将来の資産形成に向けて、株式投資で資産運用をしています。
本格的に始めたのは3年ほど前ですが、この3年間の間にも色々と勉強を続けており、試行錯誤をしています。
分散投資は重要だと思いつつ、より資産を増やしていくには集中投資のほうが効率がいいようにも感じています。
現在はいつの間にか70銘柄ほどに増えている状態ですが、銘柄数は多すぎると思い、いくつか処分をしています。なので、数えた時よりは減っています。
イメージとしては、分散投資から入り、伸びている銘柄に集中していくという感じです。
分散投資か集中投資か
私はETFや投資信託ではなく、個別銘柄への投資をメインとしています。
分散投資のメリットは、1銘柄に対する投資額が小さくなるため、1銘柄が仮に暴落したとしてもダメージが小さいということです。
つまり、資産を守るためには集中投資よりも、分散投資をするほうがいいと言えます。
一方、デメリットは大きく上げたとしても、利益が小さくなってしまう点です。
コロナショックのように相場が急降下すれば分散投資はあまり意味をなしませんが、普段の相場では、有用と感じています。
分散投資のデメリットは、
- 1銘柄に対する時間少なくなる
- 利益が乗らない
というのを非常に感じています。
投資する際には、有価証券報告書、決算短信の読み込み、ライバル会社の分析などもしていますが、限られた資金・時間を有効に使うために集中投資のほうがいいですね。
全体では含み益となっている私のポートフォリオですが、銘柄の6,7割は含み益となっているものの、金額が大きいのはわずか数銘柄です。
その数銘柄にもっと集中しておけば、たらればではありますが、資産はもっと増えていますね。
集中投資のデメリット
集中投資のデメリットは、一番は大きく下げたときの損失額が大きくなるということです。
どれだけ調べたとしても、その銘柄が上がってくれるとは限りません。
意に反して、下がることも往々にあります。
損切りルールが有用ではありますが、機動的に発動できるとも限りません(機械的にすべきなんでしょうけど)。
私は損切りルールを設けてはいましたが、機械的にすると一時的な下落でその後の上昇を逃すということを何度も経験しました。
このため、銘柄選びを重視し、成長銘柄であれば、簡単に損切りしないように粘り強く保有する方針です。
ただし、20~30%など下落が大きくなると、損切りするようにしています。塩漬けを避けるためです。
70銘柄も保有を続けているワケ
これは、私の心の弱い部分だと思います。
- 保有している満足感
- 株主優待や配当金の魅力
- 集中投資するための度胸のなさ
保有していることの満足感というのは、不思議なもので出てきてしまいます。
「銘柄に惚れるな」
というのを思い出し、今は資産形成期であることを思い直し、徐々に集中投資に移行している最中ですが、分散投資よりも集中投資のほうが神経を使う感じですね。
分散投資は、リスクヘッジではなく「無知に対するヘッジ」
という厳しい言葉を投げかけたのは、あのウォーレン・バフェットです。
集中投資で資産を築いた投資の神様の言葉ですので、説得力がありますね。
いくつかの優待銘柄は置いておくでしょうけど。
また、マゼラン・ファンドというファンドで13年間で24億円で1.6兆円にもしたピーター・リンチも集中投資を推奨しています。
「個人投資家ならば5銘柄程度に投資すべき」
「株式市場では、確かな1銘柄はよくわからない10銘柄に勝る」
集中投資を推奨していることが伺えますね。
保有する銘柄が多くなりすぎると、それをメンテナンス(決算チェックなど)をするのは、非常に大変ですからね。
分散投資をするか、集中投資をするか
これは、投資のスタンスによりますので、一概にどちらがいいかというのは答えはありません。
自分の大切な資金を投じるわけですから、雰囲気で投資をするのではなく、
- 目の届く範囲での銘柄の管理
をすることができる保有株数が望ましいと考えます。
あくまで個別株の場合ですので、ETFなど投資先が分散投資をしている投資商品であれば、変わってくると思います(私は今のところETFには投資をしていません)。
目の届く範囲は人によって違ってきますが、10銘柄程度まで、というのが感覚なものです。
その理由としては、
- 集中投資をしているとフォローしやすい
- 塩漬けしにくくなる
- チャンス株をつかめば大逆転
銘柄数を絞るのがへたくそですが、欲しい銘柄がある場合、今保有している銘柄と比較しても、投資したい銘柄か?という視点は大事ですね。
私は今は分散投資をしていますが、一部の銘柄には集中投資をしていくいわばハイブリッドのような感じです。
安定した配当銘柄は減配リスクを避けるため分散投資をしつつ、資産を増やす銘柄には集中投資をしていく。
資産を増やし、将来の配当増大に向けて、日々勉強です。
著名な本ですが、バフェットとピーター・リンチのおすすめ本をご紹介します。
小型株への集中投資で資産を築かれた投資手法も非常に参考になります。
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