株式投資の楽しみのひとつに、株主優待や配当金があります。
我が家は、連続増配株への投資を基本としていますが、普段、使う施設や交通手段などの株主優待を持っていると、節約にも繋がりますね。
以前、全日空(ANA)の株主優待を持っていましたが、株価が値上がりしたことに伴い、売却しました。あまり飛行機に乗る機会がなかったので優待は活かせず・・・。
株主優待をもらうなら、”普段の生活で使う”優待がいいですね。
そこで、普段使っているものはなんだろう・・・と考えると、JR!!
毎日乗っているわ!と思い、JRの株主優待・配当利回りを調べてみました。
JR東日本・西日本・東海・九州の株主優待
JRは4社が上場していますね。
○東日本
○西日本
○東海
○九州
の4社です。
このなかでも、最も売上が大きいのがJR東日本です。
東京の影響は大きいですね。人口最大だもの。
営業利益率で見ると、ダントツでJR東海です。新幹線はドル箱ですね。
東京 - 大阪の新幹線を走らせているjR東海は、独占企業ですね。リニアが走れば、更なる収益も見込めます(負債も半端ないけど)。
長期での業績比較
JR東日本の株主優待
JR東日本の株主優待です。株価は100万円(2018.5.24現在)ほどしますので、簡単には投資できない金額です。
割引率は1枚20%で、2枚使えて最大40%まで割引できます。
所有株式数 | 発行枚数 |
---|---|
100株~1,000株 | 100株ごとに1枚 |
1,000株超~10,000株 | 10枚+1,000株超過分200株ごとに1枚 |
10,000株超~20,000株未満 | 55枚+10,000株超過分300株ごとに1枚 |
20,000株以上~50,000株未満 | 100枚 |
50,000株以上~100,000株未満 | 250枚 |
100,000株以上 | 500枚 |
JR西日本の株主優待
JR西日本の割引率は50%と高いです。半額になりますね。
しかも、3年以上継続保有で優待券が増えます。
株価は77万円(2018.5.24現在)ほどしますので、安くはないですが、JR東日本よりは投資しやすいですね。
保有株式数 | 鉄道優待券(通常発行) | 鉄道優待券(追加発行) 1単元(100株)でも3年以上継続保有 |
---|---|---|
100株から299株 | 100株ごとに1枚 | 追加はございません |
300株から499株 | 100株ごとに1枚 | 1枚追加 |
500株から999株 | 100株ごとに1枚 | 2枚追加 |
1,000株から1,099株 | 100株ごとに1枚 | 3枚追加 |
1,100株から10,099株 | 10枚1,000株超過分200株ごとに1枚 | 3枚追加 |
10,100株から19,999株 | 55枚10,000株超過分300株ごとに1枚 | 3枚追加 |
20,000株以上 | 100枚 | 3枚追加 |
JR東海の株主優待優待
JR東海の割引率は20%となっており、4社のなかでもっとも割引率が低いです。
JR東海が一番欲しいところですが、株価は220万円(2018.5.24現在)もしますので、全然買えません。アベノミクス前に60万円台だったのが懐かしい。
JR東海は収益率も高いので、保有したい銘柄ですが、優待狙いで買える金額ではありませんね。
ご所有株式数 | 発行枚数 |
---|---|
100株~1,000株まで | 100株ごとに1枚 |
1,000株超~10,000株まで | 10枚+1,000株超過分200株ごとに1枚 |
10,000株超~20,000株未満 | 55枚+10,000株超過分300株ごとに1枚 |
20,000株以上~50,000株未満 | 100枚 |
50,000株以上~100,000株未満 | 250枚 |
100,000株以上~ | 500枚 |
JR九州の株主優待
JR九州も西日本同様に50%割引と高い割引率の優待券です。
株価は35万円(2018.5.24現在)ほどなので、4社のなかで最も買いやすい金額です。
所有株式数 | 発行枚数 |
---|---|
100株 ~ 1,000株未満 | 100株ごとに1枚 |
1,000株 ~ 10,000株未満 | 10枚+ 1,000株超過分200株ごとに1枚 |
10,000株 ~ 20,000株未満 | 55枚+10,000株超過分300株ごとに1枚 |
20,000株以上 | 100枚 |
配当利回りの比較
配当金の比較で行くと、各社ともに減配せずに配当金を増やしてくれています。
増配してくれますが、利回りはそれほど高くありません。
配当利回りで見ると、JR九州が最も高いですが、利益率の高いJR東海は株価も高く、利回りが低くなっています。
2018年5月24株価で算出
JRは日本有数の不動産会社
JRは鉄道事業だけでなく、好立地の不動産を有していますので、不動産事業もしていますね。
有形固定資産を見てみると、さすがJR東日本。
なんと、6.3兆円もの有形固定資産を保有しています。
不動産はお金を生んでくれますので、こうした莫大な資産を持っているのは強みですね。
「私が選ぶ 日本の「もしバフェ」5銘柄(窪田真之)」では、もしバフェットと同じような考えで日本株に投資するなら・・・でJR東日本がラインナップしています。
そしてJR東日本です。バフェット氏はインフラを支配する企業に関心を持っています。日本でいうと、この分野で圧倒的な強みを持つのがJR東日本です。インバウンド(訪日外国人)ブームの恩恵で、新幹線や観光列車、関連ビジネス(ホテルなど)の需要が拡大しています。
私はJR東日本は事実上、日本で最強の不動産会社であると考えています。都心部を中心に日本の不動産価格はJRの駅周辺が一番高く、遠ざかるほど安くなる構造です。JR東日本も駅周辺に持つ鉄道用地を不動産事業に転換することで利益を拡大してきました。同社の有価証券報告書によると、2017年3月末時点で賃貸不動産の含み益が1兆3030億円もあります。
JR東日本の資産価値はものすごいものがありますね。
ちなみに、ほかの4銘柄は、JT(日本たばこ産業)、三菱UFJフィナンシャルグループ、ブリヂストン、KDDIとなっています。
株主優待ならJR西日本、投資するならJR東日本
株主優待や配当利回り重視であれば、3年継続保有で優待が良くなることや割引率50%と高いことから、JR西日本がいいですね。
一方、投資目的であれば、JR東日本です。収益や今後の成長性を踏まえても、保有したい銘柄です。JR東海は高すぎて、庶民には手が出ません・・・。
こうした交通機関の株主優待は、普段、自分が使う路線か?というのも大事ですね。
使わないと優待ももったいないですから(投資目的なら問題ないですけどね)。
連続増配株は、保有することで家計のキャッシュフローを厚くしてくれます。
連続増配株・高配当株を基本に今後も投資を継続していきたい。
ではでは。
≫ 証券口座の開設がまだならSBI証券をまず持っておきましょう。
参考 KDDIの配当金・配当利回り・株主優待。2018年度は11%増配で17年連続増配へ
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