私は株式投資を中心に資産運用をしています。
なかでも、毎年のように入ってくる配当金収入が増えてきたことで、人生のお金の不安は和らいできたように思います。
厚生年金受給者は毎月15万円、国民年金では月6万円程度というのが現実です。
もっと少ない方もいます。
一方で、老後のひと月当たりの生活費の予想は月30万円程度となっていますので、かなりの乖離があります。
配当収入が徐々に増えていくにあたって、こうしたお金の不安を小さくしていくことができます。
配当金収入を増やす大きなメリット
配当金は安定した収入源のような印象もありますが、企業の利益から出ているものなので、当然ながら増減があります。
日本取引所がまとめている国内企業の配当金総額の推移を見てください。
2020年度はコロナショックもあって、配当総額は減ってはいるものの、配当総額は徐々に増えていますね。
私たちの年金財源の一部を運用するGPIFの運用でも約4割は配当金や利子などのインカム収入となっています。
私がインカム収入である配当金を受け取るようになってから感じるのは、
- 株価の変動に一喜一憂することがない
- 来年以降もある程度インカム収入源として期待ができる
- 増配銘柄であれば勝手に配当が増えていく
もちろん、投資先の株価を気にしないことはないのですが、良いタイミングで買えた場合は後は放置で配当収入を楽しんでいるのが現状です。
10から20銘柄の分散投資を前提とした場合、配当金収入が急にゼロになるということは考えにくいことです。
分散投資をしながら、配当金を増やしていくことができれば、人生の安定度を高め、選択肢を増やしてくれますね。
先ほど上場企業の配当総額の推移がありましたが、投資をしていなければ、こうした配当収入の増加という恩恵を受け取ることができなかったのです。
配当金投資をする際のポイント
配当金を多く得るためには、いわゆる高配当株に投資をすることも選択肢です。
東証一部上場企業の配当利回り1.8%程度ですので、3%を超えているような銘柄は高配当と言ってもいいですね。
国が株式売り出しをした日本郵政(6178)で見ると、配当利回りは5.69%と高くなっています。
100万円投資をすれば、56,900円の配当収入が得られる計算ですね。
銀行への利息だと2,000円程度もないくらいなので、配当収入の大きさが分かります。
高配当銘柄を一部取り上げます。
シクリカル銘柄(郵船、製鉄)もありますが、実力のある高配当銘柄群ですね。
- 日本郵船(9101) 8.66%
- 日本製鉄(5401) 6.05%
- 日本たばこ産業(2914) 5.74%
- ソフトバンク(9434) 5.6%
- 三井住友FG(8316) 5.21%
- オリックス(8591) 3.47%
- KDDI(9433) 3.39%
- NTT(9432) 3.36%
※21.10.27現在
高配当株はもちろん魅力的な部分もありますが、
- 利益のほとんどを配当に出している
- 事業の成長力が乏しいから株価が冴えない
などもあります。
このため、
- 配当性向が高すぎないこと
- 業績が伸びていること
などは抑えておきたいですね。
増配力の高い銘柄への投資は必須
こうした高配当株も魅力的な部分もあるのですが、
- 配当を増やしていく増配銘柄
もかなり魅力的です。
なぜなら、保有しているだけで、配当金が増えていくため、取得ベースでの配当利回りがアップしていくからです。
毎年でなくても、増配を続いている銘柄は、業績が良い証拠でもあるので、私は増配銘柄への投資を基本としています。
配当金を増やすという形で分かりやすく好調さを知ることもできるため、自然と業績の良い銘柄への投資になっていきます。
ちなみに、国内企業の増配銘柄のトップ15は次のようになっています。
誰もが知っている花王が30年以上も増配を続けているわけですが、持ち続けることで配当はかなり増えますね。
コード | 銘柄 | 増配年 |
4452 | 花王 | 32 |
8566 | リコーリース | 27 |
7466 | SPK | 24 |
8593 | 三菱HCキャピタル | 23 |
4732 | ユー・エス・エス | 22 |
9058 | トランコム | 21 |
9436 | 沖縄セルラー電話 | 21 |
5947 | リンナイ | 20 |
8113 | ユニ・チャーム | 20 |
8439 | 東京センチュリー | 20 |
9433 | KDDI | 20 |
8424 | 芙蓉総合リース | 20 |
8425 | みずほリース | 20 |
6370 | 栗田工業 | 18 |
7532 | パン・パシフィック・インターナショナル | 18 |
この10年でも配当金は2倍に増えており、株主としてはメリットも大きいですね。
業務スーパーで有名な神戸物産ですが、こちらも配当金をどんどん増やしている銘柄。
例えば、約10年前である2013年10月期から保有している場合、
配当利回りは28%にまで上がっています。
こんな高配当はいまどこにもありませんが、増配株への長期投資で実現できることもあるわけですね。
すばらしい!
キャッシュインのある資産を持とう
私たちの年金は今より少なくなる可能性もあります。
厚生年金で約15万円程度、国民年金で約6万円程度、もちろん年収などによっても変わってきますが、年金だけで十分な生活ができるわけではありません。
年金は生涯貰えるため、年金+αを作るのが最適解ですね。
私が取っている方法は、
- 配当金を増やして安定した不労所得を作る
- 投資先は増配株を基本として、配当を増やしていく
- 配当金は再投資して株数を増やし、さらに配当を増やす
とてもシンプルですが、コツコツと投資をしやすく、再現性もあると思います。
現役時代にちょっと旅行に使うなども全然ありで、必ずしも再投資する必要があるわけではないです。
資産形成には時間がかかります。
40代くらいからは準備しておく必要があると考えており、その一つが収入源となる配当金収入です。
まずは少額でもコツコツ続けていくことが大事ですね。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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