安定したビジネスを展開し、株主優待があり、長期保有で利回りが上がる銘柄は長く保有できて魅力的ですね。
ニッチな会社ですが、プロネクサス(7893)という銘柄をピックアップしてみました。
ディスクロージャー実務支援会社で、決算短信や有価証券報告書などを上場会社・IPO・投資信託・REIT運用会社向けに展開している会社。
- 業績良い
- ストックビジネス展開
- 財務基盤鉄板
- 安定配当
- 株主優待(長期保有で利回りアップ)
となかなか魅力的な銘柄かと思っています。
プロネクサスの株主優待
まずは、プロネクサスの株主優待を見ておきます。
株主優待はクオカードをもらうことができます。
権利日は3月です。
100株保有の場合、1年未満では500円と大したことないのですが、長期保有でもらえるクオカードの金額がアップし、5年以上保有すると、
4倍となる2000円相当
のクオカードをもらうことができます。
7893 プロネクサスの総合利回り | |
配当利回り | 2.7%(R2.4.28) |
優待利回り | 0.5%(500円) 0.9%(1000円) 1.4%(1500円) 1.8%(2000円) |
総合利回り | 3.2%(500円) 3.7%(1000円) 4.1%(1500円) 4.6%(2000円) |
長期保有をしていくことで、総合利回りは4%を超えてくる銘柄です。
長期保有できる銘柄かを見ていきます。
プロネクサスは欠かすことのできないストックビジネスを展開
プロネクサスの事業ですが、私たち投資家が必ず目にする株主総会招集通知や決算短信、有価証券報告書、また、新規上場の関連書類などを手掛けている会社です。
また、電子開示EDINETを通じて金融庁に提出する「有価証券報告書」の作成、編集などを手掛けています。
上場企業にとってなくてはならない存在です。
また、上場企業のIRページには財務ハイライトで次のようなグラフを採用している会社を見ることが多いです。
こうした開示情報もプロネクサスが手掛けていますね。
リピート率96%
四半期ごとに決算開示が求められる上場企業にとって、プロネクサスは非常に重要な存在です。
それがリピート率96%という数字に裏付けられていますね。
国内上場企業の約60%が定期開示書類をプロネクサスに発注しており、有価証券報告書に関しては54%の上場企業がプロネクサスを利用しています。
つまり、プロネクサスは日本に株式市場があり続ける限り、安定した受注が見込め、リピート率から示すように絶対的な信頼度を獲得している会社です。
強固なストックビジネスを展開しているわけです。
1930年創業当時からこうした上場企業の支援を手掛けてきた強みと言えますね。
参考 プロネクサスの強み(公式HP)
プロネクサスの業績推移
プロネクサスの業績について確認しておきます。
プロネクサスの売上・経常利益
プロネクサスの業績は安定しているのかと見てみると、リーマンショックの時に落ち込んでいますね。
これは、リーマンショックという劇的な経済状況の変化によってIPO社数の激減に伴う上場企業数の減少、上場企業からのコストカット(低価格思考)に加えて、制度改正に伴う株券電子化があったからです。
- 景気後退期
- 制度改正
があったときには、プロネクサスにとっては逆風となるというわけですね。
コロナショックは、リーマンショック以上とも言われ始めていますし、IPO中断も続々と出ていますので、プロネクサスにとっては良い市況環境とは言えません。
かといって、プロネクサスの業務が蒸発することもありませんが。
プロネクサスの配当金推移
プロネクサスは配当性向40%以上という配当政策を採用しています。
減配もちらほらしていますので、減配リスクは高めといっていいですが、大きな減配はありません。
ほぼ毎年のように自社株買いもしていますので、総還元性向は70~100%程度で推移しています。
営業キャッシュフロー・マージン
キャッシュフローの推移です。
営業キャッシュフローは毎年プラスで、投資キャッシュフローも小さく、フリーキャッシュフローはプラス推移です。
営業キャッシュフローマージン(現金を稼ぐ力)も安定しており、キャッシュリッチ銘柄。
プロネクサスの財務基盤
自己資本比率は70%を超えており、有利子負債はほぼなく、極めて強固な財務基盤を有していますね。
プロネクサスの株価推移
コロナショックでガクンと落ちていましたが、再び上昇基調に入ってきています。
指標面でもミックス係数(PER×PBR)は22.06と割安ですね。PERは16倍となっています。
7893 プロネクサスの株式指標 | |
株価 | 1,095円(R2.4.28) 最新の株価はこちら |
PER(予) | 16.13 |
PBR(実) | 1.37 |
ミックス係数 | 22.06 |
配当利回り(予) | 2.7% |
配当性向(予) | 44.2% |
増配率(3期平均) | 7.9% |
営業利益率(予) | 10.8% |
ROE(実) | 8.1% |
ROA(実) | 6.1% |
ROIC(実) | 7.0% |
営業CFマージン(実) | 9.8% |
自己資本比率(%) | 75.0% |
財務も鉄壁ですし、安値で買えれば、ほっておいてもいいような銘柄かと考えます。
プロネクサスは長期保有で利回りが上がる銘柄
プロネクサスは、上場企業のディスクロージャー(情報開示、証取法関連・有証)支援する会社で、極めて安定したストックビジネスを展開していますね。
3月権利日でもらえるクオカードは、長期保有で利回りが上がるのも魅力的です。
株価も10万円前後と少額ですので、コツコツ積立投資で単元化を狙うのもいい銘柄かと考えています。
業績良し、ストックビジネスで安定、財務基盤良し、クオカード優待が魅力的な銘柄のプロネクサスを見てみました。
株主優待のある銘柄は、のんびり保有で私生活メリットもあるので、増やしていきたいと考えていますが、プロネクサスは投資候補に入れています。
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