高配当といっても○%などの基準はないように思いますが、日経平均の配当利回りが2%程度で推移していますので、4%以上あれば高配当株と十分言えるでしょう。
高配当株はそれだけ投資額に対して配当金を多くもらうことができるので、メリットもあります。
一方、成長力がなかったり、景気変動の影響を受けやすい銘柄が多いのも事実です。
高配当株は、「金融」「不動産」「商社」などが多いですね。
さて、その高配当株のなかでも、「株主優待」もある銘柄をピックアップしてみました!
「高配当株」+「株主優待」のある銘柄
高配当株のなかでも、株主優待があり、少額投資でもメリットのある銘柄です。
私もいくつか保有をしていますが、のんびりと保有しているので、ストレスフリーです。
もちろん、毎四半期ごとに決算は必ずチェックしています。
3244 サムティ
サムティは、大阪・京都・神戸を中心とした関西エリアで投資用不動産などを手掛ける不動産デベロッパーです。
コロナ禍の影響を受けて業績は下方修正をしていますが、黒字を確保しており、営業利益率16%と高い利益率です。
配当利回り6%以上と非常に高い銘柄ですが、この10年減配をしておらず、増配基調です。
20年11月期で4期連続の増配となっています。
増収が続いており、増配も続いていながら、配当利回りは6%以上と魅力的な銘柄ですね。
サムティの株主優待は、保有株数に応じて、優待内容が変わります。
所有株式数 | 優待内容 |
---|---|
100株以上 | 3ホテル共通の宿泊割引券 (3,000円)2枚 |
300株以上 1,500株未満 | 3ホテル共通の無料宿泊券2枚 |
1500株以上 | ・3ホテル共通の無料宿泊券2枚 (5,000円)4枚 |
300株以上保有すれば、サムティが運営するホテルの無料宿泊券をもらうことができます。
コロナの影響もあってなかなか無料宿泊券を利用することができていませんが、無料で宿泊できるのは嬉しい優待ですね。
7172 ジャパンインベストメントアドバイザー
オペレーティング・リース(航空機やコンテナ)を組成し、販売する金融投資会社のジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)です。
コロナ禍の影響を受けて、航空機リース業界は厳しい状況で、JIAも同様ではありますが、思ったほど悪化していないですね。
業績は増収・増益が予想されています。利益率は落ちているとはいえ、営業利益率42%と非常に高いですね。
配当金については、4期連続で増配を続けており、増配基調が続いています。
配当利回りは3.2%とまずまずの高さですね。
株主優待は100株保有で1000円相当のクオカードがもらえます。
長期保有特典があります。
1年以上継続保有で3000円、2年以上継続保有で5000円相当のクオカードがもらえるようになるため、長期保有で魅力的な優待銘柄となりますね。
クオカードのほかに、「日本証券新聞」デジタル版購読券が3ヵ月分(9000円相当)~6か月分が無料となります。
8591 オリックス
オリックスは、高配当と株主優待で人気の銘柄です。
21年3月期の配当予想は出されていませんが、前期と同様の配当金であれば5%を超える高配当株です。
コロナ禍の影響を受けて業績悪化が予想されるため、特別に配当性向を50%にまで引き上げることを発表しています。
減配したくないという強い姿勢を感じますね。
今期の業績は非開示ですが、悪化傾向です。1Q決算は悪かったので厳しい決算が予想されますね。
株主優待は、100株保有で5000円相当の商品をカタログから選ぶことができます。
かなり満足度の高い優待品ですので、100株保有でもかなり満足できる銘柄です。
3年以上継続保有すると、10,000円相当のカタログに優待がパワーアップしますので、長く保有していきたい銘柄ですね。
8892 日本エスコン
京阪神・東京都市部を中心に分譲マンションや商業施設、REITなどを手掛ける不動産会社です。
日本エスコンは、大株主が中部電力です。
配当金は増配が続いており、7期連続で増配をしています。
業績も好調に推移しており、収益力の高い銘柄です。
今期の2Q(4~6月期)はコロナ禍の影響で大きく減収・減益ですが、通期予想は増収・増益予想となっています。
株主優待は1000株保有で1000円のクオカードがもらえます。保有株数に応じて、クオカードの金額が変わります。
また、2年以上継続保有すると3000円にクオカードの金額がアップします。
1年以上継続保有の株主のみが対象です。
8934 サンフロンティア不動産
最後に、サンフロンティア不動産を取り上げてみます。
都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷区)を中心に、不動産再生事業や不動産サービス事業(仲介、プロパティマネジメント)を手掛けています。
不動産需要の高い都心5区に集中して取り組んでいます。
近年、ホテル事業にも力を入れていますが、コロナ禍の影響を受けていますね。
リーマンショック以降、増配を続けていましたが、21年3月期は大きく減収・減益ということもあって、増配はストップしています。
しかし、配当性向を大きく引き上げてでも、配当金を維持してくれたのは株主としては嬉しい限りです。
21年3月期は大きく減収、減益予想となっています。
株主優待は100株保有で、サンフロンティア不動産が運営するホテル(一部)を優待価格で宿泊することができます。
500株以上だと5000円の割引券ももらえますね。
実際もらったのですが、まだ使えていない状況。コロナが過ぎ去れば、使っていきたいです。
京都や沖縄にホテルを開業予定なので、優待範囲が広がると株主としては嬉しい限りです。
高配当で株主優待のある銘柄
高配当で、株主優待の魅力的な銘柄5選です。
銘柄 | 株価 | PER | PBR | ミックス係数 | 配当利回り | 配当性向 | 増配率(3期平均) |
3244 サムティ | 1,306 | 6.3 | 0.8 | 4.7 | 6.3% | 39.5% | 27.2% |
7172 JIA | 938 | 6.4 | 0.8 | 4.9 | 3.4% | 21.7% | 52.9% |
8591 オリックス | 1,321 | N/A | 0.6 | N/A | 0.0% | N/A | 5.1% |
8892 日本エスコン | 758 | 6.1 | 1.5 | 9.4 | 5.0% | 30.6% | 31.9% |
8934 サンフロンティア不動産 | 847 | 10.1 | 0.6 | 6.4 | 5.0% | 49.9% | 8.0% |
オリックスは業績予想が出されていないのですが、減配がなければ、配当利回りは5%を超える高配当株です。
銘柄 | 株主優待 |
3244 サムティ | 自社運営ホテルの宿泊優待券 |
7172 JIA | クオカード+日本証券新聞割引券 |
8591 オリックス | カタログ |
8892 日本エスコン | クオカード |
8934 サンフロンティア不動産 | 自社運営ホテルの宿泊優待券 |
高配当だけでも嬉しいですが、株主優待もあるとなお良いですね。
景気敏感銘柄であり、株価の上昇もイマイチな部分もありますが、少額投資できる銘柄。
配当と優待をのんびりもらいながら投資をしていくのもいいですね。
私は、サムティ、JIA、オリックス、サンフロンティア不動産を保有しており、今後も引き続き保有していく方針です。
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