増収が続いているような銘柄は、株価の伸びや配当の伸びが良いことも多く、投資家としては報われますね。
投資をしていくうえで、重要視しているのが「売上高の伸び」です。
トップラインである売上高が伸びている会社は、それだけビジネスモデルが優秀であったり、競合他社よりも優位性があったりと、強みのある会社と言えます。
- 10期連続で増収を続けている銘柄
- 今期も業績予想が良い銘柄
のなかで、5銘柄をピックアップしてみました。
いずれも保有していない銘柄ですが、投資先候補として銘柄ストックしておきたい銘柄です。
10期連続で増収が続く成長銘柄
では、早速見ていきましょう。
8771 イー・ギャランティ
法人向け信用リスク保証受託会社を展開するイー・ギャランティ。
コロナ禍でも注目を集めた企業ですね。
コロナショック以降、株価も大きく上げています。
伊藤忠グループということで四季報では知っていたのですが、今回初めて見てみました。
と、とんでもない化け物会社ですね。
業績、利益率の改善がすさまじいです。
10期以上増収を続けており、リーマンショックのときもビクともせずに、増収増益を守り抜いています。
コロナ禍の影響で、企業のリスクヘッジ意識は高まっているでしょうから、同社へは追い風ですね。
こうした増収増益企業で、配当を出している銘柄は増配も続けているものです。
今期は配当維持のようですが、きれいに増配が続いていますね。
同社は、地銀約50行と提携しており、純利益は14期連続で最高益を更新中であり、今後、地域密着ビジネス銘柄としても注目と言えそうです。
自己資本比率は70%と鉄板であり、増配株としても良いですね。
7532 パン・パシフィック・インターナショナルHD
総合ディスカウント最大手でドン・キホーテや傘下のユニー「アピタ」「ピアゴ」などを展開する会社です。
ピアゴは行っていたんですが、「MEGAドン・キホーテUNY」に改装されていて、びっくりしました。お店は良くなっているように思いますね。
ドン・キホーテは昔はごみごみしていてあまり良いイメージはなかったのですが、先日、郊外の店舗を訪れると、家族連れも多く、店舗もきれいで非常に良い印象でした。
ユニーを傘下に収めるなど、成長が続いていますね。
当然のように、株主還元も増配を続けています。
にもかかわらず、配当性向はわずか20%足らずと十分な成長力投資を確保しながら、増配を続けていますね。
2175 エス・エム・エス
キャリア・介護・医療・ヘルスケア・シニアライフの特定事業領域で40を超えるサービスサイトを運営している会社です。
海外展開もしており、成長著しい銘柄ですね。
17期連続で増収増益と素晴らしい会社です。
今期予想は未定ですが、増益が続いており、配当も順調に増やしています。
配当性向は15%程度で安定して低位で推移しており、今後も増配が期待できる銘柄かと考えます。
これから高齢社会が進展していくなかでは、同社の医療、介護のサービス需要はますます高まっていくのではないでしょうか。
アジア・オセアニアにも、三井物産と買収した医療情報サービス会社を保有していますが、同地域のヘルスケア支出もすさまじく伸びているので、海外がもう一つの成長ドライバーに育てば、同社の業績も伸びそうです。
4684 オービック
「OBIC7シリーズ」「勘定奉行」などが有名ですが、独立系のERPシステムインテグレータとして超優良企業ですね。
昔、日本経済新聞の「私の履歴書」で創業者が執筆されていて、大阪でビックになると「オービック」を立ち上げたというのを読んだ記憶があります(記憶があいまいですが)。
当時は、株式投資をしていなかったので、良い会社だと思ったんですが、惜しいことをしましたね。
さて、業績の推移です。
オービックの業績推移もすさまじいものがありますが、営業利益率50%を超える超高収益企業です。
ここまで高い利益率は数えるほどしかありませんが、同社のその一つですね。
リーマンショック直後は減収になっていますが、それ以降は10期連続で増収をしています。
配当金は、毎年のように増配というわけにはいきませんが、安定して推移しています。
時価総額1.8兆円とかなりおおきな会社ですが、会計情報システムなどのソフトウェアサービスは堅調そのものですね。
3064 MonotaRO
工具のAmazonともいわれるMonotaRO。
MonotaROもすさまじい業績の推移です。もし保有していれば・・・って妄想する会社ですw
配当金も連続増配が続いており、配当性向も低く安定していますね。
Eコマースを利用したネット販売にて1800万点を超える各種工事業関連用品・事務用品を販売していますが、もはや同社のサービスを利用する中小企業や消費者にとってインフラのような存在と言えます。
長期保有で株主優待の利回りが上がるのも魅力的ですね。
増収が続いている会社は最高
増収が毎年のように続いている会社は、景気に左右されないビジネスモデルを有しており、不況にも強い会社とも言えますね。
- 増収が続く高成長株は株価も堅調
- 配当を出している銘柄は、長期で増配傾向
今日取り上げた5銘柄は、いずれも保有していない銘柄ですが、安定して成長し、配当を出している銘柄を持ち続けることが資産形成につながっていきますね。
このコロナ禍は、良くも悪くも、業績の明暗がはっきりしています。
今回のような不況においても増収増益を果たしている会社からまず投資先を選びたいと考えます。
ではでは。
コメント