネスモデルを有していると言えそうです。
8282 ケーズHD
家電量販店の一角であるケーズHDは、
減配しない銘柄
として着目しました。
配当性向の引き上げも打ち出していますし、
- PER10.7倍
- PBR0.82倍
- グレアムのミックス係数8.72
- 配当3.5%
- 年2回の株主優待
- 株価10万円台
というのはまさに魅力しかないような銘柄です。
同業他社の営業利益率は2%程度ですが、同社はその2倍となる4%程度と高収益な点も魅力を感じる点です。
- 財務面も不安なく、家計にも役立つ優待株
10万円ちょっとで買えますので、ポートフォリオの片隅に置いておいても良い銘柄ですね。
5121 藤倉コンポジット
電線御三家の一角フジクラ(5803)の子会社である藤倉コンポジットに着目しました。
同社に注目したのは、四季報を何気なく見ていたときに、
海外の売上が41%もあるグローバルメーカーであり、スポーツ用品事業は37%の超高収益事業を持つメーカーだということです。
同社の利益率は10%と高い部類ですが、ゴルフシャフトを手掛けるスポーツ事業に限るとなんと37%のすさまじい利益率を持つ会社なのです。
配当は過去に若干の減配はあるものの、
現在の配当利回りは4%を超えており、高利回りも魅力的です。
ちなみにこの銘柄、指標面でも激安割安銘柄のPBR0.6倍です。
- 予想PER 6.3倍
- PBR 0.64倍
- グレアムのミックス係数 3.83
- 自己資本比率 82.6%
財務面は全く不安ゼロの自己資本比率80%と充実しています。
時価総額217億円の会社が、キャッシュ約70億円を保有しており、無借金、自己資本80%の高収益企業でPBR0.6倍とすごいですね。
ちなみに、私はゴルフをしたことがないので、シャフトの良しあしは分かりませんが、
だそうです。
プロが認めるフジクラシャフトを手掛ける同社は、今後も安定して収益は上げていきそうですね。ゴルフしてみたい(お金かかる。。)。
バフェット流に、できるだけ損をしないような投資をしたいわけですが、
オーナー利益(純利益+減価償却費-設備投資)÷4%(米国債30年債)で計算してみると、同社の企業価値は1149億円。
時価総額は217億円しかありませんので、安全マージンとして900億円くらいありますので、今の株価はかなり割安といってはいいのではないでしょうか。
8029 ルックHD
最後に、レディース向けアパレルファッションメーカーのルックHDを取り上げました。
四季報見ていて気になったのが、
- アダストリア(2685) PER14.6 PBR2.3
- パルG(2726) PER16.1 PBR3.02
- ハニーズHD(2792) PER11.1 PBR1.13
と比較しても、PER6倍、PBR0.57倍のルックHDはすごい割安に感じます。
収益力で見ると、ハニーズが突出する11%ですが、ルックHDはここ3年7%近くと高まってきています。
配当もぐんぐん増やしており、増配率が高いですね。
企業価値を先ほどと同じように計算して見ると、850億円もあり、時価総額はわずかに185億円ですから、十分な安全マージンのある会社と言っていいでしょう。
- PBR1倍を大きく割れる0.5倍台。自己資本比率50%強の財務優良銘柄。
株主優待もあるので、なかなか魅力的と言えそうですね。
20万円以下で買える優良割安銘柄
23年夏号の四季報で見つけた20万円以下(ルックHD除く)で買える割安銘柄をピックアップしてみました。
リオン、藤倉コンポジットはグローバルメーカーでもありますし、内需銘柄のルック、ケーズ、アメイズは株主優待もあって、なかなか面白い銘柄ですね。
って今気づきましたが、
全銘柄優待がある銘柄
でしたね。
- PBR1倍割れの銘柄もあり、魅力度高い!
配当金も楽しみな銘柄ですし、優待もあっていいですね。
この中から1社選ぶなら・・・・
株価も低迷してくれているリオンですかね。
補聴器使っている人が、コロコロメーカー変えたりしますかね。多分、しないと思うんですよね。私だったら、不具合とかなければずっとリオンを使い続けます。
微粒子計測器は23%の利益率のある高収益ですし、これもずっと使われるでしょう。
優待も外食の際に使えるジェフグルメカードですし、配当も減配なく、今の配当は魅力度やや低い2.3%ですが、PBR1倍割れと改善も期待できるところです。
ご参考までに。
最後におすすめ投資本のご紹介。
投資するなら学んでおきたいピーターリンチやバフェットのこの本もぜひ読んでください。
必ずあなたのためになります。
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