11月決算の医薬品原料・ファインケミカル商社であるイワキ(8095)から株主優待をもらいました。
ジェネリック医薬品市場向け医薬品原料を医薬品メーカーに向けて供給しており、国内約300社の原料と海外約40社からの輸入原料を扱っている会社です。
決算動画を見ると、同社社長はなかなか面白い方で、Yahoo!ファイナンスにも自ら書き込みをしているみたいですね(イワキはコロナ銘柄だ!という書き込みが多いようなので、社長が自ら違う!という感じでw)。
株主優待はなかなか魅力的。
成長銘柄としてもなかなか良さそうですので、ざっくりとまとめてみました。
イワキから株主優待をゲット
イワキの株主優待は、1年以上継続保有することを条件に100株から優待をもらうことができます。
次の(1)自社商品(化粧品・化粧品セット)または(2)商品(食品・寄付等)より1点選択できます。
100株以上 | (1)3,000円相当または(2)1,000円相当 ※3年以上で(1)5,000円、(2)2,000円相当 |
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1,000株以上 | (1)5,000円相当または(2)2,000円相当 ※3年以上で(1)10,000円相当、(2)3,000円相当 |
私は3,000円相当の商品をもらいました。
いくつか選ぶことができるのですが、洗顔バームとコラーゲン(70g)をもらいました。
コラーゲンは申し込みが多数ですごかったので、なんと70gから300gに増量します!という案内とともに大量に来ましたw
人気がすごくて、増量って太っ腹な会社です。
100株保有の場合、2021年4月30日現在の株価で換算すると、優待利回りは4.09%と非常に高く、3年以上持つと6.8%にもなります。
総合利回りは、
6.55%(3年未満)
~9.28%(3年以上)
と極めて高い利回りを享受することができます。
なかなか魅力的ですね。
銘柄 | 株価 | 配当 | 優待 | 総合 |
8095 イワキ | 733 | 2.46% | 4.09% | 6.55% |
6.82%(3年以上) | 9.28% |
【2022年11月の権利確定日】
- 11月末日が権利確定日の権利付き最終日は11月28日(月)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、11月30日(火)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
配当金推移
配当金の推移も見てみましょう。
配当性向30%以上、DOE1.5%以上を掲げており、安定した配当が期待できますね。
5期連続で増配を予定しており、このところ配当が増えていますね。
DOE(株主資本配当率)=配当総額÷純資産
- (配当総額÷当期利益)×(当期利益÷純資産)
配当性向×ROEで計算することができます。
配当の指標としては、単年度に稼いだ純利益に対する配当の割合を示す配当性向が一般的だ。
しかし、純利益は年度によって変動が大きく、配当性向だけを基準にすると配当金額が安定しなくなることもある。
一方、DOEの場合、ベースとなる株主資本は株主が出資した資本に、これまで蓄積した利益剰余金を加えたストックであり、比較的変動が少ない。
DOEを設定している銘柄は、比較的安定した配当を出していますので、注目ですね。
ROEも上がってきており、なかなか高収益企業に転換しています。
- Return On Equityの略称で和訳は自己資本利益率。企業の自己資本(株主資本)に対する当期純利益の割合。
- ROE=当期純利益÷自己資本 または ROE=EPS(一株当たり利益)÷BPS(一株当たり純資産)。
- 「投下した資本に対し、企業がどれだけの利潤を上げられるのか」と最も重要視される財務指標
- ROA:総資産に対する利益率。当期純利益÷総資産×100
- ROIC:(投下資本利益率、Return on Invested Capital)とは、税引後営業利益を投下資本で割ることで求められる指標。
イワキは何をしている会社
イワキは、一般的にはあまり知られていない会社だと思います。
医薬品卸の会社というイメージもありますが、卸の売上比率は14.4%程度となっており、卸業からメーカーへの転換が図られ、第二成長期にある会社です。
大きくは4事業を展開しており、半導体関連の化学品も扱っているので、隠れ半導体関連銘柄とも言えますね。
利益面で見るとさらに顕著で、約9割が製造部門ともはや卸売業ではない!と言い切れますね。
2030年に向けて成長加速
同社は長期ビジョンを持っており、2030年に向けてのロードマップを示しています。
継続的なM&Aも実施しながら、高収益企業としての転換を図っていますね。
同社のセグメント業績を見てみると、ファインケミカル事業や医薬事業の伸びがすごいですね。
ファインケミカルでは、2020年に買収したスペラファーマ(製剤開発)が良いようですね。
スペラファーマは、元は武田薬品工業の研究開発部門からできた会社です。
CMC(医療用医薬品の研究開発)という事業を手掛けており、製薬会社の部門の中にはあるのですが、独立した会社でこの事業を手掛けているのはスペラファーマだけのようです(海外にはいくつかある)。
外皮用材のジェネリックNo.1などニッチな分野でも強みを持っていますね。
また、日立化成から買収した子会社メルテックスは電子工業用薬品(中性すずめっき薬品は世界トップ)を製造しています。
CMCはかなり期待できそうですね。
化粧品のECの会社も買収し、それも好調だそうです。韓国コスメの商品が良く売れているようですね。
イワキの財務状況
自己資本比率は4割程度と高くもなく低くもなくといったところ。
M&Aも続いているのでやや負債が増えていますね。
ただ、D/Eレシオは1倍以下と健全な状況です。財務は問題ないでしょう。
株価水準、指標面
株価の状況を見てみると、社長が第二成長期に入っていると言っているくらい、脂がのっていますね。
株価も上昇傾向です。
かなりブレイクしている感じですね。もっと買っておけば良かった・・。
指標面を見ておきましょう。
PER×PBRのミックス係数は、14倍程度とかなり低くまだまだ割安ですね。
PEGレシオも1倍以下と割安と考えます。
MSワラントを発行により、約40億円を調達しますが、注射剤の製造に投資するようですね。
同分野は、成長分野でもあるようであり、今後の同社の成長が楽しみです。
イワキは医薬品メーカーに転換し成長株
イワキ(21年6月からアステナホールディングスへ変更)は、成長・配当銘柄として魅力的ですね。
総合利回りは9%以上にもなりますからね。
- PER×PBRは14倍と割安銘柄
- 株主優待は、1年以上継続保有が要件も優待利回り4%~
- 5期連続増配(DOE採用銘柄)
- 総合利回りは3年保有で9%以上
- 医薬品関連のメーカーとして強み
- 注射剤にも注力
- M&A巧者
同社は100年以上続く伝統ある会社ですが、第二成長期に入り、今後も楽しみな会社ですね。
株価も10万円以下と買いやすいので、少額投資にも最適な銘柄です。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
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