安定配当銘柄として、NTTドコモを買収したNTTや、通信大手のKDDI、ソフトバンク、そして、KDDI子会社の沖縄セルラーがありますね。
各社の22年3月期の決算が出揃いました。
増配も続いており、長期保有を前提に魅力的な銘柄ですね。
もし、20年、30年と保有するならこういう銘柄なんだろうなとも思いますが、各社の指標面などをまとめてみました。
高配当!通信会社の比較
まずは、各社の指標面を見てみましょう。
いずれもPER15倍以下と指標面では、割安ですね。
ソフトバンクを除いて、割安さを測るグレアムのミックス係数(PER×PBR)22.5以下を満たしています。
配当利回りは、各社3%以上と高配当ですね。
配当性向では、ソフトバンクが80%を目安にしているため、高い状況です。
ソフトバンク以外の3社は配当性向50%以下というのも魅力的ですね。
業績が好調なのは?
今期を含む3期平均の売上とEPS成長率をバブルチャートにしてみました。
成長力で見ると、ソフトバンクが一つ抜けていますね。
1株当たりの最終利益であるEPSの成長率で見ると、NTTが最も高くなっています。
営業利益率が高い会社は?
各社ともに営業利益率が高いわけですが、最も高いのはKDDIとなっていますね。
売上とともに、利益成長力が高いのはソフトバンクとなっています。
株主還元に積極的な会社
株主還元はどの会社も積極的で魅力的です。
ROEも10%を超えており、配当利回り3%以上と申し分ないですね。
気になるのは、ソフトバンクの配当性向の高さくらいでしょうか。
22年3月期の業績予想
22年3月期の業績と配当金予想を比較してみました。
銘柄 | 売上高 (前期比) | 営業利益 (前期比) | 当期利益 (前期比) | 今期増配率 |
9432 日本電信電話 | 0.5% | 3.5% | 18.4% | 4.8% |
9433 KDDI | 0.7% | 1.2% | 0.5% | 4.2% |
9434 ソフトバンク | 5.7% | 0.4% | 1.8% | 0.0% |
9436 沖縄セルラー電話 | △5.6% | △1.4% | △5.0% | 1.2% |
沖縄セルラーが増配しているものの、意外にも減収減益ですね。
各社20GBの割安プランを導入しているので、どうなるか、ですね。
私はahamoにしましたが、快適そのもので、この料金なら永遠に使いそうなくらいです。
各社の配当金推移をまとめてみた
9432 日本電信電話(NTT)の配当金推移
まずは、NTTから見てみましょう。
11期連続増配予想
となっており、好調そのものですね。
自己株式取得→消却→EPS上げというのもよくしており、配当性向も安定していますね。
非減配期間も20年くらいあります。
もし20年売れないのであれば?と思って投資するならNTTでしょう。
現金を稼ぐ力を見る営業キャッシュフローマージンも極めて高く、絶対に潰れないだろうなという会社ですね。
通信4社の22年3月期の平均を100とした場合、指標面で比較してみました。
平均よりは収益力、財務力、株主還元と低くなっていますが、大して問題ないでしょう。
9433 KDDIの配当金推移
続いてKDDIについて見ていきます。
20期連続増配予想
とついに20期の大台に乗ってきました。
20年前に戻って投資したいくらいです。
キャッシュフローマージンも高く、安定していますね。
通信4社の平均と比べても、収益力、財務力ともに高いですね。
9434 ソフトバンクの配当金推移
成長力の高いソフトバンクです。
子会社も色々と抱えているので、配当性向は高いですが、なかなか良い会社ですね。
ソフトバンクもキャッシュフローは問題ないですね。すごいです。
ソフトバンクは、ほかの3社と比較して、自己資本比率が低いです。
このため、ROEやDOEが高くなっていますね。
増配はしていないので、増配率は低い状況です。
9436 沖縄セルラーの配当金推移
最後は、KDDI子会社である沖縄セルラーです。
人口増加県である沖縄でシェア50%以上と高いシェアを誇ります。安定しています。
親(KDDI)を超える
21期連続増配予想
となっています。
沖縄セルラーもキャッシュフローは良いですね。
自己資本比率が8割を超えていますので、4社の中で最も高いです。
株価の推移
株価の推移を見ておきましょう。
週足チャートで見てみると、沖縄セルラーの株価が堅調ですね。
一方、低迷しているのはソフトバンクとなっています。
もう一度、指標面も見ておくと、沖縄セルラーの株価は堅調とはいえ、指標面で割高ではありませんね。
配当金が最も増やしたのは
2010年3月期からの配当金増加を見てみると、
KDDIは約10年で配当金を約6倍に
していますね。
子会社の沖縄セルラーは、配当金増配年数ではKDDIより上ですが、配当金の増やし方で見るとKDDIに軍配です。
こうして増配銘柄であっても、増配率の高さは重要ですね。
通信会社のまとめ
簡単にまとめておきましょう。
通信4社を比較してみました。
どれも安定配当銘柄として魅力的ですね。
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