投資先を選ぶ際には、分散投資が重要と言われています。
その逆が集中投資ですが、当たれば大きいですが、外れるとダメージも大きいので私も分散投資を実践しています。
テンバガーという言葉の生みの親でもあるピーターリンチも分散投資を推奨していますね。
こちらの本はかなり読みやすいのでかなりのおすすめ本です。
そこで、100万円あったら何に投資しようかなぁとあえて大企業を外して、配当も優待も欲しいと欲張って銘柄選びをしてみました。
予算100万円!優待も配当ももらえる銘柄
8425 みずほリース
22年3月期で21期連続増配を予定している国内屈指の連続増配銘柄。
リコーリースを持分法適用会社にし、日鉄興和不動産を持分法適用会社にするなど、斜陽産業であるリース業界にあって、投資を積極的に進めているのが好感を持てます。
コロナショックが起きた20年3月期の配当と23年3月期の配当予想を比較して見ると、
みずほリースは連続増配銘柄の猛者が集まるリース会社のなかでも、
トップの増配を叩き出しています。
- みずほリース 82円⇒130円(58%UP!)
- 芙蓉総合リース(8424)205円⇒316円(54%UP!)
- リコーリース(8566)90円⇒135円(50%UP!)
- 三菱HCキャピタル(8593)25円⇒31円(24%UP!)
- オリックス(8591)76円⇒85.6円(12%UP!)
- 東京センチュリー(8439)136円⇒143円(5%UP!)
いやはや、すごいですね。
私も保有銘柄が、あれ、みずほリースってこんなに配当金を出してたっけ?と感じるくらいで、この3年で1.5倍以上も配当が増え嬉しい限りです。
そんなみずほリースは、最近の株価下落で30万円程度で購入できるようになっており、魅力度が高まっていると感じます。
- 株価3215円
- 予想PER6.0倍
- PBR0.66倍
- 配当利回り4.04%
- 【株主優待】クオカード3000円(1年継続で4000円)
- 総合利回り4.94%
クオカード3000円で総合り利回り5%と魅力的です。
配当金は御覧のように、21期増配を続けるだけに素晴らしく、配当性向も低いので減配リスクも低そうです。
8771 イー・ギャランティ
総合商社の雄である伊藤忠商事の傘下である法人向け信用保証サービス会社。
円安、原材料悪化等で景気悪化懸念も出ていますので、同社の信用保証サービスは今後も伸びる要素しかないように感じます。
株価も徐々にですが堅調に上がってきていますね。
- 株価2527円
- 予想PER43.2倍
- PBR6.64倍
- 配当利回り1.03%
- 自己資本比率71.9%
- 【株主優待】クオカード1500円→廃止
- 11期連続増配中
同社は、営業利益率が50%近い国内上場企業の中でも屈指の利益率を誇る超高収益企業です。
とんでもない収益力ですね。
加えて、財務は自己資本比率70%超え、有利子負債ゼロ、手元流動性は月商の28ヵ月保有、アクルーアル銘柄(純利益より営業CFのほうが高い質の高い利益を出している銘柄)と鉄壁中の鉄壁です。
期待が高いので、PERは高いですが、指標面以外は文句なしです。
11期連続増配中ですが、15期、20期と増配年を積み重ねてくれそうな銘柄です。
残念ながら、株主優待は廃止されてしまいましたが、増配は続きそうな銘柄ですね。
8022 ミズノ
一度はだれもがお世話になったことがあるのではないでしょうか。
総合スポーツ用品メーカーのミズノです。
GORE-TEX採用商品が出るなど機能面はもちろんのこと、街着としても使えそうなのが増えているなぁという印象です。
ちょっと狙っていたのですが、最近株価が上がり調子なので、保有できていない銘柄。
株価が上がることは良いことなんですけどね。
- 株価2641円
- 予想PER9.6倍
- PBR0.58倍
- 配当利回り2.27%
- 自己資本比率67.3%
- 時価総額701億円
- 【株主優待】20%割引券ほか
ミズノは超大手だと思うんですが、時価総額はわずか700億円程度と規模はまだまだであり、
PBR0.58倍
と屈指の超割安銘柄です。
ほかのスポーツアパレルメーカーと比較してみても、
- ミズノ PER9.6倍 PBR0.58倍
- グローブライド PER6.1倍 PBR1.24倍
- アシックス PER25.1倍 PBR2.44倍
- ヨネックス PER18.1倍 PBR2.57倍
- デサント PER28.4倍 PBR3.0倍
- ゴールドウィン PER22.0倍 PBR5.68倍
と、
ミズノは圧倒的に割安(PBR)銘柄
と言えそうです。
ちなみに、私はPERで激安のグローブライドを先日買いましたが、ミズノも欲しい。
ミズノに話をもどして、今期の会社予想営業利益は105億円と前期比6.3%の伸びですが、四季報予想は120億円とかなり高い予想というのも気になりました。
1Q時点では37.96億円と前期比16.8%と高い伸びを見せており、かなり高い期待ができます(同社は1Qが最も稼ぐ時期です)。
数年低迷が続いてたミズノですが、復活の兆しかもしれませんね。
配当は過去10年以上非減配銘柄(増配もほとんどしてこなったですが)と、財務は超健全ですし、減配リスクの低い銘柄と言って良さそうです。
8923 トーセイ
最後は、東京都心を中心に不動産事業を営むトーセイです。
株価が10万円台と買いやすく、長期保有でクオカードが100株3000円(5年)ももらえる銘柄です。
私募ファンドは1兆6000億円以上の受託資産残高と、海外機関投資家中心にガンガン同社に仕事が舞い込んでおり、独立系としては屈指の受託資産残高を誇ります。
元々はマンション販売から始まった会社ですが、不動産運用会社として注目ですね。
まだ、時価総額は666億円。
- 株価1369円
- 予想PER8.2倍
- PBR0.91倍
- 配当利回り3.43%
- 自己資本比率33.8%
- 【株主優待】ホテル優待、クオカード
4銘柄に分散投資(予算100万円)
予算100万円で、4銘柄分散投資する中小株銘柄を選んでみました。
- みずほリース(約32万円) 配当利回り4.04%【優待クオカード】
- イー・ギャランティ(約25万円) 営業利益率47%【優待クオカード:廃止】
- ミズノ PBR0.58倍(約26万円)【優待・割引券】
- トーセイ 配当利回り3.4%(約13万円)【優待・ホテル割引券とクオカード】
予算100万円ということで、4銘柄を選んでみましたが、指標面で割安な銘柄であったり、収益、増配が期待できたりとなかなか魅力的です。
ミズノ、トーセイは保有していませんが、保有したい銘柄。
株主優待もあるので、なお良いですね。
四季報約3800社を網羅的に見ていくことで銘柄選びも参考になってきます。
私は毎回コンパクト版を購入して熟読していますが、毎回、違う銘柄に出会えるのが楽しみです。
ぜひ、手に取ってみてください。
上場企業の約6割にあたる3月決算企業の1Q決算が搭載され、進捗率の高い銘柄を探すことができるので注目の一冊です。
重要な一冊と言えますね。
分厚い四季報を読み切る自信がない・・・という方には、厳選された500銘柄に絞ってくれている厳選500銘柄がおすすめです。
Kindleでも読みやすいです。
価格も四季報本体よりリーズナブルになっていますので、まずはこちらを読んでみるのもおすすめ。
様々な指標(PERや配当)などのランキングもしてくれていて、こちらは本体よりも充実しています。
入門編ではこちらを読んでみよう。
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