高配当株で人気の総合商社の7社の決算が出そろいました。
配当金を維持または増配(つまり減配しない)累進配当政策を取り入れている三菱商事は、増配を発表!つぶやいたところ、ものすごい数のいいねが・・・三菱商事好きですね。
大手総合商社は7社は以下の通り(豊田通商、双日を除く5大商社とも言われますが)。
コード | 会社名 |
8058 | 三菱商事 |
8001 | 伊藤忠商事 |
8031 | 三井物産 |
8053 | 住友商事 |
8015 | 豊田通商 |
8002 | 丸紅 |
2768 | 双日 |
三菱商事・伊藤忠商事は増配継続へ!
各社の20年3月期→21年3月期の配当金推移です。
豊田通商と双日は、配当金予想は非開示。
丸紅は57%の大幅減益。
三菱商事、伊藤忠商事は増配を続けてくれましたね。住友商事は見た目減配ですが、記念配当が入っていたため、普通配当で見ると配当維持です。
令和2年5月8日の市場が開いているときに、決算が発表されていましたが、日経平均株価が500円も上がる上昇の日だったとはいえ、大きく上昇しましたね。
特に住友商事は、大きな減益にも関わらず、減配しなかったことがポジティブに受け止められたのかもしれません。
三菱商事、伊藤忠商事、三井物産もかなり上げました。
大型株がここまで上がるのは久しぶりに見た気がします。
減配がすごかった丸紅は上昇相場に乗れていませんね。保有しているのに・・・・。
20年3月期の最終利益
前期20年3月期の最終利益と期初予想と比較してみました(住友商事は修正後)。

ま、丸紅・・・・・
原油価格の大幅下落による減損が大きいこともあり、丸紅のみ最終赤字。
住友商事も大きな減益ですが、各社黒字を確保していますね。
伊藤忠に限っては、当初予想通りの決算。資源分野のウェートが小さく、非資源分野に重点を置いたポートフォリオが奏功していますね。
そして、増配もしっかり。
PBR1倍割れで割安!
新型コロナウイルスの影響により、各社すべての業績見通しが出そろっていないので(総合商社に限らずですが)、PERでの比較はできません。
ただ、PBRでの比較はできますので、比較してみました。
伊藤忠商事を除いて、PBR1倍割れとかなり低いですね。
営業キャッシュフローマージン
減損もあり各社最終利益は、伊藤忠商事を除いて減らしていますが、キャッシュフローも見ておく必要があります。
現金を稼ぐ力を見る営業キャッシュフローマージン(営業キャッシュフロー÷売上高)を比較してみました。
丸紅もキャッシュはきちんと稼いでいますね。
三菱商事の売上高半端ないですね。。。
どこに投資する?配当利回りの比較
最後に各社の配当利回りと配当政策を見ておきましょう!
丸紅は大きく減配しました。配当利回りは3.2%と魅力に欠けますね。
保有株の利回りは2%台に落ち込みました・・・(売りませんが)。
豊田通商、双日は21年3月期の配当金は非開示ですので、減配も増配もしなかったと仮定した場合の数字です。
魅力度で言えば、三菱商事が最も高いですね。
累進配当で、配当利回り5.7%という高配当です。
三菱商事の配当政策
その三菱商事の配当政策です。
21年度までの中期経営計画まで、
累進配当政策(減配しない)
を取り入れています。
21年度までは、配当利回り5.7%以上(R2.5.8株価)が約束されているので、魅力的な投資先ですね。
伊藤忠商事の配当政策
伊藤忠商事も実質累進配当政策を取り入れており、増配を続けていますね。
三井物産の配当政策
三井物産は新たに中期経営計画を発表しています。
2023年度までは、
1株配当金80円を下限
としていますので、配当利回り5.0%が下限となり、安定配当としていいですね。
住友商事の配当政策
住友商事は、配当性向30%程度という数値目標があります。
業績連動のため、減配リスクは今まで見た3社と比較して高いと思いますが、業績が良ければ増配も大きくなるメリットもありますね。
今期の配当維持はポジティブ。
丸紅の配当政策
丸紅は配当性向25%以上という数値目標があります。
大きな減配は、業績の悪化に伴い、財務悪化を防ぎ、配当政策に基づくものですね。
豊田通商の配当政策
豊田通商は配当性向25%以上という数字目標があります。
双日の配当政策
双日は連結配当性向30%程度と数字目標を持っています。
総合商社7社の配当政策まとめ
令和2年5月8日終値、豊田通商、双日は配当維持とした場合の仮定の数字です。
やはり、三菱商事の魅力度が群を抜いているように思います。
コード | 会社名 | 配当利回り | 配当政策 |
8058 | 三菱商事 | 5.7% | 21年度まで累進配当政策 |
8001 | 伊藤忠商事 | 4.1% | 20年度は累進配当政策 |
8031 | 三井物産 | 5.0% | 23年度まで1株80円下限 |
8053 | 住友商事 | 5.4% | 連結配当性向30%程度 |
8015 | 豊田通商 | 4.3% | 連結配当性向25%以上 |
8002 | 丸紅 | 3.2% | 連結配当性向25%以上 |
2768 | 双日 | 6.9% | 連結配当性向30%程度 |
コツコツ個別銘柄の積立投資ができるLINE証券を活用して、商社株は積み上げていきたいと考えています。
各社、資源価格に業績が左右されるなど、足元の環境は悪い状況ですが、配当金を維持または増配した銘柄は注目しておきたいですね。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
【LINE証券のメリット】
- 1株数百円から手軽に投資ができる(最低100円から投資ができる)
- 全銘柄買付手数料が無料
LINE Pay・LINEポイントを使って投資ができる(1ポイント1円で入金可能)
- 平日21時まで取引可能
- LINEアプリから取引ができる
- LINE Payで引き落とし設定が簡単
- 投資信託も購入できる
コメント