増配が期待できる銘柄への投資を基本としているのですが、配当が毎年のように増えていくのは嬉しいものですね。
決算発表が相次いでいますが、株主還元を充実させている銘柄は注目ですね。
私は株式投資をしてから「配当金」が増えていくことで、家計メリットを感じ、また、資産を増やすことができています。
日中は株価を見ることもできず、トレードによる利益よりは、中長期で保有しながらキャピタルゲインやインカムゲインを得ていきたいと考えています。
さて、株主還元を充実を発表している、また、期待したい銘柄を3銘柄取り上げました。
増配力に期待の3銘柄
増配に期待したい銘柄です。
7729 東京精密
半導体製造装置・精密計測機器メーカーで、ウェーハ製造分野・半導体テスト分野・後工程分野機器は世界トップクラスを誇りますね。
直近四季報では、「全力対応」、その前の四季報では「大忙し」の見出しが出るなど、半導体装置の受注がすごいことになっており、おお忙しいですね。
配当金も1株130円から168円に大幅増配修正をしています。
EVの開発加速や普及に伴う車載デバイス・パワー半導体も旺盛な需要があるようで、EV関連銘柄としても注目ですね。
これまでの配当金の推移を見ておきます。
半導体製造装置を手掛ける同社ですが、コロナ禍でEPSを落として大きく減配しましたが、増配傾向が続いていますね。
配当性向の目安は35%となっています。
約10年で配当金は10倍にもなっていますね。
業績面
半導体製造装置の受注がすごいことになっていますので、しばらく好業績が続きそうですね。
財務面
財務面も見ておきます。
自己資本比率は70%超えで好財務。
営業キャッシュフローマージン(営業CF÷売上高)は、20%を超えており、キャッシュを稼ぐ力も強いですね。
指標面では、PER11倍、株価も年初来で6%程度しか上がっておらず、いずれ業績が下降を辿るだろうと思われてそうですね。
半導体製造に欠かせない検査装置は世界首位の会社ですし、EV関連にも事業を広げていますので、成長し増配を期待したいですね。
時価総額は2100億円程度とやや大きいですが、ライバルのディスコが1.1兆円程度あります。
今回の決算を見てポートフォリオに入れました。
半導体関連銘柄は東京応化工業やフジミインコーポレーテッドくらいしか保有しておらず、半導体分野をウォッチしていくためには保有株に入れるのがベスト。
同社の成長を期待したいです。
7729 東京精密 | |||
株価 | 5,150円 | 営業利益率(予) | 16.0% |
PER(予) | 10.94 | ROE(予) | 10.9% |
PBR(実) | 1.83 | 自己資本比率 | 73.9% |
ミックス係数 | 20.07 | 営業CFマージン | 6.8% |
配当利回り(予) | 3.26% | 配当性向 | 35.1% |
21.11.5現在
6652 IDEC
制御機器の専業総合メーカーの同社は、制御用操作スイッチは国内トップクラスの超優良企業です。
四季報でひそかに着目していた銘柄で、保有はできていませんが、めちゃ欲しい銘柄。
22年3月期2Q決算で上方修正をしており、配当も大幅増配を発表しました。
過去10年減配することなく、配当をしてきていますので、信頼感も抜群ですね。
業績
売上は、日本4割、海外6割程度とグローバルで展開している会社です。
同社の主力のスイッチ事業で、非常用停止ボタンなど身近なところにもありますね。
無線振動センサで、石油化学プラントなどの設備や機器による振動データを収集し、故障の予兆を見つけて未然に防ぐ「予知保全」を可能とする製品で火災予防をしたり、
2021年9月、大和ハウス工業の現場で使われる高所作業車に、挟まれ防止用システムを採用されるなど、
予防、安心、安全などのために同社の製品が使われています。
製造現場などで熟練者が減っている中、こうした製品のニーズは高まりそうですね。
財務面
財務面も見ておきましょう。
自己資本比率は50%近くと高く、財務懸念はなしですね。
営業キャッシュフローマージンも高く、営業キャッシュフローが純利益を上回るいわゆる質の良い利益(アクルーアル)を出している銘柄です。
最後に指標面の確認です。
6652 IDEC | |||
株価 | 2,657円 | 営業利益率(予) | 7.5% |
PER(予) | 11.55 | ROE(予) | 6.5% |
PBR(実) | 1.86 | 自己資本比率 | 49.1% |
ミックス係数 | 21.43 | 営業CFマージン | 11.9% |
配当利回り(予) | 3.01% | 配当性向 | 53.5% |
アクルーアル銘柄は次の記事でも紹介しています。
7433 伯東
電子機器や半導体部品を手掛ける輸入商社の伯東。伯はブラジル、東は東京というのが社名の由来のようですね。
その伯東ですが、大幅増配を発表しており、配当金を一挙に2倍に増やしました。
半導体需要が大きく伸びていることで、業績が拡大していますね。
当初予想から経常利益が前年同期比65.8%と大幅修正しています。
財務面
財務面を見ていると、自己資本比率は50%と高く問題なさそうですね。
20年3月期は在庫が増えた関係で営業キャッシュフローは大きくマイナスでしたが、基本的にはプラスで推移していますね。
指標面では、PER10倍程度、PBR0.8倍とかなり割安な水準ですね。
配当は2倍になったことで、配当利回りは5%を超えてきています。
7433 伯東 | |||
株価 | 2,286円 | 営業利益率(予) | 2.3% |
PER(予) | 10.57 | ROE(予) | 5.5% |
PBR(実) | 0.79 | 自己資本比率 | 48.2% |
ミックス係数 | 8.39 | 営業CFマージン | ▲10.6% |
配当利回り(予) | 5.25% | 配当性向 | 39.8% |
低PER・高配当・増配銘柄3選
PERが低く高配当銘柄のなかでも、増配が期待できる銘柄として3銘柄を取り上げました。
成長力があるのは伯東ですね。
完全ノーマークでしたが、すごく良い企業ですね。
低PBR銘柄でもある点も見逃せません。
少額でもコツコツ投資を続けているので、気になる銘柄は保有してみるのもいいですね。
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