投資候補の一つとして考えている日本ピラー工業(6490)を取り上げます。
昨年末に打診買いをしていますが、買い増し候補の銘柄。
日本ピラー工業は、投資候補銘柄として触れていました。四季報2022年新春号では、【再増額】の見出しがついている注目銘柄ですね。
同社は、半導体製造洗浄装置向け継手では世界シェア90%を誇るトップメーカーです。
半導体の製造過程は、イラストで分かるこちらのサイトが分かりやすくおすすめです。
世界半導体市場統計(WSTS)によると、半導体市場は2030年に2020年比の倍増となる1兆ドル規模になると推計されています。
5G、IoT、データセンターはもとより、EV、IoT、自動運転などの普及が背景にありますね。
日本ピラー工業の株価や業績
株価推移
まずは、株価チャートを見てみましょう。
以下は週足チャートとなりますが、右肩上がりですごい上がっていますね。
2021年にダブルバガーになった急上昇株ですね。
基本的には右肩上がりのチャートの銘柄を投資候補としているので、この点は好感持てますね。
出来高も増えています。
信用倍率は8.3倍(21.12.24)とやや高いですので、注意も必要です。
配当金推移
配当金の推移を見てみましょう。
同社は配当性向30%以上という目標を掲げており、過去10年では減配歴は1回です。
2024年に創業100周年を迎えるので、記念配当も期待できるのではないでしょうか。
シリコンサイクルの影響を受けるので、市況関連株と言えるでしょう。
テンバガー株の生みの親であるリンチは6つのカテゴリーに銘柄を分類しています。
リンチは、この分類のなかでは④~⑥への投資がテンバガーを狙うには有用だと言っていますね。
①低成長株 | 成長の伸びしろがない大企業。配当目的で投資。 |
②優良株 | 企業規模が大きいが①より成長余地あり。 |
③資産株 | 価値のある資産を所有している銘柄 |
④急成長株 | 成長率が年20~25%の銘柄。 |
⑤市況関連株 | 景気の動向に影響を受けやすい銘柄。 |
⑥業績回復株 | 潜在的に倒産の恐れある銘柄。業績回復で株価上昇。 |
日本ピラー工業は、⑤市況関連株なので投資候補とします。
株主優待
同社は、株主優待も実施しています。
3月権利日で、株数に応じてクオカードをもらえ、中長期保有特典もあります。
クオカード優待は、使い勝手も良いため、非常に便利ですね。
私もいくつかクオカード銘柄は保有していますが、コンビニや書店でのキャッシュアウトをゼロにしているので助かっています。
業績の推移
業績が良くないと投資先としては魅力的ではありませんので、業績のチェックをしておきましょう。
旺盛な半導体需要がありますので、業績も過去最高益を叩き出す予想です。
さすがにリーマンショックのときには、業績を落として利益率も悪化していますが、それ以外は営業利益率10%をコンスタントに出しており、メーカーとしては非常に優秀な企業と言えます。
財務面
自己資本比率83%、有利子負債ほぼゼロと財務は強固であり鉄壁です。
もう何も言うことはありません。
財務良すぎるので、ROEがそれほど高くないため、配当増や自社株買いを期待したいですね。
キャッシュを稼ぐ力を見る営業キャッシュフローマージンも高く、財務面とキャッシュ創出力を考え見ると無敵ですね。
指標面
指標面を簡単にまとめておきます。
財務が良すぎてROE8%程度と低いのは課題ですが、PER13倍程度と低く、PBR2倍弱の銘柄。
成長力を加味したPEGレシオは0.5倍と割安と言える水準です。
時価総額は800億円と1000億円未満の中小型株です。
この点も魅力的ですね。
小さいほうが伸びしろは大きいですが、同社は財務も良いので保有不安が小さいです。
半導体製造継ぎ手で世界トップシェアメーカー
四季報2022年新春号から引用しますが、継ぎ手の需要も旺盛であり、免震装置も好調のようですね。
【再増額】電子機器関連事業では半導体製造や薬液供給の装置メーカーから継ぎ手の需要旺盛。免震装置が後半端境期でも営業益再増額。
継ぎ手は従来品よりも圧力損失を低減した商品を開発しています。
免震装置は、国土強靭化関連としても期待できそうですね。
同社は売上の約70%をこうした半導体や免震などの電子機器関連事業が担っています。
世界最大の半導体製造装置メーカーであるアプライドマテリアルズに、同社製品の納品が決まるなど、期待が持てますね。
受注残高は、過去最高に積み上がっています。
産業機器関連事業では、ポンプなどに使われるメカニカルシールは国内シェア3割を誇っています。
海外展開が弱い点や、アフターサービスの受注が少ない点が同社の課題です。
日本ピラー工業への投資
日本ピラー工業について簡単にまとめておきます。
株価は高値圏ですが、指標面ではまだ割安のように思います(PER13倍、PEGレシオ0.5倍程度)。
財務面での不安もなく、同社の製品は欠かせないものですね。
優待もあってなかなか魅力的な投資先であると考えます。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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