30代半ばである私のまわりは、結婚や家族が増えたことをキッカケに持ち家購入をしています。賃貸派は少数派です。
家計調査などの統計でも、40代未満の持ち家率は50%を超えていますし、働いている世帯の持ち家率は70%を超えているみたいです。
出典:家計調査年報(家計収支編)平成27年(2015年) 家計の概況
購入がいいのか?賃貸がいいのか?
これ、よく疑問になるんです。マイホームの雑誌や家計に関する本でも、どっちが得か?ってシミュレーションしている事例はたくさんありますが、
あれ無意味だと思うんですよね。
購入がいいのか?賃貸がいいのか?
それはお金の使い方で考えればいいんだと思います。
購入vs賃貸の損得シミュレーションはなぜ無駄か?
あなたは、今までの人生で何度お引越しされましたか?
シミュレーションの多くは、賃貸に住み続ける、マイホームに住み続けるという視点でしか書かれていません。
賃貸から持ち家になって、また、賃貸に戻る選択肢だってあるわけですよ。
マイホームを買えば、一生そこに住むと思って買っても、隣人リスクなどで転居する場合だってあるんですね。
だからね、持ち家vs賃貸の損得シミュレーションはムダだと思うんです。
人生この先、何が起こるか分からないじゃないですか?
私の友人は、夫婦ガッツリ共働き、世帯年収は1,000万円を超え5,000万円を超えるマンションを購入しました。でも、購入後3年経過した際にそのマンションを売却しています。理由は転居を伴う転勤です。
また、もう一人の友人は、20代前半でマンションを購入し、30代前半でマンションを売却して一戸建てを建てました。
話を聞いていると、売れるマンションを活用することで住居費を節約したということ。賢い。
住居に対してお金をどのくらい使うか
一生の間で最もお金を使うのは住居に対してです(相続など一部例外はありますが)。
我が家は、パートナーは持ち家派だったんですが、私は賃貸派でした。
理由は、そうした損得シミュレーションなどを踏まえ、賃貸のほうが割安だからというもの。
今はマンションを購入して住んでいますが、これは間違いだったなって思います。もっと早く買っておけばよかったというのが本音のところ。
若いときに買えるかどうかは別として、頭から「住居は購入しない」と決めつける必要はなかったんです。
お金の使い方を学べる機会
良くも悪くも、持ち家を購入することでお金のことをかなり広範囲で学ぶことができます。
購入までの資金計画、購入後の資金計画、税金の知識、住宅ローンの知識、金利の知識などなど、これは賃貸ではなかなか学べません。
だって、直接関係ないからですね。
ファミリー物件の賃貸「2つの壁」
住居に対するお金のリターンをどうするか?ってことをもっともっと考えてもいいと思うんですよね。
家族が増えたので、3LDKの賃貸マンションを探していたんですが2つのことで壁にぶち当たりました。
- 物件がない(少ない)
- 物件があったとしても賃料がかなり割高
夫婦2人であれば3LDKの広さまでは不要ですが、子どもがいると欲しくなる広さです。
70㎡前後は欲しいです。
私は賃貸側の状況をよくわかっていますが、ファミリー物件よりも単身物件のほうが利回りいいんですよね。
ファミリー物件の場合は、家族の意見(複数人)で決まるのに対し、単身物件の場合はその人(1人)が決める場合が多いんです。
要は、空室リスクが低くなるんです。
また、私たちのように「その家賃払うくらいだったら買ったほうがいいね」となるケースが多いので、ファミリー物件を賃貸で建てようってのは少数になるんです。
と、これはとある土地オーナーが賃貸物件を建てるときに言っていたお話し。
自分で稼いだお金でどこに住むか
住居は人生の基盤であり、大事な場所です。帰りたいと思えるような家で過ごす、生活することが、仕事や遊びにも力を出せるんだと思います。
- 家賃 10万円
- 住宅ローン等 10万円
同じ10万円でも、持ち家のほうがスペックは上です。ただ、借金をしたくないから賃貸というのも考えはありです。
我が家は、持ち家になりましたが同じ10万円を支払うならスペックの高いほうがいいと思いました。それは、住居に対する満足感、スペックの高さ、地震などに対する安心感など得られるものがあるからです。
自分が使うお金をどう活かすかという視点を持っていれば、ハナから「購入より賃貸が得だから」という考えに固執する必要はなかったなぁと反省しています。
売却には、賃貸にはない「貸す」「売る」という選択肢があるので、住居費を圧縮できる可能性もありますしね。木造である一戸建ては25年で建て替えが必要ですが、マンションの場合はコンクリート構造(RC)ですので100年持つとも言われています。
今は住宅ローン金利がありえないくらい低いので、「お金を借りる」時期には最適です。
もちろん、「借りる時期」が最適だからといって「買う時期」が最適とは限りません。
もし、持ち家の購入を考えているのであれば、賃貸との損得で考えるのではなく、住居に対するお金をどう使いたいかという視点で考えてみてください。
10年前の自分に送りたい言葉です。
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