企業の株式を保有することで、さまざまなメリットがありますが、そのひとつに株主優待をもらえる点があります。
日本独特の制度ですが、優待をもらえるとなんだかラッキーな感じで嬉しいものです。
企業側としても個人投資家に長く保有してもらいたいので、こうした特典となる株主優待を出す企業が多いですね。
個人的には、株主優待目的での投資は、本末転倒な気がするので、優待が欲しいからといって投資することはありません。
けれど、優良企業が優待を実施していれば、株価の成長と配当金も得つつ、株主優待も手に入れれば、一石二鳥、三町にもなりますね。
株主優待のなかでも、ホテル宿泊の割引や無料券がもらえる企業もあります。
毎年、旅行にも行きたいので、宿泊費を安くできる株主優待ももらえて良い銘柄がないかと探してみました。
ホテルの宿泊料が「割引」or「無料」になる銘柄8選
ホテルなど宿泊に関する株主優待を実施している企業を8つ選んでみました。
このほかに、日本航空、ANAの航空会社、JR各社や私鉄など電鉄会社も自社グループの宿泊施設の割引券を実施していますね。
それらはやや高級なホテルになるので、それを今回はあえて外してまとめています。
オリックス(8591) 24年3月に廃止
オリックスは、
- 「企業規模」
- 「高配当」
- 「株主優待」
- 「倒産リスク低い」
- 「単元株が安い」
などの理由から、最強優待銘柄と考えています。
【オリックスの株主優待】
- 3月権利確定日 カタログギフト+株主優待カード
- 9月権利確定日 株主優待カード
株主優待カードを利用してホテルの割引を受けることができます。
ホテルや温泉旅館を割引価格で泊まることができるので魅力ですね。
割引価格はホテルによって変わってきます。
優待利回りの高い銘柄です。
保有期間 | カタログ | 優待利回り |
3年未満保有 | 5,000円相当 | 2.8% |
3年以上継続保有 | 10,000円相当 | 5.7% |
大和ハウス工業(1925)
大和ハウス工業は、ハウスメーカーというイメージが強いですが、ホテルなど事業施設も多く手掛けています。
実は、戸建て住宅は全体の1割程度しか売上はありません。
その大和ハウス工業の株主優待です。
【株主優待】(権利確定月 3月)
- 優待券(1,000円)
- ダイワロイヤルホテル、ダイワロイヤルホテルシティで利用
- 100株以上 1,000円
- 300株以上 3,000円
- 500株以上 5,000円
- 1000株以上 10000円
- 3000株以上 30000円
- 5000株以上 50000円
公式 株主優待制度
ダイワロイヤルホテルは、何度か泊まりましたが、満足度の高いホテルです。
優待利回りで見ると、それほど高くないです。
建築基準法違反もありましたので、やや問題企業です。
配当が良い点や大手ということで財務基盤の良さなどは魅力ですね。
サムティ(3244)
投資家向けに新築や再生マンションを手掛けている同社ですが、ホテル事業も拡大しています。
フィービジネスへのシフトを考えています。
300株以上で、東京または大阪のホテルで無料宿泊券がもらえるのは、魅力ですね。
【株式指標】2019年11月期予想
- 株価 1423円
- PER(予) 6.07倍
- 配当利回り(予) 5.27%
- 営業利益率(予) 14.0%
使えるホテルも13ホテルに増えて、より魅力的ですね。
さらに増えています。
配当利回りも高く、高配当な点も魅力です。
業績はすこぶる好調です。
サムティの株主優待が変更です。詳細はこちら↓
東急不動産ホールディングス(3289)年2回優待
東急電鉄系の総合不動産会社。
馴染みで言えば、東急ハンズを運営しています。
賃貸ビルが利益の柱で収益は安定していますね。
【株主優待】(権利確定月 3、9月)
- リゾートホテル宿泊優待券 「ホテルハーヴェスト」等で利用可
- 100株以上 1枚
- 500株以上 2枚
- 1000株以上 4枚
- 5000株以上 8枚
- 宿泊優待共通券 「東急ステイ」・「リゾートイン」・「パラオパシフィックリゾート」で利用可
- 100株以上 2枚
- 500株以上 4枚
- 1000株以上 6枚
- 5000株以上 12枚
公式 株主優待制度
宿泊無料券はありませんが、優待割引券をもらうことができます。
また、カタログギフトも用意されている点は魅力ですね。
(3月のみ)
※3年以上継続保有(3月および9月の株主名簿に連続7回以上記載)した株主のみに贈呈
- 500株以上 2000円分
- 1000株以上 5000円分
- 5000株以上 10000円分
株価も投資しやすい金額となっています。
賃料収入が柱ですので、安定していますね。
6万円足らずで株主になることができる点は魅力を感じます。
スターツコーポレーション(8850)年2回優待
ピタットハウスのCMを見たことがある方は多いかもしれません。
賃貸住宅の仲介や不動産管理をメインに事業展開している会社です。
ホテル事業も展開されていたんですね。
【株主優待】(権利確定月 3、9月)
- 宿泊優待券 100株以上
- 「ホテル エミオン 東京ベイ」宿泊・御食事料金20%割引
- 「ホテル ルミエール グランデ 流山おおたかの森」宿泊料金20%割引
- 「ホテル ルミエール葛西・西葛西」宿泊料金20%割引
- 「沖縄ナハナ・ホテル&スパ」宿泊・御食事料金20%割引
- 信州戸倉上山田温泉「ホテル清風園」宿泊料金20%割引
- 日光温泉郷・川治温泉「湯けむりの里 柏屋」宿泊料金20%割引
- ハワイ コンドミニアムホテル「ロイヤルクヒオ」宿泊料金20%割引
- 「ホテル エミオン プノンペン」宿泊料金20%割引
公式 株主優待制度
宿泊無料にはなりませんが、20%の割引が受けられるのは大きいですね。
スターツのREITは保有していますが、スターツ自体も業績が好調で購入したくなります。
