将来の資産形成と不労所得を増やしていくために、増配銘柄を中心に株式投資をしています。
5年前は年間数万円程度だったのですが、現在は、年間100万円ほどの配当金収入を得るまでに育ってきました。
将来の不労所得を加速させていくには、増配率の高い銘柄に投資をすることが大事です。
株数を増やすとともに、増配率が高い銘柄であれば保有するだけで勝手に配当金が増えていきますからね。
ところで、連続増配銘柄というのをよく見てきたのですが、株価のパフォーマンスはどうなのかを調べてみることにしました。
この記事で分かること
- 22年3月期予想で5期以上増配の銘柄
- どんな業種が多いのか
- 過去の増配率はどのくらいか
- 増配率と株価上昇の関係は
- 具体的な銘柄
集計するのは時間がかかったんですが、記事はサクッとまとめています。
3月決算企業で5期以上増配している銘柄
3月決算企業で増配を続けている銘柄は、こちらに詳細をまとめています。
ここでまとめた銘柄をさらに細分化して、分析していきましょう。
どんな業種が多いのか
業種別に増配銘柄を見てみました。
合計銘柄数は70銘柄です。
この70銘柄を見てみると、次のようになりました。
最も多いのは情報・通信業ですね。
続いて、卸売業、サービス業と続いています。
この3業種は必須で見ておきたい業種と言えますね。
輸送用機器のように、景気変動が大きい業種は、増配銘柄は少ないですね。
どんな業種が増配率は高いのか
今期予想を含む10期(10期未満は最長期間)の増配率を調べ上げ、業種別に平均値を出してみました。
こうしてみると、サービス業が最も高い増配率ですね。
私は増配率の目安に15%程度を見るようにしています。
なぜなら、毎年15%の増配が続けば5年で2倍になるからです。(正確には14%増配が5年続けば2倍になる)
5年保有できる銘柄を持ち続けることで、配当金が2倍になると心強いですね。
保険業も増配率は高いですね。
こうして増配率を見ていくと、食料品や機械は投資先候補から外したくなります(とはいえ、これは増配を続けている70銘柄のデータという点はデータ数が少ないですが)。
株価の上昇率が高いのはどんな業種か
増配銘柄70銘柄の株価上昇率について、10年前(11年4月1日との比較、上場して10年以上経っていない場合は、上場直後の株価)と比較してみました。
増配率も高かった
サービス業、情報・通信業
がすごいですね。
増配率の高かった保険業は、株価の上昇が低く、投資先候補から外れていきますね。
増配率が高いほうが株価は上がっているのか
さて、株価上昇率と増配率の関係を見てみました。
むろん、銘柄によるわけではありますが、増配率が低いと株価の上昇が悪いというのが何となく見て取れますね。
10年で株価2倍は物足りないので、株価3倍ラインとした場合は増配率は最低でも10%ライン、できれば15%を超えたいところでしょうか。
増配率15%は繰り返しになりますが、5年続けば2倍になる水準だからです。
どんな銘柄がすごかったの?
1銘柄化け物銘柄があるので相関図を作る関係で省いていますが、ベネフィット・ワン(約40倍)や日本M&Aセンター(約30倍)などすごいですね。
テンバガー株もいくつかあり、配当は増えるわ、株価は上がるわと理想的な感じですね。
株価上昇と増配率がすごい具体的な銘柄はこれだ!
それでは、具体的な銘柄を見ていきましょう!
赤く着色しているのは、増配率15%ラインを超えている銘柄です。
やっぱり、
サービス業、情報・通信業が多いですね!!
10期平均だと長いので、3期平均の増配率も合わせてまとめておきました。
増配率が高い銘柄は、株価の上昇も高く、増配率が低い銘柄は株価の上昇が弱いのが良く分かりますね。
増配率の高い銘柄に投資しよう
やっぱり増配率の高い銘柄はすごかった!
銘柄を選ぶ際のヒント!
- 連続増配銘柄は有望銘柄
- 平均15%以上増配を続けている銘柄
- 「情報・通信業」「サービス業」の銘柄
- 時価総額が300億円未満の銘柄
情報・通信業、サービス業以外では、大阪有機化学工業や田岡化学工業のような半導体関連銘柄など息の長いニッチシェアの高いのも株価はよく上がっていますね。
15%以上増配が続けば、5年で配当金は2倍に増えます。
また、一覧の上位の銘柄を見ていると、今では時価総額が大きくなっていますが、もとは時価総額が300億円未満の会社が多いですね。
銘柄を選ぶ際には時価総額300億円未満という視点も持っておくと良さそうです。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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