クレジットカードって使うとポイントも貯まりますし、色んなサイトが、
クレジットカードを使うほうがお得だよ!
って書かれていますね。私もクレジットカードは推奨派です。やっぱり、現金と違って、ポイントが付くのでその分節約につながるからです。
と、思ってクレジットカードは便利だなぁと思って使っているのですが、むかし、失敗したことがあります。クレジットカードを使うと、現金払いと違って「支払いに対する抵抗感」が下がるので、結果的に多くのお金を使うことになっていました。
やっぱり、クレジットカードは使わない方がいい?
クレジットカードの還元率お得を重視しない
クレジットカードを利用することで、ポイント分お得になるんですが、
「ポイントがお得だから」
という心理が出てしまうこともあります。冷静に考えれば、クレジットカードのポイント還元率はわずか0.5%~1.5%程度です。
10,000円の買い物で安くなっても150円程度なんですよね。でも、パーセンテージはくせもので、具体的な金額に落とし込むよりなんだかお得感が増えてしまうんです。
「ポイント2倍!!」
「2枚買うと10%OFF!」
などのうたい文句を聞いたことや見たことがあるかと思いますが、ついつい「買っちゃおうかな」という心理になりますよね。
おおお、ポイント2倍だよ。って。
また、クレジットカード利用によって、支出が20%増えるという調査もあるようです。
「無意識下の思い込み」とお金との関わりについて、行動経済学や脳科学マーケティングの見地から研究を続けてきた精神科医のデビッド・クルーガー博士の『「お金」のシークレット』(三笠書房)によると、クレジットカードでは平均23%も支出が増えるそうです。日経スタイル記事より
我が家の失敗
むかし、還元率1.75%(今はありません)の高い還元率をほこるクレジットカードがありました。その前まで使っていたのが一般的なカードだったので、今までより3倍以上もお得に買い物できるという錯覚に陥ってしまったことがあります。
それは、その通りなんだけど、まずかったのが、
買い物の回数が増えてしまったこと
です。当然、支出が膨らむわけですよ。そんなんで貯金が増えていくわけありません。だって、ポイント還元のお得以上にお金が出て行ってしまっているわけだから。
現金払いのほうが支出抑制が効く
そこで、クレジットカード払いをやめて現金払いに戻したんです。ポイントも何もつかない、クレジットカードで支払うほうがお得なのに、現金払いに戻したんです。
これって、買い物をするたびにポイント還元率を利用していないので、その分損をしているわけですよね。
あえて、損をする選択をとったわけです。
結果・・・
クレジットカード払いをするよりも貯金が増えました。
なぜ貯金が増える?
クレジットカード払いをすると、現金支出のタイミングが「利用日」の後に必ずなるんですよね。そのタイムラグが、感覚を狂わせることと、
財布から現金が出て行かないので、お金が減った感覚がない
のが一番の難点と言えるでしょうか。
現金払いをすることで、「買い物をすると財布から現金が出て行く」というこの当たり前すぎる、当たり前のことが金銭感覚をよみがえらせ、お金の管理につながっていくんです。
クレジットカードを利用する人のほとんどは「ポイント分お得だから!」という理由で、クレジットカードを保有しているわけですが、そこだけに目を向けてしまうと大事なものを失ってしまいかねません。
クレジットカード払いは利用しない方がいい?
と、ここまではクレジットカード払いは利用しないほうがいいんじゃないという意見を書いてきたんですが、冒頭にも書きましたように、私はクレジットカード推奨派です。
やっぱり、「ポイント分お得だから」というのは大きな大きな家計への寄与になるからです。
そこで、私の経験上、クレジットカードを使い過ぎないポイントをまとめておきます。
固定費は絶対クレジットカード払いを使うべき
クレジットカードの良くない点で「お金が減った感覚がない」から使いすぎるというのがあるということでした。
例えば、保険料、税金、電気代、ガス代、水道代、スマホ代、こうした毎月毎月絶対に出て行く支払いってありますよね。こうしたものは、お金が減った感覚を持つ必要は全くありませんので、絶対にクレジットカード払いを選択するほうがお得です。
月に5万円固定費があれば、1%還元のクレジットカードを利用するだけで、年間6,000円もお得になるんです。これって大きいですよね。
また、保有するだけでお得ってカードも要チェックです。
例えば、ドコモユーザーであればdカード GOLDを持っておくだけで、通信料金の10%ポイントが付くんですよ。
クレジットカード専用の銀行口座を持っておく
クレジットカードは使ったあとに、銀行口座に入金すればかぎりなく現金払いと近くなります。そのためには、クレジットカード専用の銀行口座を持っておくことをおすすめします。
カードの代金とその銀行の口座残高をチェックするだけで、引き落とされないリスクを回避することができるからです。
残高不足で引き落としがされない・・・ってだけで、信用リスクを負いますからね。
参考 クレジットカード引落口座の残高不足は危険!信用をなくすかもしれません!
クレジットカード専用口座を作るときのポイントですが、
- 入金しやすい銀行
- 引き出しにくい銀行
例えば、入金しやすい銀行は、あなたの給料口座から振込手数料が不要の銀行や、会社や家の近くにある銀行がおすすめです。
前者であれば、三菱UFJ銀行からauじぶん銀行であれば、振込手数料無料で資金移動が可能です。
公式 auじぶん銀行
どれか1枚をもつならどれ?
クレジットカードは、自分の生活に合ったカードを選ぶのが基本です。イオンを使いまくる人はイオンカードがいいですし、ライフならライフカードなど最もポイントを貯めやすいカードを選ぶと家計への貢献度も大きいですね。
ちなみに私がよく利用しているのが、リクルートカードです。
年会費無料で還元率1.2%と高いのが特徴ですよ。nanacoで税金を支払う際にもチャージでポイントが貯まる貴重なカードです。貯まるポイントはじゃらんネットなどで利用できます。
Pontaにも交換できるので、ローソンで利用することもできますよ。
年会費無料で還元率1.2%と最高水準のカード |
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リクルートカードに申し込んでみる |
ちなみに、リクルートポイントはリクルートグループでしか使えない。使いにくいという声もありますが、そんなことありません。
また、リクルートポイントは期間限定ポイントを付与してくることが多いんです。私は、ここ3か月で5万ポイント(5万円相当)ももらえて、ありがたく使わせてもらっています。
また、パートナーが持っているのはエポスカードです。優待が多いからですが、保有する理由がシンプルなほうがいいですね。
エポスカードは、還元率は0.5%と並ですがセキュリティも高く、優待される店舗が多いのが特徴です。
特にマルイが近くにあると良いカードですね。
クレジットカードは使い過ぎに絶対注意!管理ができない場合は、使わないほうがいいです。それでも、固定費はクレジットカード払いにしたほうが家計にとってプラスになるので、最低限それは設定しておくほうがいいですね。
あとは、お金の管理が自分にしっくりくれば、支出が増えるという事態を防げるはずです。
そうすれば、固定費以外にも利用するといいですね。
以上、私の失敗談でした。
では。
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