我が家は将来の教育費負担を乗り越えるために、配当収入を増やすことを目的に株式投資をしています。
不労所得である配当収入が増えると、家計のキャッシュフロー的にもメリットですので、コツコツと時間はかかりますが増やしていきたいと考えています。
投資を始めた頃は年間数万円程度の配当収入でしたが、現在は100万円以上の配当収入を得るまでに成長してきました。
平均すると月10万円程度の配当収入があるので、メリットを大きく感じるようになっています。
配当収入を得るための投資を続けていく中でも、失敗も経験しながら、ノウハウを蓄積していますが、今回は配当収入を増やすためのポイントをまとめてみました。
これから配当収入を増やす投資を考えている方にとって、参考になれば幸いです。
増配銘柄を探す際のおすすめサイトもご紹介しながら、チェックポイントをまとめています。
配当収入を増やすためのポイント5つ
私が投資をする際に、最低限チェックしているポイントをまとめてみました。
チェックポイント
- 配当金の推移
- EPS(1株利益)の推移
- 配当性向の推移
- 配当政策を確認する
- 株価の推移
無料で見ることができる参考サイトでは、次の2つがおすすめ!
- バフェットコード
- IR BANK
私は、このほかにLINE証券の銘柄スカウターが便利なので、よく見ています。
LINE証券は、使い勝手も良いので口座を開設しておくと良いでしょう。配当金の推移を見ておこう
配当収入を増やしていくためには、株数を増やすほかに、保有株が増配してくれることが重要です。
業績が好調であれば、配当金を増やしてくれる銘柄も多いので、高配当銘柄よりも、増配力の高い銘柄のほうを重視しています。
高配当銘柄も魅力的ですが、増配力が乏しい場合、高配当がはく奪されると(減配)、大きな株価の下げの可能性もあるからです。
そこで、過去の配当金推移を見ておくことが大事です。
事例として、ドン・キホーテやスーパーのユニーなどを展開するディスカウント業界の国内最大手のパン・パシフィック・インターナショナルHD(7532)を取り上げます。
同社は、
17期連続で増配
を続けている銘柄であり、21年6月期に18期連続の増配を予定しています。
国内銘柄のなかでも有数の増配銘柄ですね。
IR BANKを見てみると、配当金の推移を確認することができます。
分割調整後となっているので、定期的に分割していることも分かりますね。
分割すると、株数は増加していくので株主のメリットも大きいです。
バフェットコードでも、配当金の推移を確認できます。
こちらのほうがグラフにしてくれているので、視覚的には分かりやすいですね。
EPSの成長を見てみる
1株当たりの利益であるEPSの成長も重要視しています。
株価は、PER×EPSで算出されますので、EPSが上がっていくことはPERが変わらない場合、株価の上昇を意味します。
また、持続的な利益成長がなければ、配当金の増配も見込めません。
EPSが伸びていることは、利益成長を確認できる点で良いですね。
配当性向の推移をチェックする
配当性向は、1株当たりの利益に対して、1株配当金をどのくらい出しているかを見る指標です。
私は50%未満の銘柄を中心に投資をしています。
ポイントとしては、
- 配当性向が一定であるか
- 配当性向が50%未満であるか
パン・パシフィックの場合、配当性向が10%台で推移しており、理想的な展開です。
配当性向が一定でない場合、EPSや配当金が年によって大きく変わっている可能性が高いです。
また、配当性向が高すぎる銘柄は、利益の源泉となる事業への投資に回すお金が少なくってしまいます。
利益の成長が大事ですので、配当性向が高すぎる銘柄は避けるようにしています。
配当政策をチェックしよう
配当政策は、有価証券報告書で確認することができますが、バフェットコードでも簡単に見つけることができます。
具体的に書かれているのが最も良いですね。
例えば、「配当性向20%以上とする」「1株配当金〇円を下限とする」などです。
パン・パシフィックを見てみましょう。
増配を継続する「累進的配当政策」を基本方針
としています。
累進配当は、三菱商事や三井住友FCも取り入れていますが、
減配せずに、配当を維持または増配を基本とする配当政策
です。
配当政策のなかでは、最も理想的な政策を取り入れていますね。
増配が基本方針なので、増配銘柄として魅力的です。
株価は右肩上がりか
株価のチェックも欠かせません。
右肩下がりのチャートの場合、なんらかの”買われない”原因があるわけですから、避けなければなりません。
パン・パシフィックは、右肩上がりのチャートが続いていますので、投資候補となりますね。
週足チャートでも見てみると、常に右肩上がりではなく、横ばいで推移しているときがあります。
投資する際には、こうした横ばいから出来高を伴って上げ始めたときが投資のタイミングの一つですね。
上げ切ったときではなく、チャートが休んでいるときが投資のチャンスと考えています。
増配銘柄を探してみよう
私は複数の証券口座を保有していますが、スクリーニング機能では、増配銘柄を抽出できないんですよね。
ただ、LINE証券では、増配銘柄を抽出できるので、参考になります。難点は、増配年数が実態とちょっとズレている点です。
設定の影響かもしれませんが、増配銘柄を探す際には重宝します。
増配銘柄の保有で配当収入を増やす
配当金収入を増やすための銘柄選びの最低限の5つのポイントについてまとめてみました。
おさらい
- 配当金の推移
- EPS(1株利益)の推移
- 配当性向の推移
- 配当政策を確認する
- 株価の推移
私はこのほかに、営業CFマージンやROEも重視しています。
営業CFマージンは、現金を稼ぐ力を見ることができる指標で営業CF÷売上高で算出できます。
Excelにまとめるようにしていますが、パン・パシフィックの場合は、営業CFマージンはプラスで推移していますね。
小売業なので高くはありませんが、プラスで推移している点は大事です。
ROEも10%を超えており、効率的な経営ができている会社と言えそうです。
また、増配率もチェックしています。
パン・パシフィックの場合、直近増配率が下がっているので、業績の伸びが悪いのかな?と気づきにもなります。
高い増配率が続いていると、取得ベースでの高配当も実現できるので、重視したいですね。
配当収入が増えていくと、家計の防御力を高めることにもなります。
減配する銘柄を完全に避けることはできませんが、配当金の推移や増配率などを見ながら投資先を探していくことで、”外れ銘柄”は避けることができるでしょう。
配当金は安定した収入源となってくれますので、再現性の高い投資とも言えます。
投資先のチェックをしながら、将来の配当収入を増やすことができれば、選択肢も増えてきますね。
参考になれば幸いです。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
【LINE証券のメリット】
- 1株数百円から手軽に投資ができる(最低100円から投資ができる)
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