「配当金」「連続増配」「高配当株」をキーワードに株式投資をしています。
保有株のひとつに、NTTドコモ(9437)があります。
NTTドコモは、国内シェア4割を誇り、最大の通信事業者です。
ドコモを知らない方はいないですね。
2019年3月期の決算も好調に推移し、うれしいことに配当金を増やしてくれます。
持っているだけで勝手に配当金が増えるのは、徐々にですがお金が増えるので嬉しいですね。保有株の利回りも5%ほどとなり、税引き後でも4%以上の利回りとなっています。
ドコモは、上場してから一度も減配のない、高配当株の鉄板株です。
上場してから配当金は50倍にもなっている優良銘柄です。50倍ですよ、50倍。
6年連続増配へ。減配は過去1度もなし
NTTドコモの決算(2018年度)によると、2019年度は10円増配(9%増)し、1株120円となりました。
これで6年連続の増配となります。
21年3月期は、新型コロナウイルスの影響もあり、120円配当を維持となり、増配はストップです。
増配年数はまだ短いです。
日本では花王が30年連続で増配しています。
ただ、NTTドコモは1998年の上場をして以来、一度も減配したことがありません。
これはかなりの強みです。
安定した通信事業による収入もあります。設備投資にお金はかかりますが、インフラ事業は安定収入です。
明日からドコモが使われないという事態はなく、不景気でもドコモは使いますね。
携帯料金の値下げ発表で、増配方針が揺らぐかと思いきや、
2019年3月期第3四半期決算説明会の質疑で、増配について次のように答えています。
配当については、来年度も必ず増配するとは言い切れないが、おっしゃるとおり持続的な増配をめざしている。
来年度は料金プランの値下げを予定しているものの、三井住友カード株式の売却額相当のキャッシュが見込まれるため、よほどのことがない限り今年度並みのフリー・キャッシュ・フローは確保できる。
増配、自己株買いの両方を含めて余力は十分にある。
引用:NTTドコモ
ほぼ間違いなく2020年3月期も増配をしてくれると思っていたら、きちんと増配を発表してくれましたね。
配当性向
2019年度の配当性向は66.7%となりました。2020年度は、業績予想が非開示でしたが、公表しました。
同時に5円の増配でも配当性向は変わらず!
配当性向は、利益のうちどのくらいを株主に配当金として還元するかを見る指標です。
高ければ配当余力がないことを示しますが、増配余地があります。
NTTドコモの配当金はいつ入金?
2018年6月20日に配当金の入金がありました。
2018年11月22日に配当金の入金がありました。
自己株式の取得
配当金と合わせて、NTTドコモは自己株式の取得も積極的です。
- 2014年度 4,730億円
- 2015~2016年度 4,571億円
- 2017年度 3,000億円
- 2018年度 6,000億円
- 2019年度 3,000億円
定期的に株式を取得し、また、消却してくれれば株主の1株価値が上昇することになりますね。
配当利回り・PER・株価
株式指標です。
9437 NTTドコモの株式指標 | |
株価 | 2,949円(R2.8.3) 最新の株価はこちら(株探) |
PER(予) | 15.74 |
PBR(実) | 1.81 |
ミックス係数 | 28.54 |
配当利回り(予) | 4.2% |
配当性向(予) | 66.7% |
増配率(3期平均) | 7.8% |
営業利益率(予) | 19.3% |
PSR (時価総額÷売上高) | 0.00 |
PEGレシオ (PER÷EPS成長率) | -2.11 |
ROE(実) | 11.5% |
ROA(実) | 8.3% |
営業CFマージン(実) | 28.3% |
PERは15倍で、業績悪化によりやや上がっています。
2600円を割るタイミングで、追加投資したいと考えていたので、追加投資をしました。
3000円割れは投資のタイミングかなと思います。
配当金の入金日(6月、11月)
2018年 6月20日に配当金入金。
2018年 11月22日に配当金入金。
2019年 6月19日に配当金入金がありました。
営業利益は約1兆円
営業利益は1兆円の大台には乗っていましたが、通信費用の減少もあり8500億円ほどに落ちています。
スマホの普及で安定収入があります。
格安スマホの影響も心配されていますが、解約率は0.5%程度と低い状況が続いています。あまりそこまで影響はないですね。
ただ、国内のスマホ出荷は頭打ちですので、通信事業以外のにも力を入れています。
dカードなどの金融・決済サービス、dポイントをはじめとする事業です。
dポイントは使えるお店が増えているので、使い勝手が良くなってきました。私も使う機会が増えています。
ローソンやマクドナルドで簡単に使えるのもいいですね。
このほか、dマガジン、dトラベルなどdポイントを使ったサービスが意外に便利です。
dカード GOLDは2割
dカード GOLDは、ドコモ携帯料金の税抜1,000円につき10%還元と高還元です。
ドコモを使っている方であれば、メインカードにしたいクレジットカードですね。
2016年度は、dカード保有者のうち8%程度がdカード GOLD保有者でしたが、2018年度は26.3%まで上昇しています。
2019年度には50%程度にまで上昇しています。
dカード GOLDを使う方が増えていますね。
業績推移
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 税前利益 | 純利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
◎17. 3 | 4,584,552 | 944,738 | 949,563 | 652,538 | 175.1 | 80 |
◎18. 3 | 4,769,409 | 973,264 | 1,096,625 | 744,542 | 201.7 | 100 |
◇19. 3 | 4,840,849 | 1,013,645 | 1,002,635 | 663,629 | 187.8 | 110 |
◇20. 3 | 4,651,290 | 854,650 | 867,951 | 591,524 | 179.9 | 120 |
◇21. 3予 | 4,600,000 | 855,000 | 855,000 | 587,000 | 177.6 | 120~130 |
キャッシュフロー
安定したフリーキャッシュフロー(FCF)はねん出できています。
2017年3月期 営業CF 1,312,418百万円
2018年3月期 営業CF 1,498,600百万円
2019年3月期 営業CF 1,216,014百万円
2020年3月期 営業CF 1,317,796百万円
稼ぐ力はやや減退していますね。
自己資本比率
自己資本比率は69.7%(20年3月期)と盤石の財務です。
安定した財務があるからこそ、投資する側としても安心できます。
親会社はNTT(日本電信電話)
親会社は、NTT(日本電信電話)ですね。NTTの大株主は財務省です。
NTTもドコモほどの高配当株ではありませんが、グローバル展開も進めており、優良企業です。
安定配当株として継続保有
NTTドコモ(9437)は、極端な成長が期待できる企業ではありませんが、安定感は抜群です。
また、2020年度からは5Gが始まります。
第4次産業革命か?とも言われますが、機器メーカーなどプレーヤーの大きな変更が出てくるかもしれません。
先日、5G の体験をしてきましたが、世界は変わりそう。マジ、すごいです。
そんななかでも、インフラ事業であるNTTドコモはプレーヤーの変更に関係なく、5Gを使ってもらうことで収益を上げることができます。
給料は10%も増えませんが、配当金は10%増も今回のようにあるので、(金額は全然違うけど)、増配銘柄を増やして、家計のキャッシュフローを強くしたいですね。
これからも継続して保有し、配当金をもらい続けたいと思います。
現在900株保有していますが、定期的に買い増しをしていきます。
ネット証券大手はやはり使いやすいですね。株式投資には、不可欠な存在です。
ではでは。
比較記事です
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
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