私が株式投資に興味を持った一つが「配当金」です。
このところ、仕事多忙でなかなか四季報をゆっくり読めないですが、そんなときにも安定して入ってくる「配当金」はサラリーマン投資家にとってはメリットが大きいと感じます。
配当利回りは、市場平均で2%前後ですし、高配当株でも5%程度ですから、株価の変動を見ればあっという間に配当利回りは吹っ飛んでしまう水準です。
それでも、あまり株価に一喜一憂することなく、毎年ある程度の利益(キャッシュイン)があることは、心強くなってきます。
私が配当金を最初にもらった年は年間数万円もないくらいでしたが、現在では100万円以上の配当収入があります。
高配当株一本というのはキャピタルゲインの観点からはイマイチですが、配当を出し続けられる銘柄を長期保有しておくことは、将来ものすごいバッファを作ってくれますね。
相場下落時の成長株の下落はすさまじい
私は成長株の一つとして保有しているPR TIMES(3922)がありますが、保有銘柄では珍しく無配当の銘柄です。
NISA保有銘柄でなければ、配当金は受け取るたびに、課税されるため、複利の面からは好ましくありません。
この点、あのバフェットのバークシャーも同様ですが、無配当で配当を出す分を自社に投資して複利運用をしてくれています。
PR TIMESは先の決算で9期ぶりの減益決算予想を出したため、成長鈍化が懸念されて、わずか1週間足らずで40%近くも下落しました。
決算を見てちとまずいかもと思いながらも、売上は伸びていたため、保有をしているのですが、大きな下落を真正面から受けた形です。
確かに、配当を出さない企業は成長が続く限り、複利運用の面から効率的かもしれませんが・・・。
配当金は強制的利確
増配発表があれば株価上昇をしている銘柄を見たことはないでしょうか。
増配は、企業の自信での表れでもあり、業績が好調な証拠でもあります。
配当金は確かに税金面ではデメリットが大きいですが(20%も取られるし!)、強制的にキャッシュインしてくれることや、配当が支えになる面も大きいので、個人的には大きいですね。
配当金が増えていくことで、
- スマホ代
- 電気代
- 外食代
- 家賃や住宅ローン
といった生活費の一部を配当収入が上回れば、それだけ家計の防御力が高まります。
私の場合は、住宅ローンを上回ることを目標にしていましたので、その水準を超えることができると家計の防御力はかなり高まります。
資産的にも住宅ローン残高を超えてきますので、安定度は高まりますね。
割安な高配当成長株
相場が軟調ですが、今後も安定した配当や増配が期待できそうな銘柄のなかで、かなり割安になっているのではないかと思う銘柄を取り上げます。
6670 MCJ
mouseパソコンなどを展開するMCJは、権利落ち後に株価は下落基調で割安水準になってきましたね。
株価799円で、PER7.9倍(最新四季報の安値平均PER6.7倍)、PBR1.52倍。
有利子負債175億円ですが、現預金は310億円あり、実質無借金です。
自己資本比率も56%と十分な水準で、また、大株主に創業者であるオーナー銘柄。
パソコン市場は成熟市場で成長市場ではありませんが、国産PCメーカーであり、BTO(受注生産)を手掛ける同社は人気も高いですね。
配当金は9期連続で増配を続けており、株主還元にも力を入れていますね。
株主優待も実施しており、私は今回初めて同社の優待をもらいますが、今後も応援したい会社の一つです(現状含み損ですが)。
IOデータがPER48倍と比較しても割安ですね。
株価も10万円以下で買える点で株数を増やしやすいのも魅力的です。
株価下落で配当利回りは4%と高くなってきており、魅力度が高待っているように思います。
6490 日本ピラー工業
半導体CMP装置向けロータリージョイントなどを手掛ける同社は、半導体製造洗浄装置向け継手では世界シェア90%を誇るトップメーカーでもあります。
株価2664円で、PER9倍(最新四季報の安値平均PER8倍)、PBR1.25倍。
危機時はPBRを見よう!と言いますが、PBR1倍割れの割安銘柄ではありませんが、PER・PBRともになかなか良いですね。
グレアムのミックス係数(PER×PBR)の基準22.5を大きく下回っています。
有利子負債はほとんどなく実質無借金で、自己資本比率81%と鉄壁の財務力を持っています。
営業CFも安定して出していますので、良い銘柄ですね。
株主優待もクオカード優待があります(3月権利日)。
配当金は業績に応じて過去10年では減配もありますが、増配基調ですね。
配当利回りは3.38%と高くなってきましたので、もう少し株価が下がれば買いたいと思っています(これも保有していますが含み損に。。)。
配当金が増えるメリットは大きい
下落時には高配当がパフォーマンスを下支えしてくれる魅力もありますね。
配当が毎年増やしてくれるような増配株であれば、時価ベースで信じられない高配当にもなってくれることもあるのも魅力。
財務力が高くて、長期保有に適してそうな銘柄をのんびり保有することで、キャッシュイン(配当金)が大きくなり、家計メリットも上がります。
配当再投資を実践して、10年後の配当収入を今の2倍になるように投資を続けていきたいと思っています。
配当再投資で成功された方の良書です。
私も繰り返し読んでいるのですが、とても良い本ですね。
ぜひこの機会に読んでみてください。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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