将来のお金不安を小さくするために、株式投資をしています。
主に配当金収入を得ることを目的に、年間100万円以上の配当を得ています。
配当金のデメリットは、企業が得た利益に課税されたうえで、私たち株主の手元に入るので、複利運用としては効率が悪いことです。
また、配当利回りの高い高配当株は、成熟産業が多く、株価の伸びが弱い(あるいは下がる)こともデメリットとして挙げられますね。
一方で、メリットは、何もしなくてもキャッシュイン(配当金)があることですね。
得られた配当金を再投資することで、さらに配当が増えるループを作っていくことができます。
それ以外のメリットについても考えてみました。
配当金のメリットを考える
積み立てた資産を取り崩すことに抵抗感はありませんか。
私は、抵抗感があります。
できれば、資産は右肩上がりで増えて欲しいという思いがあるからです。
また、一度取り崩しを始めると、これは性格にもよると思いますが、「取り崩し癖」が出てしまいそうで恐いです。
世間では、4%ルールなど取り崩しルールがありますが、資産がアップダウンしながらで、取り崩しルールをきちんと自分は守れるだろうか?と考えたときに、眉間にしわが寄りました。
難しいかも・・・。
あなたはどうでしょうか。
ルール通り行動できれば、これほど簡単なことはありません。
しかし、私たちには感情があります。
この感情が、投資では時にして非常に悪い方向に持っていくこともあります。
私は、取り崩していくことに抵抗感があるので、この時点で感情的にもルールを守れなさそうですよね。
一方で配当金は、取り崩すことなく、勝手に入金してくれるという大きなメリットがあります。
心理的にも、「入金があった」という感覚なので、理論は別として資産は減らずに入金ループを作れる点では優れていると感じます。
- 資産を取り崩すのには、抵抗感がある
- 配当金投資はデメリットはあるものの、資産を取り崩すことなく、入金ループを作れるメリットがある
配当金メリットは「増配」にある
配当金投資の最大のメリットは、業績に応じて配当金を増やす「増配」にあると考えています。
増配が続いている銘柄は、業績が良いことが多いので、株価も上がっていきます。
加えて、配当利回りは投資当初はそれほど高くなくても、増配が続くことで、取得ベースでは信じられない高配当になることもあります。
業務スーパーを展開している神戸物産は、コロナ禍でも業績絶好調ですね。
13年10月期の配当は3%と非常に高かったですが、現在の配当利回りは0.45%に過ぎません。
もし配当3%のときに投資をして、今まで保有していると配当利回りはどのように増えているのか。
実際に見てみましょう。
増配が続くことで、なんと取得ベースでは28.4%にまで配当利回りが上昇しています。
これが、配当金投資の一番のメリットです。
増配が続く銘柄は、株価も上がっており、莫大な含み益と投資利回りがすごくなるんです。
「もしいま利回り20%の投資があるよ」となると怪しさ満点ですが、実際には増配銘柄を長く持つことで、実現できることがあるんですよね。
そして、この配当金だけで投資元本を回収できている点で、増配株の魅力があります。
神戸物産は、過去10年の配当成長率が30%と非常に高いので、こうした増配力の魅力が存分に出た例と言えそうです。
私はこうした増配銘柄にメリットがあると感じ、配当金投資をしています。
増配力の高い厳選銘柄
過去5年の増配力が高い銘柄をいくつかピックアップしてみました!
配当成長力が高く、利益成長力の高い銘柄ですね。
増配率 | 3年平均 | 5年平均 |
6036 KeePer技研 | 64.4% | 46.1% |
4369 トリケミカル研究所 | 47.9% | 46.7% |
3925 ダブルスタンダード | 40.1% | 33.4% |
3465 ケイアイスター不動産 | 25.1% | 31.8% |
2130 メンバーズ | 22.6% | 23.9% |
3663 アートスパーク | 33.9% | 32.0% |
私は、この中ではケイアイスター不動産とアートスパークを保有しています。
増配が続くことで、取得ベースでの高配当が実現できればいいと考えています
増配銘柄をストックしておきながら、相場が休んでいる(下がった)ときに購入することが吉ですね。
配当金投資のメリット
配当金は、メリットもデメリットもあります。
デメリットのない投資はないので、自分が投資をするうえで何にメリットを感じ、また、自分に合う投資なのかを知っておくことが大事ですね。
私が思う配当金投資のメリットは、
- 資産を取り崩すのには、抵抗感がある場合、配当金はそれがない
- 配当金の再投資で入金ループを作ることができる
- 増配力の高い銘柄を長く持つことで、取得ベースでの高配当が実現できる
- 高い増配が続くと配当金だけで投資元本の回収も可能
もし、これから投資をするなら、配当金のメリットもぜひ知ってみてください。
再投資資金が毎年確保される点も、メリットを感じています。
スマホでも使いやすいLINE証券を使って、銘柄分析をしています。
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