固定金利から変動金利(ソニー銀行)に借り換えた我が家ですが、変動金利のリスクやメリットなどを何度もシミュレーションをして、家族にも相談した結果、固定金利に借り換えることにしました。
経済的なメリットはおそらく変動金利だろうと思いますが、それは結果論で現時点では分かりません。大やけどもしないと思い、踏み切ることになりました。
若干、変動金利のままでもいいという思いがあるのはあるので、もやもやがないわけではありませんが。
こちらのシミュレーションがめちゃくちゃ使いやすいのでおすすめです。
【我が家の家計バランスシート】
- 住宅ローン残債期間は25年ほどある
- 家計の金融資産は住宅ローン残債を上回っている
- 自己資本比率は85%を超える高い状況
住宅ローンの返済に不安を覚えるような金融資産や収入の状況ではないので、正直贅沢な悩みかもしれません。
変動金利が現状ではやはり良い選択肢
固定金利にしたのは、全期間固定金利とはいえ1%ちょっととかなり低かったことで、現状、メガバンクやフラット35にあるような固定金利の水準1%台後半から2%台では、固定金利にする理由は全くないでしょう。
変動金利は基本日銀の政策金利に連動しますが、名目成長率が2%~3%程度のなかで、政策金利はいくら高くても1.5%程度ではないかと想定しています。
とはいえ、インフレがしつこければ、それ以上の利上げもあるとは思いますが、我が家の場合、この先25年の金利は1%程度はあるだろうと想定して、上振れリスクを完全遮断できる固定金利にしました。
利下げもあると思うのでその際は固定金利にした保険料が高くなってしまいますね。
中立金利が1.0%~2.5%程度と想定されているようですが、中立金利の下限である1.0%の場合は今の変動金利は1.3%程度にまで上がると想定しています。
スワップ金利や国債利回りなどをもとに金利を決められるので、日銀の政策金利の連動性は高いとはいえ、それ以外の要因でも利上げしてきた経緯があるソニー銀行は、金利ウォッチの地味なストレスがかかっていました。
変動金利にするなら+1%の耐えられる状態は必須
変動金利で借りるのが多くの場合は正解だと思いますが。利上げリスクはいつ来るかは分からないので最低でも+1%利上げがあった場合のストレスチェックはしておくほうがいいでしょう。
収入の状況、家計の状況などは変わってくるので、変動金利じゃないと返せないから変動金利はかなり危ない判断だと思います。
我が家の場合は、固定金利を選びましたが、それは1%台前半という稀に見る低金利水準であったことが大きな要因なので、1%台後半あるいは2%台が多い全期間固定金利にする必要はあまりないと思います。
日銀の政策金利も上がっても1.5%程度でしょうから変動金利も上がったとしても2%程度弱になると想定されますし、利下げがある変動金利がトータルではメリットあります。
もちろん金利の変動による毎月返済額の変動や、気にしたくない!という場合は固定金利のメリットはあります。
フラット35や、auじぶん銀行の10年固定金利はなかなか注目の固定金利の住宅ローンかなと思います。
金利というのは実におもしろい
学べば学ぶほど面白い部分があります。
変動金利で借りていなければ、ここまで金利に興味を持つことはなかったので、今後の将来を考えればかなりのメリットと考えています。
一方、我が家のバランスシートはかなりいびつで、自己資本比率は85%程度と高いですが、多くが株式であるで変動リスクが高いです。
負債サイドの住宅ローンも変動リスクを負わなくてもいいのでは?という意見もあり、経済的メリットはやや失うものの、心理的メリットなども踏まえての判断です。
絶対に固定金利!という思いがあるわけではないので、変動金利のままでも良かったかなという思いがないわけではありません。今後も考えてしまうでしょう。
でももう何もできませんので、ただ金利を気にすることなく、返済するだけです。
配当金投資に集中する
もともと住宅ローンを配当金で賄うという思いで投資をずっと続けていますが、今では余裕で上回っている状態。
今後も配当金投資に集中し、住宅ローンも減らし、余裕のある家計にしていきたいと考えています。
インフレ期には借金は実質目減りしていくため、住宅ローンを借りることは良い選択肢だと思います。加えて、立地が良ければ、固定資産(持ち家)も値上がることでしょう。
インフレ期にはインフレに強い資産を保有することが大事ですね。
11月の日経平均は▲4.12%(年初来+25.97%)、我が家は+5.37%(年初来+28.1%)と若干ですが指数をアウトパフォームしています。
住宅ローンの変動金利か固定金利はめちゃくちゃ悩みますが、家計の状況、心理面、経済状況、今後の予測などを踏まえて選択する必要がある難しい問題ですね。








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