最近、繰り返し読み返している本があります。
「アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉」と言う本なんですが、子育てをされている親にはぜひ読んでもらいたい、そう思える良書です。
たまたま書店をぶらぶらしているときに手を取ったんですが、買って良かったですね。
子育てに正解はないと思いますが、先人たちのヒントはたくさんあります。
我が子の幸せを願わない親はこの世にいないわけで、子どもが幸せに育つために親の努力、気持ち、態度、言葉はとても重要なんだと思います。
子育てに関する本はあまたありますが、まずこの一冊を読むことをおすすめします。
親が子どもにすべきこと3つ
この本で繰り返し繰り返し書かれていることは、大きく3つあります。
1.子どもに勝つ体験をさせよう
2.親は子どもを勇気づけよう
3.子どもが道を誤らないように声を掛けよう
というものです。
子どもに成功体験を積ませよう
アドラー心理学の最大の特徴は「人は何かの原因によって行動するのではなく、目的に向けて行動する」と捉えたことにあるようです。
「勝てた」という経験をさせよう
どんな人間も劣等感を持つことがありますよね。私も子どものときには、劣等感の塊ような感じでしたが、今では劣等感を持つこと自体はなくなりました。
子どもの劣等感を否定するのではなく、優越性の追求をサポートしてあげるのが親の役目
どんな子どもも、絶対に得意とすることがあるはずです。それを親は忘れてはいけません。そう、絶対に。我が子の良いところ、強いところ、そういう点をどんどん見つけてあげたいです。
何かに「勝つ経験」をした際に積極的になったことはありませんか。なんでもいいんですが、自分でできた!誰かに勝った!こうしたことで次の行動をどんどんしていくようになります。
これはまさに、自分に自信を持つということなんだと思います。
子どもを勇気づけよう
この勇気づけというのは、「がんばれ!」とかそういうことだけではなく、目いっぱい愛情を注ぐことです。
親ってなんだか「できない」ところに目が行って、「なんでできないの!」なんて怒ってしまうこともあるかと思いますが、
子どもの得意分野や長所を見つけてあげることが大事です。
うちの子はいま2歳を過ぎたくらいですが、とにかく乗り物が大好きです。特にトミカは大好物。なんで、こんなに好きになったのかは分かりませんが、とにかく好きです。
少し話せるようになって、「ブーブー!!」って言っていたのが、車の種類も分かるようになっています。
トミカと車の種類が分かる絵本を組み合わせて、遊んだりしているんですが、自分でも知らないようなことも知っています(笑)
「これは?」
息子「スーパーアンビュランス!!」「カーキャリア!」「ワイワイ!(ショベルカーのこと)」「清掃車!」という具合にかなりの種類を覚えているんですよね。
ちなみに、スーパーアンビュランスって今まで知りませんでしたが、こんな車です。
出典:東京消防庁
なので、こうした子どもの興味のあることに気付いてあげて、親が手助けするというのはその子の才能をもっと伸ばすチャンスなんだと思います。今は2歳なので、見てあたりまえですが、大きくなっても子どもを見るということを忘れてはなりませんね。
この本の好きなフレーズがこれです。
親として優先すべきは、まず子ども自身に価値があると思わせることです。これこそがアドラー心理学でいうところの「勇気づけ」です。
「自分は生きている価値がある人間だ」という明確な自信の裏付けとなるのは、親から愛されているという実感です。
子どもの将来の目標を描く
「すべての人間は目標を追求している」というのがアドラー心理学の基本的な考え方。
あってはほしくありませんが、将来「いじめ」に遭うこともあるかもしれません。そんなときに、親がドシンと構えて、子どもを勇気づける、子どもの味方でいることが大事なんですね。
どうすれば子どもは親に対して弱音を吐きやすくなるのか。
弱音を吐ける子は強いんです。そうしたことを打ち明けることができる親子関係を築いていきたいですね。
子どもに将来何になりたいの?と投げかけても、「別に」というのも多いのかもしれませんが、「何を目標にしたらいいかわからない時には親がヒントを出す」ということも大事なんだそうです。
全てを子どもに任せてはいけませんってこと。
親の言葉が子どもを育てる
最近、毎日のように保育園に送って行きます。片道10分のところですが、抱っこしたり、寄り道をしたりするので毎日20分くらいあります。
私はこの本を読んでから、この20分を大切にしようと思いました。
やることは1つ。
子どもへの声掛けです。
息子ができたこと、うれしかったこと、保育園での出来事なんかを話しては、子どもに自信をつけることをしようと思っています。いっぱい失敗していいんです。ちょっとした生活環境でできたこと、歯磨きできたことなど、一人でトイレできたことなども褒めまくっています。
子どもは勝手に育っていきますが、子どもの道を幸せな道にしてあげるために親ができることはたくさんたくさんありそうです。
また、自分の年齢も子どもの年齢もあがったときに読み返すと、また違うことを教えてくれる、そんな本です。
是非、一度読んでみてください。
では。
コメント
こんばんは。
初めは、投資の検索でお邪魔したのですが、子育てtipや毎日の暮らしtipも楽しく読ませていただいています!
なんだか子育て(共働)世代版【暮しの手帖】みたいです(*^^*)
送り迎えの時間、来週からちょっと大切にしようかな…
らいむさん
こんばんわ。
いつもありがとうございます!子育てネタも頻度は少ないですが、たまに書いています。
ほめ過ぎですよ。まだ2歳の我が子ですが、子どもとともに成長ですね。
お互いがんばりましょう。