株価は上昇の気配を見せていますが、今後どうなるでしょうか。
共立メンテナンス(9616)年2回優待
寮を運営している会社でしたが、ホテル事業も展開するようになっています。
共立グループのリゾートホテルで割引優待、ドーミーインなどで使える割引券が使えますね。
【株主優待】(権利確定月 3、9月)
- 【リゾートホテル優待券】平日(及び一部特定期間):通常料金の約30%割引
休前日・特日等:通常料金の約10%割引 - 【ホテル割引券】100株以上~1枚 株数に応じて枚数アップ
- 【ホテル割引券】(3年以上継続)100株以上~2枚 株数に応じて枚数アップ
公式 株主優待制度
業績も好調で株価も好調ですね。
優待より値上がり益メリットがあるかもしれません。
この企業に最初投資したのは12年頃だったんですが、正直ここまで成長するとは思ってもいませんでした。
分析記事です。
あわせてご覧ください。
安田倉庫(9324)
共立リゾートの「ラビスタ函館ベイ」は函館No.1ホテル。朝食が絶賛。
そのラビスタ函館ベイの宿泊優待券をもらえる銘柄で、安田倉庫があります。
表向きの優待はおこめ券ですが、隠れ優待として共立リゾートの「ラビスタ函館ベイ」を安ければ6000円~で泊まれる優待券がもらえます。
投資額も10万円前後と小さいので、おすすめですね。
サンフロンティア不動産(8934)3月優待
サンフロンティア不動産は、不動産再生事業を手掛けている会社。
社長は、京セラ創業者の稲盛和夫氏の塾生。
不動産再生やホテル、不動産管理などを手掛けており、リーマンショックの時の反省から堅実な経営を実践されています。
東京都心部での展開が多いですが、不動産会社のなかでもROEが高く優良銘柄。
株主優待が拡充され、長期保有制度が導入されました。
優待廃止リスクは低いですね。
使えるホテルも増えているので、要チェックです。
ウェルス・マネジメント(3772)年1回優待
不動産ファンドを活用したホテル投資などを手掛けています。
2019年に株主優待制度を設けていますね。
サムティと資本提携しています。
大東建託(1878)年1回優待 ※廃止されました
300株以上、3年以上継続保有でストリングスホテル東京インターコンチネンタルなどの宿泊半額券をもらうことができます。
11期連続増配と、株主還元にも積極的な銘柄ですね。
公式 大東建託株主優待ページ
アメイズ(6076)年1回優待 11月
九州地盤のホテル事業者。70のビジネスホテルを運営しています。
【株主優待】(権利確定月 11月)
- 自社グループ運営ホテル 30%割引×5枚
FJネクスト(8935)年1回優待 3月
100株でも1500円相当のカタログがもらえます。
1000株以上で同社が運営する温泉旅館の優待券がもらえますね。
【株主優待】(権利確定月 3月)
- 1000株~ 10000円
- 5000株~ 30000円
- 10000株~ 60000円
- 3年以上継続で枚数アップ
- 詳細はこちら
リゾートトラスト(4681)年1回優待 3月
100株でも30%割引の優待券がもらえます。保有株が増えると50%割引券がもらえるようになりますね。
【株主優待】(権利確定月 3月)
- 100株~ 30%×1枚
- 1000株~ 50%×1枚
- 2000株~ 50%×2枚
- 保有株数に応じて枚数アップ
- 3年以上継続で+1枚
- 詳細はこちら
ベネフィットワン(2412)
企業や官公庁の福利厚生代行サービスを展開しています。
ベネフィットステーションというサービスで、我が家も利用しています。
宿泊施設が割引で使える点や、家族も使えるのもメリットがあります。
宿泊施設に限らず、レンタカーなどさまざまな割引がありますよ。
この企業を取り上げたのは、前々から狙っており、業績すこぶる好調で、株価上昇メリットがあるのです。
ただ、指標面では割高ですが。
業績は好調です。ベネフィットステーションを利用していますが、割引制度が多いので、重宝します。
会社側としても、一度福利厚生制度を代行すれば、継続するのでストックビジネスでもありますね。
定期的に株式分割をしています。
2726 パルグループHD
チャオパニックや3コインズなどを展開している会社です。
株主優待で宿泊料を安く抑えよう
株主優待は、おまけみたいなものですが、業績が好調な企業の株を保有し、そして、株主優待もついてくれればうれしいですね。
宿泊費を無料にできる株主優待では、今回ご紹介したなかでは、次の1銘柄です。
- サムティ(3244)
ほかの銘柄も、割引優待を受けることができるので、株主優待としても魅力です。
我が家は、割安に放置されていると考え、ユニゾホールディングス(3258)に投資をしています。3年保有で無料になる優待メリットも大きいですね。※売却済
ベネフィット・ワン(2412)やスターツ・コーポレーション(8850)も分析を深めて、投資をしてみたいですね。
我が家が保有しているのは、
- オリックス(8591)3月・9月優待
- サムティ(3244)11月優待
- サンフロンティア不動産(8934)3月優待
- ベネフィット・ワン(2412)3月優待
株主優待を得るためには、企業の株を保有する必要がありますので、証券口座を開く必要があります。
SBI証券は、ネット証券最大手で手数料が安い、株価チャートや業績グラフなど使いやすいので、保有しておくと良いですよ。
ホテル宿泊料を株主優待で安くして旅行に行ければ、ちょっとした贅沢ができますね。
配当と優待で、手持ち現金を減らすのを抑えることにつながりますね。
以上、厳選銘柄でした。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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