12月優待銘柄である東海カーボン(5301)から株主優待の案内をもらいました。
四季報オンラインから引用しますが、
タイヤ向けカーボンブラックでは国内首位で、タイ、中国など世界3極で日系タイヤメーカー向けに材料を供給。電炉向け黒鉛電極でも業界大手
国内大手の炭素素材メーカーですね。
同社は業績の波が激しいですが、株主優待もなかなか魅力的かつ成長力もあると思い、保有している銘柄です。
東海カーボンの株主優待・株主還元
東海カーボンは、100株保有の場合、1年以上継続保有の株主にのみ、カタログから選んで優待をもらうことができます。
さて、初めてもらった優待銘柄です。
- 1年以上継続保有 100株~2000円相当(3年保有で3000円)
- 1000株~ 2000円相当(1年保有で3000円、3年保有で8000円)
東海カーボンの株主優待公式HPはこちら
1000株未満の保有のため、今回は2000円分のカタログをもらいました。
牛タンカレーや牛タンセットなど魅力的な食料品が並んでいます。
それなりに楽しめそうな優待ですね。
我が家は牛タンカレーを選んでみました。美味しそうですね。
さて、優待利回りですが、次のようになっています。
株主優待 | 優待金額 | 優待利回り | 総合利回り |
100(1年) | 2,000 | 1.11% | 2.78% |
100(3年) | 3,000 | 1.67% | 3.34% |
1,000(1年) | 3,000 | 0.17% | 1.84% |
1,000(3年) | 8,000 | 0.45% | 2.12% |
配当金推移
東海カーボンは、連結配当性向30%以上という配当政策を採用しています。
コロナ禍の影響で、主力の黒鉛電極が大きく下がっていることもあり、EPSが落ち込み、減配しています。
黒鉛電極が絶好調の時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったのですが、がくんと落ちています。
鉄を作る方法に「高炉方式」と「電炉方式」があるのをご存知ですか。電炉方式は、一度利用した鉄スクラップを電気炉で溶かしてリサイクルする方法。この炉の内部で鉄を溶かしているのが「黒鉛電極」です。
黒鉛は熱伝導率が高く、耐熱性に優れ、衝撃にも強い素材。電気抵抗が低いので大きな電流を流し、鉄を溶かすことができます。
最近はさらなる効率性を求めて高電流・大電力化しています。私たちは約100年の技術の蓄積で、世界最大級の直径32インチ(約80㎝)、長さ3.0mという黒鉛電極を開発。“欠けない、減らない”を目指した品質と合わせ、大きな信頼を得ています。
引用:東海カーボンHP
タイヤ生産も急回復が想定され、自動車メーカーの業績も上向いていますが、同社の落ち込んでいたカーボンブラック事業も回復することが見込まれますね。
半導体需要が旺盛ですが、同社は半導体用SiC製品の分野で世界シェア8割のトップメーカーです。
鉄、タイヤ、半導体と欠かせないメーカーであり、業績に波はありますが、期待したいと思っています。
また、買収しているフランスの子会社がEVリチウムイオンバッテリー用負極材の研究開発が欧州委員会から補助金認定を受けるなど、今後拡大が見込まれるEV市場でも活躍する素材メーカーとして楽しみですね。
財務面(安全性)
財務面ですが、炭素製品メーカーなどの買収を借入等で賄っているので、有利子負債は増えていますね。
ただ、ネットD/Eレシオは1倍を大きく下回っており、財務の健全性は高いですね。
また、手元流動流動性比率は4ヵ月と高く、問題ないですね。
キャッシュフロー
また、営業キャッシュフローは安定してプラスで推移しており、現金を稼ぐ力は非常に高い会社です。
東海カーボンの株価・指標
東海カーボンの株価を見ておきましょう。
コロナショックの前から、黒鉛電極事業に暗雲が漂っていましたので下落基調だったところ、コロナショックで木っ端みじんのごとく、株価は下がりました。
しかし、そこから這い上がっており、底値から約3倍にもなっていますね。
私も嫌になるくらい含み損になっていましたが、今では安定して保有できそうな水準に株価が上がってくれています。
指標面を見ておきましょう。
EPSがかなり下がっていますので、PER43倍、PBR1.9倍と割高な水準です。
配当利回りは1.67%となっていますね。
株価は業績回復を織り込んでいるように思いますが、これから同社の事業が成長路線に回帰するかを見ておきたいところ。
市況的にはかなりプラスなので、業績も回復すると考えています。
株主優待はなかなか魅力的
12月決算企業で100株保有の場合、1年以上保有する要件がありますが、株主優待はなかなか魅力的でした。
- カーボンブラックのトップメーカー
- 半導体用SiC製品の分野のトップシェアメーカー
- 黒鉛電極も強み(鉄の生産)
- 株主優待はカタログ優待
- 配当性向は30%以上
EV関連の素材も今後取り扱う可能性がありますし、ちょっと見ておきたい銘柄として保有。
財務面は問題なく、同社の成長を見守っておきたいと思います。
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