自転車を乗っていてけがをさせてしまった。
ベランダから物が落ちて、車に傷をつけてしまった。
水漏れで階下の部屋に損害を与えてしまった。
そんなときに頼りになるのが、「個人賠償責任保険」です。
月額150円程度で1億円~3億円の損害賠償まで補償してくれるコスパのよい最強の保険です。
もし入っていなかったら、すぐに入っておきましょう。これほど必須の保険はありません。
個人賠償責任保険とは
個人賠償責任保険とは、個人が日常生活のなかで第三者に対して対人・対物賠償事故を起こした場合に、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償される保険です。
例えば、水漏れによる階下の他人の部屋に損害を与えた場合や自転車で歩行者に接触しけがをさせてしまった場合などがあります。
ベランダからモノが落ちて、他人の車に傷をつけた場合などもあります。
日常生活全般において補償範囲も広範囲です。
また、家族で誰かひとりでも入っておけば、配偶者や子ども、同居の親族、生計が同一の別居の未婚の子(一人暮らししている大学生など)も補償範囲となるんです。
保険の対象者
- 本人
- 配偶者
- 同居の親族
- 同一の別居の未婚の子
これも大きな魅力です。
保険加入のポイント
加入する場合は、次の3点は最低でも確認しておきましょう。
- 個人賠償責任保険の金額は1億円以上か
- 賠償責任の対象が家族までとなっているか
- 示談交渉サービスが付いているか
自転車事故などは誰もが起こしてしまう可能性があります。
高額な賠償が認められる事例もありますので、必ず入っておきたい保険です。
示談サービスが付帯されていると心強いですね。
分譲マンション購入している場合
分譲マンションを購入して住んでいる場合、マンションの管理組合が個人賠償責任保険に一括で加入しているため、別途、加入する必要はありません。
※確認してくださいね
なぜ、マンション管理組合が入っているかというと、専有配管から漏水して、階下の住戸に損害を与えた等、居住者が日常生活上の偶然的な事故により、ほかの居住者を含む第三者に被害を与えた場合を想定して加入しています。
自分が住んでいるマンションはどうなの?と思ったときには、管理組合に照会してみましょう。
いちいち管理組合に確認を取るのが手間というのが欠点ですが、重複して加入しても限度額は変わりません(賠償責任1億円×2本(管理組合と個人)で入っても、1億円のままです)。
ただし、保険が必要なときに、「管理組合」を通す必要があるので、自分で加入していてもOKです。月額150円程度なので、私は、自分で加入することにしました。
(後述する三井住友VISAカード経由で入っています。普段、クレカ利用しないのですが、更新までに1度は利用しないと更新できなかった記憶があるので、少額なので加入することにしました)。
マンション内のことであれば、管理組合に知られてもいいですが、それ以外の場合だとなんとなく嫌な気もします。
ネットで加入・解約ができる
三井住友VISAカードを持っていると、個人賠償責任保険にネットで加入することができます。また、解約もネットでできるので、手軽にやめることができます。
ログインして、「カードサービス」→「保険サービス」で加入のページに飛びます。
自転車やランニングなど色々とコースがありますが、一番下の「自由設計」を選びます。
三井住友VISAカードの保険は、ポケット保険というサービス名称ですね。
個人賠償保険は、
保険金額 1億円 月額140円
2億円 月額150円
3億円 月額160円
となっています。
個人賠償責任保険は、「保険金額1億円」までが多いですが、「3億円」というのは珍しいですね。それほど高額なものはないでしょうけど、20円しか変わりません。
このときに、「本人型」「家族型」「夫婦型」などを選ぶことができますが、
「本人型」を選びます。
「本人型」を選んでも、個人賠償責任保険は、『配偶者』『家族』の損害賠償を保障してくれますので、安心です。
保険金を支払う場合です。
【保険金を支払う場合】
保険期間中の次の偶然な事故により、他人の生命または身体を害したり、他人の物を壊したりして、法律上の損害賠償責任を負われた場合
①本人の居住の用に供される住宅(*)の所有、使用または管理に起因する偶然な事故②被保険者の日常生活に起因する偶然な事故引用-三井住友VISAカード-
保険金が支払われない場合です。
【保険金を支払わない主な場合】
- 保険契約者または被保険者の故意による損害
- 被保険者の業務遂行に直接起因する損害賠償責任(仕事上の損害賠償責任)
- 他人から借りたり預かったりした物を壊したことによる損害賠償責任
- 被保険者と同居する親族※に対する損害賠償責任
- 被保険者の使用人(家事使用人を除きます。)が業務従事中に被った身体の障害に起因する損害賠償責任
- 第三者との損害賠償に関する約定によって加重された損害賠償責任
- 心神喪失に起因する損害賠償責任
- 被保険者または被保険者の指図による暴行、殴打による損害賠償責任
- 自動車等※の車両(ゴルフ場敷地内におけるゴルフカートを除きます。)、船舶、航空機、銃器、業務のために使用する動産または不動産の所有、使用または管理に起因する損害賠償責任
- 戦争、その他の変乱※、暴動による損害
- 地震もしくは噴火またはこれらを原因とする津波による損害
- 核燃料物質等の放射性・爆発性等による損害
など引用-三井住友VISAカード-
万が一、事故が起こった場合です。
「三井住友海上事故受付センター」
24時間365日対応
0120-258-189
三井住友VISAカードが提供している個人賠償責任保険は、ネットで加入・解約ができるので手軽です。
しかも、3億円の上限でもわずか月額160円という破格の安さです。
三井住友VISAカードを持っている人だけが対象なので、この機会に入っておきましょう。
火災保険などの特約でつけるのではなく、単独で加入しておくほうが無難です。
理由は、特約の場合、本契約を解約してしまった場合、同時に特約としてつけていた個人賠償責任保険も解約されてしまうからですね。
別々のほうが管理はしやすいです。
ネットでも解約できるので、手軽に入れて、やめることも可能なのがいいですね。
解約手続きしても、解約前であればキャンセルもできます。
個人賠償責任保険は必須の保険
自分だけでなく、家族や子どもも他人に自転車事故などで損害を与えてしまった多額の賠償責任が発生することもあります。
- 2003年 東京地裁 賠償額約6,800万円 死亡事故
- 2005年 横浜地裁 賠償額約5,000万円 女子高生が女性にけが(障害残る)
- 2008年 東京地裁 賠償額約9,300万円 男子高校生が男性にけが(障害残る)
- 2013年 神戸地裁 賠償額約9,500万円 小5男児が女性にけが(寝たきり)
月々ホントにわずかな金額で備えることができる保険が個人賠償責任保険です。
月にペットボトル1回我慢すればねん出できる金額なので、必ず入っておきましょう。
特約でつけるよりも、別々で加入できるのであればそうするほうが管理はしやすいですね。
我が家は、三井住友VISAカード
保険金額3億円まで補償される三井住友の保険は、安心できますね。
ではでは。
コメント