今年は寅年ですね。
相場の格言では、
「丑(うし)つまずき、寅千里を走り、卯(う)跳ねる」「戌亥(いぬい)の借金、辰巳(たつみ)で返せ」「辰巳天井」とあり、
寅千里を走るといさましい格言があります。
大発会は大幅な上昇で始まった日経平均株価ですが、そのあとは軟調です。
12月27日から1月7日までの騰落率は、日経平均が-1.1%下げていますが、マザーズ指数は-12.0%も下げています。
寅年の日経平均株価の騰落率を調べてみました。
日経平均株価で見ると最弱の寅年
日経平均株価の寅年の推移を見てみましょう。
バブル期に突入した1986年を除くと、全然上がっていないですね。
ほかの干支ごとの日経平均株価の騰落を見てみました。
寅年は干支で見ると最弱中の最弱!!
あああああ!!!!!!!寅年よわっっ!!!って感じですね。
辰巳天井は相場格言通りと言ってもいいように、勝率も高いですね。
また、今年は米国大統領選の中間選挙年ですね。
日経平均株価の騰落率(1950年~)を見てみると、
- 大統領年 +19.7%
- 大統領翌年 +10.2%
- 中間選挙 +1.0%
- 中間選挙翌年(大統領選前年) +13.6%
中間選挙のときは、選挙を踏まえて、株価も上がってそうなイメージでしたが、実際はあまり影響ないどころか低迷していますね。
今年は米国の金利引き上げ、日銀砲は期待できなさそうですし、厳しい年になるかもしれませんね。
相場の格言って参考になる
卵は一つのかごに盛るな
これはなかなか有名だと思いますが、分散投資を心掛けようということですね。
卵を1つのかごに盛ってしまうと、その銘柄がダメだった場合のダメージは計り知れませんからね。
人の行く裏に道あり花の山
多くの人たちが思う銘柄を買うよりも人の注目度が低い銘柄こそキラリと光るものかもしれませんね。
遠くのものは避けよ
なじみのないものや理解ができないような銘柄には手を出さないほうが無難ですね。
見切り千両
損失が出た場合も、見切りをつけてさっさと損切りしたほうが勝ちが高いということ。
損切りは早く、利益確定は遅く・・・の損小利大は心掛けたいですね。
買い値から30%も下がれば、元本を取り戻すのに必要な上昇は43%。
買い値から50%も下がれば、元本を取り戻すのに必要な上昇は100%。
買値から下がるほどに元に戻る上昇率のハードルが高くなりますね。
買値からの下落率 | 元本を取り戻すのに必要な上昇率 |
△10.0% | 11% |
△15.0% | 18% |
△20.0% | 25% |
△25.0% | 33% |
△30.0% | 43% |
△35.0% | 54% |
△40.0% | 67% |
△45.0% | 82% |
△50.0% | 100%(株価の上昇が2倍必要) |
△55.0% | 122% |
△60.0% | 150% |
△65.0% | 186% |
△70.0% | 233% |
△75.0% | 300%(株価の上昇が4倍必要) |
△80.0% | 400%(株価の上昇が5倍必要) |
△85.0% | 567% |
△90.0% | 900%(株価の上昇が10倍必要) |
△95.0% | 1900% |
50%も下がるとかなり致命的です。
休むも相場
売買を続けるのではなく、たまに休むこと、冷静に見ることも大事ですね。
もうはまだなり、まだはもうなり
もう底と思ったときこそまだ下値がある、まだ上がると思ったときが天井ということも多々あるので、とくに下がっているときの銘柄を買うときは気を付けたいですね。
落ちてくるナイフはつかむな
今年の相場は軟調かもしれませんが、落ちている銘柄を買うときには注意が必要です。
頭と尻尾はくれてやれ
底値で買うことも、天井で売ることも困難と思い、売り時買い時を逃さないようにしたいものです。
大きく負けいないことも大事
投資でリターンを上げることは大事なことですが、致命傷を負わないことも大切ですね。
我が家の場合は、アラフォー世代であり、リスクを取りすぎて資産を大きく減らすことは避けたいと考えています。
取り戻す時間も限られていますし、資産と精神的なダメージも大きくなりますので。
とはいえ、資産を増やすためには、株式メインによる資産形成は欠かせないので、この2年間のぬるい相場からの転換を楽しみ、勉強しながら相場と向き合いと思います。
自分の得意分野への投資に集中しておきたいですね。
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